初期作品の『Wolfenstein 3D』でFPSというジャンルを確立し、その後幾つかの続編やリメイク作品が制作された『Wolfenstein』シリーズですが、その最新作がスウェーデンのデベロッパーMachineGames(ZeniMax Sweden)によって開発されているとの噂が浮上しています。
その根拠となるのはフリーランスの作曲家Julian Beeston氏が自身のウェブサイトに掲載した仕事履歴で、2013年Machine Gamesでの仕事として『Wolfenstein』がリストされていました(現在は更新されタイトル名だけに)。
また、ボイスオーバー及びパフォーマンス・キャプチャーディレクターのTom Keegan氏も自身のウェブサイトの仕事履歴にMachine Gamesをリスト。ただしこちらには『Wolfenstein』の名はなく、『Project Tungsten』と記載されています。
MachineGamesはStarbreeze Studiosの元スタッフによって2009年に設立された開発スタジオで、2010年にはBethesda Softworksの親会社であるZeniMax Mediaが買収。現在はid TECH5を採用した未発表のトリプルAタイトルを開発中と伝えられています。
これら様々な情報からMachineGamesが開発しているという未発表タイトルが『Wolfenstein』であり、『Project Tungsten』というコードネームで呼ばれているとの考えに至るのは至極自然な事だと思います。
加えて俳優Alexander Leeb氏の仕事履歴には『Project Tungsten』にて“ドイツ兵役”を演じた事が記載されており、噂を更に裏付けています(『Wolfenstein』シリーズにはドイツ兵が登場する)。
前述のTom Keegan氏がAlexander Leeb氏のディレクターを担当した模様
なお2012年にZenimax及びBethesda Softworksが『Wolfenstein』シリーズの前のパブリッシャーであるActivisionからWolfenstein.comのドメイン名を購入した事も何らかの関係があるかもしれません(ちなみにWolfenstein.comでは『Wolfenstein 3D』がブラウザ上でプレイ可能)。
(ソース: GamesBeat)
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