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E3 2013: ソニー吉田修平氏に再び聞く、PS4のオンラインマルチ有料化、リージョン仕様、『人喰いの大鷲トリコ』不在

家庭用ゲーム PS3


昨夜のソニープレスカンファレンス後のインタビューに続いて、SCEワールドワイドスタジオのプレジデント吉田修平氏に、メディア合同インタビューで再び話を伺う機会があったので、その一部始終をお届けします。まずばPlayStation Cameraについて。

――昨日のプレスカンファレンスでたくさんタイトルを発表していましたが、あの中でPlayStation Cameraに対応しているものも含まれているのでしょうか。

吉田氏: まだはっきりお答えできないです。

――昨日の発表では、存在も消されていましたよね、カメラは(一同笑)。びっくりしたのですが。

吉田氏: そうでもないですけど、ただやはり、(本体を)399ドルと発表した中に、カメラは入っていませんので、ちょっと誤解されていはいけない、というのもあったかなと。

――それに関連して、例えばPS Vitaでは2つのバージョンが発売されましたが、PS4でカメラを同梱したものとしていないもの、2種類発売するという選択肢はあまり考えていなかったのですか。

吉田氏: 昨日発表したのは、399ドルでこういうパッケージで、アメリカで出します、ということだけで、それ以外のものがありませんということではないですね。ただ、あります、というわけでもないので(笑)、他の情報については、お待ちくださいということで。

――PlayStation 4タイトルの(オンライン)マルチプレイが、PlayStation Plusの有料プランで利用可能になるということでしたが、PS3のマルチプレイは今まで通り無料で利用できるでしょうか?

吉田氏: はい、そうです。PS Vitaもそうです。

――では、PS4のオンラインマルチプレイが有料化された理由をお聞きしたいと思います。

吉田氏: PS4はやっぱりオンラインですごく新しいサービスとかシェアですとか、いろんなクラウド側の処理ですとか、モバイルデバイスを使った遊びですとか、自動的にダウンロードしてとか、かなりそっちに寄せているんですね。それはPS4のプラットフォームのひとつの柱であり、今後も成長し続ける部分だと思っているので、我々もどんどん投資をしていく予定なんですよね。ですので、これまでのPS3やPS Vitaのように無料のオンラインサービスとしてやると、どうしてもオンラインの運営ですとか、サーバー投資などはコストとして出てきてしまうので、コストダウンを考えなきゃとか、サービスを良くするというところとちょっと相容れないんです。ですからPS4の時代からは、我々も積極的にインフラにも投資してサービスをどんどん良くしていく。そのために、オンラインですごく遊ばれる方には、その分の負担をちょっとしていただこうというのが、PS4からの方針の変化になります。

ただ、それでやっぱりお金がかかるというのは負担になりますので、代わりといってはなんですけども、PS3やPS Vitaで既にやっている、ゲームフリープレイですとか、ベータに早く遊べるですとか、色々ディスカウントですとか、そういうものをPS4でもやっていきます、というアナウンスを昨日しました。『DriveClub』(PS4用レースゲーム)のPS Plusエディションというのを作っているのですけれど、フルゲームからコンテンツは少し減るのですが、サービス部分、繋がって遊べるフィーチャーをすべてオープンした形で、PS Plus会員になられた方、すでになられている方も含めて、最初から提供しますよ、というのと、毎月毎月デジタルのゲームを1本提供しますよ、というのを同時に発表させていただきました。

――昨日の(次世代機で発売が決まった)『FF14』や『The Elder Scrolls Online』などのタイトルも、PS Plusのライセンスが必要でしょうか?

