Modern Warfare 2がイギリスで通常よりも高い55英ポンド(約8800円)と発表され、小売価格のあり方について海外で様々な論争を生んでいますが、あの“PS3撤退騒ぎ”で波風を立てたActivisionのCEO Bobby Kotick氏は、「もっと高くしても良い」という思い切った発言をしています。
昨日行われたカンファレンスコールにおいて、同社の価格戦略について小売店の反応を質問されたActivision Publishing社長のMichael Griffith氏は、以下のように説明。
“今年我々が発売する、周辺機器が同梱されているものも含め全てのタイトルの価格設定に関しては、ご指摘のように、マーチャンダイジング、マーケティングプログラム、そして価格帯についても、小売店からの強い受け入れと支援があります。”
この発言に対し、Bobby Kotick氏は次のように付け加えました。
“もし私に任せるなら、価格はもっと高くするでしょう。”
このKotick氏の発言は、Modern Warfare 2をはじめ、人気タイトルへの強い需要があってこそのものと見られていますが、海外ユーザーからは怒りにも近い反発的な意見が多数寄せられており、火に油を注ぐような形になっています。(ソース: Edge Online: Activision CEO Would Like To Raise Game Prices "Even Further")
【関連記事】
Activision「PS3を値下げしないならソニーのサポートを止めるかもしれない」
ソニーのストリンガー会長、ActivisionのPS3値下げの圧力を拒絶
元SCEE会長『Modern Warfare 2』の値上げについて「大作ゲームなら妥当」
Activisionが『Dead Space』を指揮したEAのベテランスタッフをヘッドハント
認知度低下を懸念?『Modern Warfare 2』に“Call of Duty”のブランド名が復活
Activision、ジャンルを超えた『Call of Duty』フランチャイズの拡大を計画中