Wilson氏は「新規プレイヤーにとってはいいゲームだった」とコメント。「『Dungeon Keeper』をプレイして育ってきた人々にとっては到底受け入れられる内容ではなかった。我々が歩まなかった別の方向性でも可能だったはずだ。全く恥ずべきことだよ」と述べ、モバイル版『Dungeon Keeper』が少なくとも従来のシリーズファンにとっては失敗作であったとの認識を示しています。
また「熱狂的なファンたちの心の中に特別なゲームとして残るIPを、新たなオーディエンスへ向けて再開発するときは、特に注意しなければならない」とWilson氏はコメント。「かつてユーザーを熱狂させたIPを取り扱う際には、例え新たなオーディエンスへ向けた再開発であるとしても、原作の本質に忠実でなければならない。そしてそれは挑戦だ。J.J. Abrams版『スタートレック』はかつて見た第1シーズンと全く違うが、それでも私は良い作品だと感じている」と続けました。
また2つめの教訓として価格面に触れたWilson氏は「プレミアム、サブスクリプション、Free-to-Play、どのようなビジネスモデルについて考えるとしても、それに見合った価値は存在しなければならない」と解説。「1ドルか10ドルか、100ドルであろうと1,000ドルであろうと、価値を届けなければならない。常に価値を提供し続けて失敗するぐらいの方が丁度いいんだ」と、価格面に見合うかそれ以上の価値あるコンテンツを提供しなければならいとの見解を示しています。
今年1月に発売された『Dungeon Keeper』のモバイル版は今年5月に閉鎖が発表されたMythic Entertainmentが開発を担当。従来のシリーズからはかけ離れた内容、お金を支払わないとインプがブロック1つを削るのに1時間以上がかかるFree-to-Playスタイルの統合が批判を浴び、Metacriticでは42/100の平均スコアをマーク。今回インタビューしたEurogamerは10/100と非常に低いレビュースコアを叩きつけています。
関連リンク
編集部おすすめの記事
アプリゲーム アクセスランキング
-
アプリストアの「異変」に気を付けて…!偽物の『8番出口』スマホ版登場―作者も直接注意喚起
-
モバイル版『Fallout Shelter』アップデートで実写版ドラマ「フォールアウト」関連のコンテンツ登場!
-
東京でプレイする『モンハンNow』はスゴイ?プレイヤーの密集具合が海外ユーザーの間で話題に―『モンハン』大国日本
-
カプコン、潜水ACT『深世海 Into the Depths』Apple Arcade版を近日配信終了―ニンテンドースイッチ版は配信継続
-
Vault運営SLG続編『Fallout Shelter Online』iOS/Android向けに日本語対応/基本無料で配信開始!
-
新アニメPVにボイスまで付いた!少女たちが戦うSTG『溶鉄のマルフーシャ』がスマホ向けストラテジー『アッシュアームズ』とコラボ決定
-
モバイル版『GTA:トリロジー:決定版』12月14日ネットフリックス利用者向けゲームに追加決定
-
英検1級レベルの英語力が遊んで身につけられるかも?セガXDとベネッセによる英語学習リズムゲーム『Risdom』来春配信【UPDATE】
-
ドット絵も王道なストーリーも全然あり!『鈴蘭の剣』の高クオリティに注目【TGS2023】