吉田氏: オンラインマルチプレイに関しては、基本的にPS4で遊ぶ場合は、(PS Plusが)必要になります。ただし、Free-to-Playのゲームについては、パブリッシャー側の判断で、Plus会員の必要がないタイトルもありますし、すでに発売されている『PlanetSide 2』だとか『DC Universe Online』などのタイトルは、Plus会員は必要ではないです。

PS Plusは基本的に、プラットフォームレベルで、オンラインマルチプレイヤーにアクセスするところの部分だけですので、それ以外に、MMOですごくコンテンツのサービスがいっぱいある、別のサービスのサブスクリプションを置き換えるようなものではないです。

――では、全く別個の独立したものということで考えていいですかね。

吉田氏: そうですね。オンラインのプレイをできるようにする部分というのが、プラットフォームレベルでPS4からは変わるのですが、実際のサービス運営を含めたコンテンツやパブリッシャーのタイトルベースのサービスはまた別にあります。今までPS3でやっているオンラインパス(マルチプレイモードを利用するための一回きりのコード)は無くなります。それは基本的にPS Plusに置き換わる形で、パブリッシャーとか我々もやっている2番目のユーザーがコードを入れなきゃならないというのは無くなります。

――『FF14』ですとPS3版とPS4版がありますが、PS3では無料で、PS4ではPS Plusに入らなくてはならない、これもパブリッシャーの判断になるのでしょうか?

吉田氏: ですから『FFXIV』について具体的には私からお答えできないのですが、基本的にはそういうことです。


――先ほど海外ゲームの話も出ていましたが、PlayStation 4のリージョンロックの仕様はどうなるでしょうか?

吉田氏: ええ、それは、PlayStation 3と変わらない(リージョンフリー)です。ですから、どの地域のハードでも、どのアカウントでも作れますし、その混在と言いますか、複数持つことも可能です。ただ、会社的に、コーポレート的に、PR的に言わなければ言わないのは、やっぱりサービスなどもありますので、できれば自国のハードを買って遊んでください(笑)。

――今回のソニープレスカンファレンスで、海外のファンの間では、『人喰いの大鷲トリコ』の情報が出なかった、ということが結構話題になっていたのですが、それについて何かコメントをいただけますか?

吉田氏: ええ、もうE3に来ると必ずお答えしなければいけない質問なんですけど、はい、開発しています。この間、上田(文人)さんからも情報発信がありましたように、開発していますし、一生懸命やっていますし、もうちょっときちんとお伝えできるタイミングになりましたら、改めてご紹介しますので、それまではお待ちください。


――クラウドの話に戻りますが、昨日のカンファレンスでもクラウドの話が少しあって、PS4でPS3のゲームができるということでしたが、その開発や調整、進捗状況を教えていただけますか。

吉田氏: 結構良いあんばいで進んでいると理解しています。ただ、ローンチ同時には提供できなくて、来年のどこかの段階で、まずアメリカからスタートというところまで決まっています。PS3とPS4のユーザーにまず提供して、すぐ後にPS Vitaのユーザーに提供するという順番で進めることまで決まっています。我々も色々な組み合わせを今見てまして、どの地域でどのハード向けにどのコンテンツを提供するかという3つの組み合わせがあるので、まずはアメリカで、PS4/PS3/PS Vita向けにPS3のコンテンツを提供するところから始めようということなので、それぞれについて時間と共に拡大していく、そういう意味でもちろん日本のユーザーにも提供する予定です。

――将来的には、PS3以外のゲームも(クラウドで)遊べるようになるのでしょうか。

吉田氏: はい。それも考えています。理想としては、すべてのプレイステーションのゲームがすべてのデバイスで。そこまでがんばって辿り着きたいなと。

――では最後に、日本でPlayStation 4の発売を楽しみにしているユーザーにコメントをお願いします。

吉田氏: 今回はアメリカ、ヨーロッパでの発売時期、価格をお伝えするということになってしまったのですが、日本の皆様に向けての情報は、今きちんと準備して、できるだけ近いタイミングでお伝えしたいと思ってますので、まずはゲームの情報ですとか、プラットフォームでどういうことができるかですとか、そういった情報をまず見て、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。あと、SCE JAPANスタジオ開発の『Knack』をよろしくお願いします!

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《Rio Tani》

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