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2010*年末企画 『Call of Dutyシリーズの歴史』

PC Windows


毎年恒例の特集年末企画。本記事では『Call of Dutyシリーズの歴史』と題しまして、Activisionの人気シリーズCall of Dutyの過去作品から最新作までを一挙にご紹介したいと思います。約7年の歴史を持つシリーズだけに、結構な作品数となっています。

* * * * * * *



Call of Duty


開発:Infinity Ward
機種:PC/Mac/Xbox 360(XBLA)/PS3(PSN)
発売年:2003年, 2004年(Mac), 2009年(XBLA/PSN)

記念すべきシリーズ第一作目。当時ミリタリーFPSの代名詞とも言われたMedal of Honor: Allied Assaultを開発した2015, Inc.の元スタッフによって設立されたInfinity Wardが開発。幾つかの戦争映画をオマージュした迫力ある演出に加えて、プレイヤーの周囲で様々なリアクションを取る多数のNPCがゲームを盛り上げた。
プチ情報
* 昨今では当たり前となっている銃眼視点やシェルショック効果(耳鳴り)をいち早く取り入れていた。
* 立派な髭が特徴のプライス大尉が初登場。
* この時点ではヘルスの自動回復は無く、一般的なヘルスパックで回復する仕様。
* Infinity Ward設立と本作開発の裏には、2015, Inc.時代Electronic Artsと“主人公のヒーロー性”に関する意見の相違があったためと言われている(本作ではプレイヤーはあくまで一兵士という位置づけ)。



Call of Duty(Mobile)


開発:Mforma
機種:Mobile
発売年:2004年

Mforma(現Hands-On Mobile)によって開発された携帯電話向けのCall of Duty。FPSではなく2Dのトップダウンシューターとなっている。IGNのレビューでは10点満点中8点となかなかの高評価を受けた。



Call of Duty(N-Gage)


開発:Nokia
機種:N-Gage
発売年:2004年

NokiaのN-Gage向けCall of Duty。4つの異なる戦場での11のミッションを特色とする。最大4人までのマルチプレイヤーも搭載していた。バグや不具合が多く、フレームレートも低かった(戦闘が始まると急激に低下する)。



Call of Duty: United Offensive


開発:Gray Matter Interactive
機種:PC
発売年:2004年

Call of Dutyの拡張パックとして発売された本作では新たなミッションが多数追加されている。中には爆撃機の銃座に搭乗し敵戦闘機を迎撃する異色の空中戦ミッションも。また火炎放射器などの新兵器追加の他、マルチプレイでは乗り物が登場したりランクシステムが採用されるなどの進化が見られる。
プチ情報
* パーティクルシステムの進化により煙や爆炎の表現力が上がった。
* 開発を行ったGray Matter Interactiveは後にTreyarchと合併。
* 手榴弾を“料理”(点火してから投擲までの時間を調節)できるようになった。
* 新たに追加された武器の中には設置可能な軽機関銃も。



Call of Duty: Finest Hour


開発:Spark Unlimited
機種:PS2/Xbox/GC
発売年:2004年

コンソール機のみで発売となった外伝的作品で開発はSpark Unlimitedが担当。初代Call of Dutyとは異なる完全オリジナルのストーリーが展開されるが、シリーズの精神は引き継いでおり連合軍(アメリカ・イギリス・ソビエト)に所属する6兵士の視点からの物語が描かれる。
プチ情報
* 俳優デニス・ヘイスバートがナレーターとして参加。
* ロックバンドAC/DCのメンバーであるブライアン・ジョンソンも声優として参加(イギリス軍特殊部隊スターキー軍曹役)。



Call of Duty 2


開発:Infinity Ward, Aspyr Media(Mac移植)
機種:PC/Mac/Xbox 360
発売年:2005年, 2006年(Mac)

Infinity Wardの自社エンジン(IW engine)で制作されたシリーズ第二作目。グラフィックが大幅に進化した事や、味方AIがダイナミックに状況を伝えるバトル・チャッター・システムの搭載でよりリアルな戦場が再現されている。
プチ情報
* クイックセーブが廃止され、チェックポイント制になった。
* プレイヤーのヘルスが自動回復制となった。
* バトル・チャッター・システムは「味方兵士が静かすぎる」という軍事アドバイザーの指摘が元になったと言われている。
* 今作でも立派な髭が特徴のプライス大尉が登場



