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今からはじめる『Dota 2』 ― Valveが贈るMOBAの魅力を徹底解説

MOBA系タイトルの始祖ともいえる『Defense of the Ancients Allstars(DotA)』を『Half-Life』や『Left 4 Dead』のクリエイターValveがスタンドアローン作品としてリメイクした『Dota 2』。本記事ではそんな『Dota 2』の魅力や導入方法を解説していきます。

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MOBA系タイトルの始祖ともいえる『Defense of the Ancients Allstars(DotA)』を『Half-Life』や『Left 4 Dead』のクリエイターValveがスタンドアローン作品としてリメイクした『Dota 2』。基となった『WarCraft III』の開発元Blizzardとは商標問題で一悶着ありながらも和解し、長期間のベータテストを経て、2013年7月にSteamのFree-to-Playタイトルとして正式リリースされました。本記事ではそんな『Dota 2』の魅力や導入方法を解説していきます。


■『Dota 2』とは?

かつてはDota系と呼ばれ、現在はMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルに分類されているタイトル。『Dota 2』の他に『League of Legends』や『Heroes Of Newerth』、日本でサービスされているタイトルでは『カオスヒーローズオンライン』などがあります。基本的なルールは至って簡単「5人の2チームに分かれ敵の本拠点を破壊する」というもの。100種類以上のプレイ可能なヒーローが用意されており、その組み合わせによる連携や戦術は膨大。そこから生まれる奥の深いゲーム性や高い競技性により多くのファンを獲得しています。


■『Dota 2』をプレイするには

『Dota 2』はValveのPCゲーム配信ツールSteamを介して提供されているので、プレイするのは非常に簡単。『Dota 2』のストアページからプレイボタンを押すだけです。一度もSteamを利用したことが無い人は、こちらの記事を参考に導入してみましょう。


■他のMOBA系との違い

『Dota 2』では全107種のヒーローを最初から使用可能。また『League of Legends』にあるようなルーンやマスタリーといったメタゲーム要素もなく、始めたばかりの人も上級者と同じ条件で遊べます。クーリエと呼ばれるアイテム輸送など他のMOBA系とは一味違ったゲームシステムが存在するため、MOBA系に触れたことのある人も新鮮なゲームを楽しめるでしょう。本作における課金要素はキャラクターの見た目を変える装備アイテムやトーナメントリーグの観戦券など、ゲームの勝敗には影響しないものとなっており、完全な「Free-to-Win」を実現しています。またクライアントはSteam同様、有志によって日本語化されているため、英語が苦手な人でもプレイしやすいでしょう。


■ゲームの流れ


さて、実際のゲーム内容を説明していきましょう。といっても前述した通りヒーローは100種類以上、プレイスタイルや戦術は様々で、全てを解説することは出来ません。そこで今回は初心者でも扱いやすいヒーロー“Crystal Maiden”を使用して、ゲームの流れについて解説していきます。MOBA系が初めての人はこちらの記事も合わせてご覧いただくと理解しやすいでしょう。

▼Crystal Maidenの特徴


“Crystal Maiden”はサポートと呼ばれるタイプのヒーローで味方を支援する能力に長けています。基本攻撃は遠距離で、敵の足を遅くしたり、敵の移動を阻害するスキルを持っており、味方と連携することによってその真価を発揮することが出来るでしょう。また一番の特徴となる「生きているだけで全ての味方のマナ回復力を上げる」と言うパッシブスキルを持っているため、初心者が扱っても貢献することができます。その反面、単体での戦闘力は低く、非常に打たれ弱いため単独行動は禁物です。

▼序盤戦


ゲーム開始直後となる序盤戦。「Top」「Mid」「Bot」と呼ばれる3本のレーンに分かれ、それぞれのレーンでクリープと呼ばれるAIキャラクターのラストヒット(トドメ、以下LH)を取り合うレーン戦が行われます。LHを行うことにより、ゴールドを獲得することができ、アイテムや装備を整えてその後に続く中盤戦や終盤戦を有利に戦うことができます。“Crystal Maiden”は「Top」か「Bot」レーンに行くことになるでしょう。基本的に敵の妨害をメインに行い、LHはペアになった味方に任せましょう。鈍足や拘束するスキルと相性の良い“Juggernaut”や“Sven”などのヒーローと組むことによって、Lv1からキルを狙うこともできるでしょう。アイテムはオススメの物を買っておけばとりあえずは大丈夫です。

