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Xbox One版『Titanfall』βハンズオンインプレッション ― FPS初心者からガチゲーマーまで誰でも楽しめる

Xbox One版『Titanfall』のβテストに参加してみたので、そのプレイレポートをお届けします。カジュアルなユーザー(わたし)による目線でレポートしてみたいと思います。

家庭用ゲーム Xbox One
なぜか日本語で「タイタンフォール」
  • なぜか日本語で「タイタンフォール」
  • さっそくプレイしたいと思います!
  • β版メニュー画面
  • β版で提供されていたプレイモード
  • 歩き方から教えてくれるチュートリアル
  • 簡単な模擬戦もチュートリアルでは体験できます
  • レベルがあがると自分好みのパイロットセットを作成可能
  • タイタンには初期セットが用意されていますが、こちらもパイロットと同じくレベル10からはカスタムで作成可能に
Xbox One版『Titanfall』のβテストに参加してみたので、そのプレイレポートをお届けします。

すでにガチゲーマー目線で書かれたPC版ベータプレイレポが掲載されていますが、こちらは「FPS大好き♪」だけど実力はそれほど・・・なカジュアルなユーザー(わたし)による目線でレポートしてみたいと思います。

なお参考までに、筆者は北米版本体を海外で使用しています。


というわけで、さっそくプレイしたいと思います!


こちらはβ版のメニュー画面


クラウドサーバーは自動で一番近いものが選ばれますが自分で選択することも可能

■長いけど充実のチュートリアル
まず最初にゲームを起動すると、シミュレーターで訓練しているという設定のチュートリアルが始まります。ここでは、走ったり撃ったりなどの一般的な動作から、タイタンの操作までを学ぶことができ、一通りこなすとすぐに戦場に出ても問題ないぐらい知識を得られる充実ぶりです。

説明書を読まないタイプのユーザー(わたし)にはまさにぴったりのチュートリアル。充実しすぎて若干長く感じられますが、全てが即戦場で必要な内容となっていますのでぜひ最後までやり遂げることをおすすめします。

なお、壁を走るところで10回以上失敗したときは思わずコントローラーを投げそうになりましたが、普通の人はすんなり最後までリトライ無しでいけると思われる難易度です。


チュートリアルではまずは歩き方から学びます。


AI相手の模擬戦も含まれています。

■エイムが下手でも活躍できる気分になるゲーム性
『Titanfall』ではプレイヤーキャラに加え、AI兵士であるミニオンが戦闘に参加します。ミニオンを殺すのはかなり容易なため、エイム弱者(わたし)でもなんだか戦場で活躍した気分にさせてくれました。また、それだけでもタイタンを早く召喚するためのポイントは稼げるため、初心者から熟練者まで全ての人が楽しめる作りになっていると感じました。

とは言え、まだ慣れないプレイヤーの場合はパッとしない成績に終わってしまうことも多く、リザルト画面で現実を直視することに。しかし、上述のとおり、活躍している感がものすごくあるため、相手が常にプレイヤーキャラであるほかのFPS系対戦ゲームと比べ、がっかりすることやうちひしがれてしまうことが少なく、次はもっと頑張ろう!という気持ちを維持できるのではないでしょうか。

さらにタイタンに搭乗しているときはプレイヤーキャラも比較的簡単に倒せますし、敵タイタンを壊せば成績だって一発逆転の可能性も。プレイヤーキャラ同士の戦闘が苦手でも、活躍の場は残されている。そんなところがこのゲームの楽しさに繋がっていると思います。

β版では、チームデスマッチの「Attrition」、いわゆるDominationにあたる「Hardpoint」、最初からタイタンに乗っており、チームに分かれてタイタン同士のガチ戦を楽しむ「Last Standing Titane」(最後まで生き残ったタイタンがいるチームの勝ち)、そして上記のゲームの中からランダムで選ばれる「Beta Variety Pack」のプレイモードが提供されていました。


ここでプレイモードを選びます。

建物の中も作り込まれています。なぜだか『デッドラ3』を思い出しました。


突然の日本語!


戦闘を繰り返していくうちにこのようなカードが増えていき、セットしておけば戦場でそれぞれにあった特典が使えます。

■操作性
エイムがそれほどシビアではないのか、動きまくり飛びまくりながら撃ってもかなり敵にあたりやすいと感じることも。

歩兵時とタイタン搭乗時では少し操作が異なる部分があり(ダッシュなど)、始めての戦場では間違うこともありましたが、これも動かしていくうちにすぐに慣れる程度です。そして、操作の詳細については全てチュートリアルで練習させられるので、すんなりと覚えることができました。

ただ対タイタン武器に切り替える場合には十字キーの左を押さなくてはならず、そのためには一旦左のアナログスティックから指を離さなければいけないのが若干の難点。

モンハン持ちならぬタイタン持ちを編みだそうと思いましたが手が釣りそうになったので断念。素直に物陰に隠れて武器を切り替えるか、右のアナログスティックから指を離し、右親指で押すのがよさそうです。