Call of Duty 2(Mobile)


開発:Mforma
機種:Mobile
発売年:2006年

開発は携帯電話向けのCall of Dutyと同じくMforma。FPSではなく2Dのトップダウンシューターとなっている。本作もIGNのレビューで10点満点中8点となかなかの高評価を受けた。



Call of Duty 2(Pocket PC)


開発:Aspyr Media
機種:Pocket PC
発売年:2007年

Aspyr Mediaによって開発されたPocket PC版Call of Duty 2。Pocket PC向けに最適化されており、タッチスクリーンにも対応。3つのキャンペーンを通して12のレベルが楽しめる。
プチ情報
* マルチプレイヤーが可能になる無料パッチが配布されている。



Call of Duty 2: Big Red One


開発:Treyarch, Gray Matter Interactive, Pi Studios
機種:PS2/Xbox/GC
発売年:2005年

コンソール機向けCall of Dutyの第二弾。本作ではイギリス軍およびソ連軍のキャンペーンは無く、アメリカ軍第1歩兵師団(ビッグ・レッド・ワン)の物語のみが描かれている。開発はTreyarchに加えてGray Matter InteractiveおよびPi Studiosからのスタッフも参加している。
プチ情報
* 本作にはマイケル・カドリッツやジェームズ・マディオなどTVドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』に出演した俳優が声優として多数参加している。
* 映画『The Big Red One』にも出演したマーク・ハミルがナレーターとして参加。
* ボックスアートに写っているのは主人公ローランド・ロジャーの声優を務めた俳優のスティーヴン・ソー。



Call of Duty 3


開発:Treyarch, Pi Studios
機種:Xbox 360/PS3/Wii/PS2
発売年:2006年

メインシリーズの第三作目でありながら、Call of Duty: Finest HourやCall of Duty 2: Big Red Oneのようにコンソール機版のみのでPC版は発売されなかった。Treyarchが手がける二作目のCall of Duty(一作目はCall of Duty 2: Big Red One)。
プチ情報
* コマンド入力を要求する近接格闘イベントがある。これは後の作品でも登場する。
* カナダ軍が使用できる2番目のWWIIゲーム。
* ゲームエンジンは本作のために開発されたTreyarch NGLを使用。



Call of Duty 3(Mobile)


開発:Hands-On Mobile
機種:Mobile
発売年:2006年

Hands-On Mobileが開発を手がけた携帯電話向けCall of Duty 3。FPSではなく2Dのトップダウンシューター。コンソール版に基づく8つの大規模なミッションが楽しめる。
プチ情報
* ヘルスは自動回復制。



Call of Duty: Roads to Victory


開発:Amaze Entertainment
機種:PSP
発売年:2007年

N-Gage、Pocket PCに続く3番目のポータブル機向けCall of Duty。物語は連合軍(アメリカ・イギリス・カナダ)に所属する3人の兵士の視点で描かれる。
プチ情報
* シリーズ初のPSP版。
* 本作以降PSP向けのCall of Dutyは発売されていない。



Call of Duty 4: Modern Warfare


開発:Infinity Ward, Aspyr Media(Mac移植), Treyarch(Wii移植)
機種:PC/Mac/Xbox 360/PS3/Wii
発売年:2007年, 2008年(Mac), 2009(Wii)

メインシリーズ第四作目となる本作では舞台が第二次世界大戦から現代へと移り、テロとの戦いが描かれている。またPerkシステムやスキル&レベルアップシステムの追加などよりマルチプレイヤーは更に進化している。
プチ情報
* シリーズで初めて近接武器のナイフが登場した。
* 立派な髭が特徴のプライス大尉が再登場。
* Wii版はCall of Duty: Modern Warfare: Reflex Editionというタイトルになっている。
* マルチプレイヤーに搭乗可能な乗り物は登場しない。



Call of Duty 4: Modern Warfare(DS)


開発:n-Space
機種:DS
発売年:2007年

n-Spaceによって開発されたニンテンドーDS向けのCall of Duty 4。ストーリーは他機種版と異なるものの、スクリプトベースの演出や乗り物に搭乗するミッションなど、シリーズの伝統はそのまま受け継がれている。
プチ情報
* シリーズ初のDS版。
* タッチペンを使った爆弾処理などDS版ならではの要素がある。



