国産のビッグタイトルが、当地の日本で発売されないかもしれない、そんなおかしな状態に海外メディアも注目したのか、イギリスのニュースサイトGamesIndustry.bizがこの状況について[url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=28144]記事[/url]を掲載しているのでご紹介します。
今日掲載されたこの記事によると、Xbox 360版のバーチャファイター5が日本でリリースされない(かもしれない)理由は、本体の普及率があまりにも少ないからだと伝えています。PS3版のバーチャファイター5でもリードプランナーを務めた村山亨氏が、先週幕を閉じたドイツのビッグイベント ライプツィヒGames Conventionで、以下のように語っていたそうです。
“日本のゲーマー達の間で、Xbox 360が大変人気があるとは言い難いのは本当です。そのことが(Xbox 360バージョンの)バーチャファイター5を日本でも発売するかまだ決断していない理由です。しかし、北米と欧州のマーケットでゲームをリリースすれば、それは人々にXbox 360を購入させるキータイトルとなるでしょう”
本体が普及していないからリリースしない、というのは悪循環、むしろ普及していないから出すべき!と言ってしまいたくもなりますが、今回は簡単なコメントという形だけでしかセガ側の意向が伝わっておらず、発売を決断できない本当の理由は他にもあるのかもしれません。
あるいは北米版がリージョンフリーだったら、というあきらめに近い望みもないことはありませんが、タイミングがシビアな格ゲーにおいて、アメリカやヨーロッパ圏のユーザーとの対戦はPing値の問題でかなり厳しいものがあります。最近のGameSpotの[url=http://www.gamespot.com/xbox360/action/virtuafighter5/news.html?sid=6176801&mode=previews]プレビュー[/url]によれば、本作のオンラインモードは、Ranked MatchとPlayer Matchという二種類の対戦モードが用意されているとのこと。ラグの少ない日本のユーザー同士でもマッチングが可能なのか、それともプライベートオプションを使ってフレンド同士で待ち合わせるしかないのか、現状ではまだはっきりしておらず、果たして快適に対戦できるオンライン環境が日本でも整うのかは不明。また、リージョンフリーのアジア版についても、発売されるかどうかはまだ確認されていません。
どうせなら、この際PS3版もオンライン対応になって、日本人同士でクロスプラットフォーム対戦!そんなありえそうにない夢を空想しつつ、「日本版発売は未決定」という今の状況が少しでも好転することを望むばかりです。[size=x-small](ソース: [url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=28144]GamesIndustry.biz:No Japanese launch for Virtua Fighter 360?[/url], イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/8bitjoystick/1245521035/]Flickr[/url])[/size]
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