GameStarはIDG Entertainment Mediaがドイツやハンガリーなど欧州を中心に展開しているPCゲーム向けのゲーミング雑誌で、2008年には平均で月25万冊を販売。2013年には新作『SimCity』の開発を先んじて発表したことでも注目を浴びたメディア。今回の情報はこのGameStarのWebサイトにて伝えられたもので、6人の情報提供者らがCrytekは財政難に陥っており、倒産する可能性もあるかもしれないと指摘しています。
WebサイトDSOGamingなどでは今回の記事をさらに詳細に伝えており、今年3月に発表されたCryEngineのサブスクリプションモデルの反応がGDCでは悪く、予想以上に売り上げが伸びなかった点。また『Ryse: Son of Rome』がスタジオに壊滅的打撃を与え、セールスが目標には到達しなかった点。同社のF2Pタイトル『Warface』がロシアの市場以外で成長を見せず、ほかのF2Pタイトルの試みも順調に進んでいない点。WebベースゲーミングサービスG-Faceが不調である点をGameStarは財政難の理由として報じています。
またCrytekに800人以上の従業員が存在することを挙げたGameStarは、給与の支払い遅延があり、すでにリード格の従業員が国内外の他スタジオへと移籍をスタートしているとも報道。Wargaming含む多くの巨大パブリッシャーがCrytekが倒産し同社のスタッフやIPを買い取ることを見据えているとも伝えました。
件のCrytekを設立したYerli3兄弟の1人であるAvni Yerli氏はGameStarに対し、Crytekに対する現金注入の契約がもうすぐ結ばれることを伝えたほか、これらの噂が同社に不満を持つ元従業員たちがCrytekのイメージを落とすため劇化した話であると反論。「全てが上手くはいっていない。F2Pスタジオへの移行は痛みなしでは行われなかった。だがそれももう過去のことだ」と締めくくっています。
現在は2014年に発売予定の『Hunt: Horrors of the Gilded Age』や2015年にリリースされる『Homefront: The Revolution』を開発中のCrytek。同社のCryEngineは大手からインディーまで多数のデベロッパーが採用しています。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
『モンハンライズ』が990円な「ニンテンドースイッチ ゴールデンウィークセール」開催!4月23日から5月6日まで
-
「あと1ターン…」が止まらない!『Civ6』いつでもどこでも遊べるスイッチ版が330円セール中。5月5日まで
-
究極の中世アクションRPG続編『キングダムカム・デリバランスII』発表! PC/コンソール向けに2024年発売予定
-
【PC版無料配布開始】詐欺ADV『The Big Con』本編&推理対戦『Town of Salem 2』インゲームアイテム―Epic Gamesストアにて
-
【Amazonセール】GWは大容量HDDと超高速SSDでどこでもゲーム三昧!高耐久に優れた安心安全のWD製品が安くてお得
-
過激FPS『POSTAL 2』開発元「海賊版でも気にしない」―Steam版がオーストラリアで再度購入不可の状況に公式サイトから購入推奨も、攻めの姿勢
-
「PS5 PRO」内部資料は本物だった?リーク動画がソニーの著作権申し立てで削除
-
配信者ライフシム『Streamer Life Simulator』FanaticalでSteamキー無料配布中!日本時間4月24日まで
-
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』新作が開発中!Firaxis Gamesのスタジオヘッド交代も判明
-
人気ローグライクデッキビルダー新作『Slay the Spire 2』発表! 2025年Steam早期アクセス予定