Steamの利用規約が更新、集団訴訟への参加権を放棄する項目が新たに追加 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Steamの利用規約が更新、集団訴訟への参加権を放棄する項目が新たに追加

昨年もPSNの個人情報流出問題や『Battlefild 3』の『BF1943』未収録事件などで発生したように、ゲーム業界でもニュースとして度々見かける“集団訴訟”ですが、ValveがSteamの利用規約を更新し、新たにこの集団訴訟を防ぐ項目を追加しました。

PC Windows
昨年もPSNの個人情報流出問題や『Battlefild 3』の『BF1943』未収録事件などで発生したように、ゲーム業界でもニュースとして度々見かける“集団訴訟”ですが、ValveがSteamの利用規約を更新し、新たにこの集団訴訟を防ぐ項目を追加しました。

集団訴訟に関する項目はSteam利用規約の第12条「紛争解決/拘束力のある仲裁/集団訴訟への参加権の放棄」で、ユーザーは一切の集団訴訟や代表訴訟へ参加しないことについて同意するなどの条文を含んだもの。追加された利用規約への同意は国内アカウントでも必要となっており、Steamを起動するとその旨が知らされるようになっています。

Valveはこの抑止策の追加に関し、集団訴訟は殆ど多くのケースでユーザーへの利益は発生せず、裁判の遅延や不必要な出費によって弁護士が得をするような形になると説明。集団訴訟はValveにとってもコミュニティにとっても利益のない行為だとコメントしています。一方で海外サイトKotakuでは、Steamで重大な問題が発生した際に、真にユーザーにとって利益となるような集団訴訟が行えなくなる問題点が指摘されています。

集団訴訟を防ぐ条文を追加する今回と同様の動きは、昨年のソニーのPSNやMicrosoftのXbox LIVEの規約変更でも見られ、国内外で大きな話題となっていました。
(ソース: Steam News)

【関連記事】
集団訴訟を防ぐPSN規約改定を巡り、米国ユーザーがソニーを提訴
Infinity Ward社員約40名がActivisionを訴訟、賠償額は5億ドル以上?
「不当な利益を得ている」マイクロソフトポイントを巡り米国で集団訴訟
Take-Two、『GTA: SA』のホットコーヒー問題に2000万ドルの和解金で決着
『ファイナルファンタジーXI』のユーザーがスクウェア・エニックス米法人を集団訴訟
《ishigenn》
【注目の記事】[PR]

特集

PC アクセスランキング

  1. 『Cities: Skylines II』圧倒的不評なDLC「Beach Properties」の返金対応が発表―開発方針も見直しへ

    『Cities: Skylines II』圧倒的不評なDLC「Beach Properties」の返金対応が発表―開発方針も見直しへ

  2. モンスター収集RPGホラー『Monstronomy』Steamでリリース―ダークウェブで発見された“ポケモン”風ゲームに隠された恐怖とは

    モンスター収集RPGホラー『Monstronomy』Steamでリリース―ダークウェブで発見された“ポケモン”風ゲームに隠された恐怖とは

  3. 『ドラゴンズドグマ 2』次回アップデートではポーン関連の調整が多め。4月配信パッチ内容公開

    『ドラゴンズドグマ 2』次回アップデートではポーン関連の調整が多め。4月配信パッチ内容公開

  4. 基本無料PvPvEシューター『Arena Breakout: Infinite』Steamで配信決定!テンセントが贈るリアル系『タルコフ』ライク

  5. ファンタジーとSFが融合したスペイン発JRPG『Runa』Kickstarterキャンペーン開始―わずか2日で目標額の2倍以上を達成

  6. 『Stardew Valley』PC版向けパッチ1.6.4が配信!新鉱山や水槽カスタマイズ、ペットが消える問題の修正も

  7. むっちりテカテカなモンスターの女王たちを集め城砦を再建せよ!『クイーンズロイヤルティ』Steamストアページが公開

  8. オープンワールドRPGが経営シムに早変わり!?中世SRPG『Wartales』で自分の酒場を運営する拡張DLC「The Tavern Opens!」配信

  9. 外伝作品『ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION』配信決定!過去のフィーチャーフォン向けRPGが復活へ

  10. Steam版『バニーガーデン』突如リリース!お紳士の憩いの場がPCでも開店

アクセスランキングをもっと見る

page top