Call of Duty 4: Modern Warfare(Mobile)


開発:Glu Mobile
機種:Mobile
発売年:2007年

Glu Mobileが開発を手がけた携帯電話向けのCall of Duty 4: Modern Warfare。これまでの携帯電話向けCall of Dutyと同じく2Dのトップダウンシューターとなっている。他機種版と同じく現代が舞台。



Call of Duty: World at War


開発:Treyarch
機種:PC/Xbox 360/PS2/Wii
発売年:2008年

メインシリーズ第五作目となる本作は再び第二次世界大戦が舞台となり、シリーズ初の太平洋戦線も描かれている。またおまけモードとして登場したナチゾンビ(ゾンビモード)は好評を博し、後の作品Call of Duty: Black Opsにも搭載された。
プチ情報
* Treyarchとしては初のPCタイトル。
* シリーズで初めてゴア表現(手足がもげるなどの残虐表現)が取り入れられた。
* 俳優のキーファー・サザーランドやゲイリー・オールドマンが声優として参加している。
* マルチプレイでは搭乗可能な乗り物が登場。
* ソ連キャンペーンのディミトリ・ペトレンコ(プレイヤーキャラクター)およびヴィクター・レズノフはBlack Opsにも登場。



Call of Duty: World at War(DS)


開発:n-Space
機種:DS
発売年:2008年

DS版Call of Duty 4: Modern Warfareを手がけたn-SpaceによるDS版Call of Duty: World at War。コンソール版と同じく第二次世界大戦が舞台となっているが、違う視点から描かれている。
プチ情報
* PC/Xbox 360/PS3版には無いイギリス軍のキャンペーンが含まれている。
* ナチゾンビモードは含まれていない。
* ゴア表現はなく、レーティングはTeen(PC/Xbox 360/PS3版はMature)。



Call of Duty: World at War: Final Fronts


開発:Rebellion Studios
機種:PS2
発売年:2008年

Rebellion Studiosによって開発されたPS2版Call of Duty: World at Warだが、ストーリーは他機種版と大きく異なっている。Call of Dutyシリーズ最後のPS2作品となった。
プチ情報
* 他機種版にはないトレーニングモードを搭載。
* 本作にはソ連軍キャンペーンが含まれていない。
* PC/Xbox 360/PS3版には無いイギリス軍のキャンペーンが含まれている。
* ナチゾンビモードは含まれていない。
* ゴア表現はなく、レーティングはTeen(PC/Xbox 360/PS3版はMature)。



Call of Duty: World at War(Mobile)


開発:Glu Mobile
機種:Mobile
発売年:2008年

Glu Mobileが開発を手がけた携帯電話向けのCall of Duty: World at War。2Dのトップダウンシューターとなっている。他機種版と同じく太平洋戦線が舞台のミッションも収録されている。



Call of Duty: ZOMBIES


開発:Ideaworks Game Studio
機種:iPhone/iPod Touch/iPad
発売年:2010年

Call of Duty: World at Warで好評を博したナチゾンビモードのみを移植したiPhone/iPod Touch/iPad用スピンオフ作品。タッチスクリーン上のバーチャルコントロールスティックで操作を行う。
プチ情報
* マップはNacht Der Untoten, Verruckt, Shi No Numa, Der Rieseを収録。
* 最初はNacht Der Untotenのみを収録したCall of Duty: World at War: Zombiesが配信され、後日VerrucktとShi No NumaがDLCとして配信。
* また別バージョンとしてShi No Numaのみを収録したCall of Duty: World at War: Zombies IIが配信。Nacht Der UntotenもDLCとして配信。
* 最終的に名称がCall of Duty: ZOMBIESに変更され、全てのマップを収録した現バージョンが配信された。それに伴いDLCとして配信されていたマップは全て無料になった。



