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海外レビューハイスコア 『Call of Duty: Black Ops』

海外で11月9日に発売されたActivisionの超人気ミリタリーFPSシリーズ最新作Call of Duty: Black Ops。海外大手サイトのレビューが出揃ったのでその評価内容をまとめてお伝えします。

PC Windows



GameTrailers: 9.3/10

デザイン: 9.7/10
ストーリー: 7.7/10
ゲームプレイ: 9.2/10
演出: 9.6/10

Computer and Video Games: 9.3/10
総評: シリーズでもベストの一つと言える興奮と野蛮に満ちたシングルプレイキャンペーン。しかしこれで4回目となるマルチプレイモードにあなたは驚くことができるだろうか。長所: ここ数年で最高のキャンペーン。驚異のセットピース。妥当なプロット。Wager Matchは素晴らしい。短所: 敵スポーンやAIがまだ不安定。

GameSpot: 9/10
総評: Call of Duty: Black Opsは夢中にさせるキャンペーンや興奮のマルチプレイ対戦によってシリーズの基準をさらに豪華なものにした。長所: スリリングで変化に富んだキャンペーン。バラバラになったストーリーが興味深い世界観を生む。マルチプレイの新たな通貨システムは意欲をそそる。Combat Trainingで誰もがマルチプレイの興奮を味わえる。Theater Modeで栄光や失敗の瞬間を共有して楽しめる。短所: 短いキャンペーン。

Game Informer: 9/10
Black Opsのように巧みに作られたものを嫌いになるのは難しいだろう。Call of Dutyは依然として最も快適かつとっつきやすいFPSであり、私はとても楽しくプレイできた。その一方で、巨額の宣伝費が投じられたTreyarchのフランチャイズ超話題作は、Modern Warfare 2.5のように感じられるのが残念だ。だが、ActivisionはまだCall of DutyをTony Hawk化させたわけではなく、いずれにせよ私は洗練された続編を喜んで購入するだろう。

IGN: 8.5/10
Call of Duty: Black Opsは楽しめる内容たっぷりの全体として素晴らしいパッケージである。マルチプレイモードの大部分はModern Warfareで既に作られたものを基にしているが、Treyarchの加えたひねりはうまく機能している。私が問題だと感じたのは新モードのWager Matchで、それ自体は楽しめるのだが、Modern Warfare 1や2のハイクオリティで中毒性の高い経験値システムやゲームモードに比べるとやはり劣ってしまう。シングルプレイモードは疲れてしまうほどペースが速く大掛かりな内容で、味方及び敵の精彩を欠いたAIから注意をそらそうとしてくれる。本作のストーリーは私が見たCall of Dutyシリーズの中でも最高の出来栄えだった。単独のゾンビゲームよりも充実した本作のゾンビモードも組み合わせると、Black Opsは例えあなたがシリーズのファンでなくとも間違いなく時間を費やす価値がある。

演出: 9/10
グラフィック: 8.5/10
サウンド: 9.5/10
ゲームプレイ: 8/10
持続性: 910

Eurogamer: 8/10
Black Opsの意外にも素晴らしい要素は、様々なFFAゲームモードでCODポイントをギャンブルできるWager Matchだ。(中略)Call of Dutyは長い間桁外れの成功パターンに落ち着いているが、Activisionにとって幸運なことに、Black Opsはその流れをほとんど乱さなかった。

Giant Bomb: 8/10
Black Opsは大量のゲームモードやオプションなどありとあらゆる物が詰め込まれているが、中核となるアクションは(前作と)ほとんど変わっていない。

Destructoid: 6/10 (PC版レビュー)
正直なところ私はBlack Opsを心からもっと褒めたかった。本作はModern Warfare 2よりもPCゲーマーからいっそう期待され、Treyarchが初めてInfinity Wardの影から表舞台に姿を現したCall of Dutyだったが、その栄光は耐え難い内容のPC移植によって台無しになった。(中略)マルチプレイの多くの欠陥を埋め合わせる偽りなく見事なシングルプレイヤーキャンペーン、可笑しさいっぱいのゾンビモード、それらはいずれも奥深さやボリュームの面で不足しており、Black Opsが私の知る本来あるべき本当に素晴らしいゲームになることはなかった。本作は途方もなくしっかりと作られたゲームで、ひとたびパッチで修正されれば、今年発売されたタイトルの中でも簡単に一番の座につくことができるだろう。だが現段階では、本作の(PC版の)購入を私はおすすめしない。アップデートがリリースされるまで待って、その後ジャンプインすればいい。既に購入した人々は酷い目に遭うだろう。マルチプレイが修正されれば、レビューのスコアに少なくとも2点、おそらく3点は追加しても構わない。

* * * * * * *


海外で11月9日に発売されたActivisionの超人気ミリタリーFPSシリーズ最新作Call of Duty: Black Ops。海外大手サイトのレビューが出揃ったのでその評価内容をまとめてお伝えします。

前作Call of Duty: Modern Warfare 2を手がけたInfinity Wardがパブリッシャーとのトラブルでスタッフ集団離脱という事態に陥り、フランチャイズの行く末を心配する声もあった中、Call of Duty: World at Warに続いてTreyarchが開発を担当した本作。Metacritic.comの平均レビュースコアは9点前後を維持しており、前作に引けを取らない申し分ない評価となっています。

主にレビュアーが長所として挙げているのは、説得力と緊張感あるストーリーを用意したシングルプレイキャンペーン、通貨システム「CODポイント」や武器・キャラクターのカスタマイズ機能など多彩な要素が加わったマルチプレイモード、そしてゾンビモードを初めとする遊びごたえ十分のゲームボリューム。

反対に、前作Modern Warfare 2から大きな進歩がないこと、シングルプレイにおけるAIの動作、シングルキャンペーンの短さ、マルチプレイにおける不具合といった点が短所として指摘。またPC版は数々の技術的問題やゲームがプレイできないなど深刻な不具合が次々とユーザーから報告されており、Metacriticの平均ユーザースコアは4.1と厳しい評価が与えられています。

尚、海外では本作のニンテンドーWiiやDSバージョンも存在しますが、まだ大手サイトのレビューは掲載されていません。

国内では字幕版が11月18日、PS3とXbox 360の吹き替え版が12月16日発売予定。スクウェア・エニックスの公式サイトでは安室奈美恵の曲をフィーチャーしたテレビCMが放映中。

今作のTreyarchの貢献によってシリーズの人気が保たれた感もあるCall of Dutyブランドですが、来年以降、Infinity Wardの復活は実現するのか、あるいはSledgehammerや別のスタジオが後を継ぐことになるのか、今後の展開も気になるところです。(ソース: Metacritic)

※UPDATE: レビュースコアの間違いを一部訂正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。


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《Rio Tani》
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