▼中盤戦


試合開始から大体15分~20分くらい経過すると試合が動き始める中盤戦に突入です。序盤のレーン戦で貯めたゴールドや経験値によって、戦闘力があがり相手のキルを狙うことが出来るようになっているでしょう。他のレーンに強襲したり、積極的にキルを狙うことで、相手の成長を阻害し、自分の経験値を貯めることができます。ですが油断は禁物、相手も同様にこちらのキルを狙っています。ミニマップをよく見て状況を判断しましょう。

▼終盤戦

キャリー(後半に強いヒーロー。勝利へ運ぶと言う意味から)と呼ばれるヒーローが育って勝負が決まってくる終盤戦。序盤戦、中盤戦を有利に運ぶことができていれば、味方のキャリーが十分に育っていることでしょう。総力を結集した集団戦を行って決着をつけていきましょう。


■ヒーローを彩る沢山のアイテム




『Dota 2』にはヒーローを装飾する沢山のアイテムがあります。試合終了時に確率で手に入れることができるものや、ストアでしか手に入らないモノなど、個性豊かな沢山のアイテムを利用して、自分のお気に入りのヒーローを華麗に彩ることが出来ます。先ほど解説した『Dota 2』屈指の人気ヒーロー“Crystal Maiden”の見た目をグレードアップしてみます。


まずは、『Dota 2』のメインメニュー画面上にあるストアを選択して、売られているものを見てみましょう。ストアでは、ヒーロー用の装飾アイテムの他に、トーナメント観戦チケットや、経験値ブーストアイテム、手に入れた宝箱の鍵などが販売されています。今回購入するものはヒーロー用アイテムなので、ストア画面のHEROESタブを選択。好きなヒーローのものをソートできます。


今回購入するものは“Crystal Maiden”を魅力的な縦ロールの女王様風にする「Regalia of Crystalline Queen」というセット。


カートに追加して、チェックアウトボタンをクリックすると決済画面に進みます。


ここでひとつ注意点です。『Dota 2』での買い物は全てSteamウォレットを利用して行うため、ウォレットにお金をチャージする必要があります。チャージ可能な金額は最低5ドルからとなっており、ウォレットへのチャージ方法はSteamで普通に買い物する手順と同じ、クレジットカードやプリペイドカードを利用してチャージすることができます。


さて、ウォレットへのチャージが完了し、チェックアウトボタンを押せば「Steam購入手続き」というポップアップが表示されているはず。こちらの画面で「許可する」を押せば購入完了です。


あとは装備画面から装備するだけ!私の“Crystal Maiden”が素晴らしい縦ロールヘアの女王様風になりました。

▼コミュニティーマーケット


『Dota 2』におけるアイテム購入方法は、ストアだけではありません。ユーザー間取引もサポートしており、余ったアイテムや使わないヒーローの装飾品などを他のプレイヤーに販売することが可能です。これらの購入/販売もSteamウォレットを通じて行います。余ったチャージ額で買い物をしてみるのもよいでしょう。


また、アイテムはSteamコミュニティによって制作されています。ストアにお気に入りのモノがない場合は、Steam Workshopを覗いて気に入ったものに投票してみると実装されるかもしれません。チェックしてみましょう。


■まとめ


MOBA系の始祖とも言える『DotA-Allstars』を源流に持つ『Dota 2』は、非常に堅実な作りで、他のMOBAにはない特色を備えたゲームです。奥の深いゲーム性や、高い競技性はプレイヤーや観戦者を魅了していきます。そして仲間と上手く連携し、勝利した時の達成感は得も言われぬものとなるでしょう。

毎年、“The International”という世界大会が開催され、多くのプロゲーマーが熱い戦いを繰り広げています。去年の賞金総額は280万ドル(日本円で2億8700万円)以上。優勝したプロチーム“Alliance”は1,437,204ドル(約1億4731万円)の賞金を獲得するなど、e-Sportsシーンを盛り上げるタイトルとなっています。

また、ユーザー作成コンテンツやコミュニティ性により『Dota 2』は更なる広がりを見せています。『LoL』や他のMOBAとは一味違う、Valveのセンス溢れるキャラクター達や、前述したマーケットでの売買、Steam Workshopを利用した新アイテムの作成/実装など、他のタイトルでは見られない大きな魅力を持っています。これからMOBA系をプレイしようと思っている人は『Dota 2』もチェックしてみてください。

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《水京》
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