Call of Duty: Modern Warfare 2


開発:Infinity Ward
機種:PC/Xbox 360/PS3
発売年:2009年

メインシリーズの第六作目にあたり、Call of Duty 4: Modern Warfareの続編。空港ステージでの民間人虐殺シーンやデベロッパーInfinity WardおよびパブリッシャーActivisionとのいざこざ、国内においてはローカライズやSteamの認証トラブルなど様々な問題も目立った。
プチ情報
* Modern Warfareシリーズ確立のためCall of Dutyの冠を外す事も検討されたが、認知度の低下などが懸念されたため従来通りのタイトルとなった。
* シリーズ過去作品のストーリーを引き継ぐ初の作品。
* Call of Duty 4: Modern Warfareと同様、マルチプレイに搭乗可能な乗り物は登場しない。
* シリーズで初めて軽機関銃およびショットガン用のサイレンサーが登場。



Call of Duty: Modern Warfare: Mobilized


開発:n-Space
機種:DS
発売年:2009年

DS用としては三作目のCall of Duty。開発は過去にCall of Duty 4: Modern WarfareおよびCall of Duty 4: World at WarのDS版を手がけたn-Space。インターフェースおよびAIの改善に加えて新たな武器や新たなミニゲームが追加されている。
プチ情報
* これまでのDS版のようにオリジナルストーリーだが、Call of Duty: Modern Warfare 2と同じくCall of Duty 4: Modern Warfareの5年後という設定。
* プレイヤーキャラクターはDS版Call of Duty 4: Modern Warfareと同じくパーカー伍長。



Call of Duty: Modern Warfare: Force Recon


開発:Glu Mobile
機種:Mobile
発売年:2009年

Glu Mobileが開発を手がけた携帯電話向けのCall of Duty: Modern Warfare 2。2Dのトップダウンシューターとなっている。Call of Duty 4: Modern Warfareから数年後が描かれる。



Call of Duty: Black Ops


開発:Treyarch
機種:PC/Xbox 360/PS3/Wii
発売年:2010年

Treyarch開発のメインシリーズの第七作目。今作は冷戦時代が舞台となっておりベトナムのジャングルやロシアの雪山など幅広い戦場が描かれている。マルチプレイヤーも様々な機能・要素が追加された。Call of Duty: World at Warで好評を博したゾンビモードも搭載。
プチ情報
* Treyarchが初めてスタッフ総動員で開発したゲーム。
* シリーズとしては初めてプレイヤーキャラクターの素性や姿が露出した。
* Treyarch開発のCall of Duty: World at War同様残虐表現が多々登場する。
* Call of Duty: World at Warよりディミトリ・ペトレンコおよびヴィクター・レズノフが登場。



Call of Duty: Black Ops(DS)


開発:n-Space
機種:DS
発売年:2010年

これまでのDS版と同じく開発はn-Spaceが担当。物語は他機種版と異なる視点で描かれているが、キューバやベトナム、アフガニスタンなど様々な場所が舞台となっている。攻撃ヘリやステルス戦闘機を操作するミッションも登場。
プチ情報
* タッチペンを使用しない操作も可能。
* 他機種版同様ゾンビモードを搭載。



Call of Duty: Black Ops(Mobile)


開発:Glu Mobile
機種:Mobile
発売年:2010年

Glu Mobileが開発を手がけた携帯電話向けのCall of Duty: Black Ops。2Dのトップダウンシューターとなっている。他機種版と同じく冷戦時代のベトナム、キューバ、南米などを舞台に15のミッションが収録されている。



* * * * * * *

いかがでしたでしょうか。Call of Dutyシリーズは初代発売からほとんど途切れることなく一定のクオリティを保っているのが素晴らしいですね。現在は元Visceral Gamesのベテランスタッフが在籍するSledgehammer Gamesが新作Call of Dutyを開発中。噂ではシリーズ初の未来が舞台となり、スペースマリーン(宇宙海兵隊)が登場するとも囁かれていますが果たしてどのような作品となるのでしょうか。更に進化したCall of Dutyとなる事に期待です。

またActivisionとのトラブルの折にInfinity Wardを去った多くの開発スタッフは、Electronic Arts傘下の新スタジオRespawn Entertainmentへ続々と移籍。彼らが新たなスタジオでどのような作品を手がけるのかは不明ですが、Call of Dutyを生み出した彼らならきっと素晴らしい作品を創り上げてくれることでしょう。


※UPDATE (2010/12/29 16:35): 文中の誤表記を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。

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《RIKUSYO》

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