タイタン召喚は十字キーの下、そして対タイタン武器の切り替えは左が割り当てられています。

■プレイヤーキャラについて
始めた当初はあらかじめセットされた2種類のタイプから選択可能で、脳筋オラオラタイプとスマートピストルを装備したアサシンタイプの2つが用意されています。チュートリアルで練習した武器を装備しているため、始めたばかりで右も左もわからないプレイヤーにはちょうどいい選択肢です。

何度か対戦しているうちに、次第に自分にはどういう戦い方があっているのか、このマップはこういう武器がいいのでは?ということがぼんやりと見えてくるので(それが大きな勘違いでも)、その頃には3つ目のタイプがアンロックされ、さらにカスタムで自分好みの武器やアビリティをセットできるようにもなります。


プレイヤーキャラクターの装備は初期セットのほか、レベルが上がればカスタムセットも作成可能。

なお、画像はうっかり撮り忘れてしまいましたが、女性キャラも用意されていますので「毎回毎回男ばっかり使いたくねーよ!」と思った方はこちらをどうぞ。でもFPSなので戦場では自分の手しか見えないのですけど。

■タイタンについて
βで使用できたタイタンはAtlasのみ。最初はキャラクターと同じく、武器やアビリティがあらかじめセットされたいくつかのタイプの中からの選択となります。こちらもレベルがあがるとカスタムで組むことができ、武器などもアンロックされていくので「ぼくのかんがえたさいきょうのタイタン」を作ることが可能です。



キャラクターを操作する時は壁を走ったり建物に登ったり、全てがスピーディかつ立体的な動きがメインでしたが、タイタン搭乗後はそれががらりと変化します。立ち回りも変わり、歩兵のときとは全く違う戦い方を考えないとあっという間に激しい損傷を受けて脱出を余儀なくされるはめに。


歩兵時の目線はこんな感じなのですが


タイタンに乗ると当然ながらかなり高めに。

ひとつの戦場で2通りの戦いができるというのはなかなか新鮮味がありますが、どちらもイライラするような操作感がないため、ストレスなくプレイが楽しめました。

■マッチングについて
対戦モードを選びプレイを開始するとすぐにマッチングが開始し、カウントダウンが終了すると一人足りていない状態でもゲームがスタートします。しかしいきなりどこかの戦場に放り込まれることもあり、足りない分は途中で補充されるようなシステムになっていました。


マッチング画面

β版では最大レベル14の制限があるためか、レベル差を考慮したマッチングにはなっておらず、フレンドとのプライベートマッチが作成できない仕様になっていました。しかしこれは製品版ではどちらも実装されていると伝えられています。

また、フレンドなどとパーティを組んだ状態でゲームを起動すると、ロビーには全員がそのまま表示され、このときにホストになっている人がゲームをスタートすれば、パーティを組んだままマッチング画面に移行します。

しかしここで気になった点が1つ。フレンド4人を誘い5人パーティで乗り込んだ際、なぜか非常にマッチングしにくいという現象が発生。さらに何度かマッチングをやり直しても毎回同じメンバーが敵になるという状態にも陥りました。

2人でパーティを組んでいるユーザーは特に問題なかったようですので、ある程度のパーティ人数が揃っている場合は、同条件の相手が優先的にマッチングされるのではないかと推測されます。もちろんこれもβでの印象ですので製品版ではまた変わってくるかもしれません。


一人でプレイするとこうなりますが。


パーティを組んでゲームを起動するとメンバーが表示されます。

■まとめ
β版を一通り堪能してみて、『Titanfall』はFPS上級者から初心者まで、ガチゲーマーからカジュアルゲーマーまで、それぞれの楽しみ方ができるゲーム性があると実感。操作自体も難しくないため、たとえチュートリアルを何度もやり直しさせられたユーザー(わたし)でも実戦をこなしていくうちにそれなりに動けるようになったのでご安心を。

また、ほかのFPSではよく見られる、一箇所に籠もってひたすらスナイパーに徹する戦法はこのゲームでは有効ではありません。高い場所にでも壁を利用して走ると一瞬のうちに到達でき、さらに銃を撃つとレーダーに表示されてしまうため場所を特定されやすくなっています。つまり、殺した相手にキルカメで確認され、リスポーン後に復讐されてしまうような悲劇が起こる可能性も。

このようなシステムから敵に裏取りされやすくなっており、一箇所にとどまって戦闘するよりは常に動きまわっていた方がうまく立ち回れると感じました。そして、それがいい意味での緊張とスピード感を与えており、プレイヤーを飽きさせません。


こちらはリザルト画面。タイタンを1体壊し、がんばってミニオンをいっぱい殺してたらチーム内1位になれたよ、やったー!でもチームは負けてます・・・。

製品版にはβ版には搭載されていない、さらなる要素が多数存在しているということですので、発売日を楽しみに待ちたいと思います。皆さんオンで会ったらお手柔らかに!
《菜種》
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