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『Evolve』最新ハンズオンデモ、新たなハンターとモンスターで「脱出モード」を徹底プレイ

Turtle Rock Studios開発の新規サバイバルシューター『Evolve』。2K Japanのメディア向け体験会にて、本作の完成版をPCでプレイしました。4人の新ハンターと新たなボスのプレイフィールに加えて、「脱出モード」をレポートします。

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『Evolve』最新ハンズオンデモ、新たなハンターとモンスターで「脱出モード」を徹底プレイ
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協力型サバイバルアクション『Left 4 Dead』で知られるTurtle Rock Studiosが開発を手掛ける新規マルチプレイ・サバイバルアクションシューター『Evolve』。今回、2K Japanが実施したメディア向け体験会にて、本作の完成版をPCでプレイしました。先日発表された4人の新ハンターと3体目のボスモンスターのプレイフィールに加えて、4種類のマッチを組み合わせた「脱出モード」をレポートします。

本作は4人のハンターと1体のボスモンスターに分かれて戦うCo-op対戦シューター。オンライン協力プレイに主眼を置いたコンセプトは同スタジオの代表作『Left 4 Dead』と類似していますが、主な違いは敵となるモンスターサイドもプレイヤーの選択肢であるという点です。昨年実施されたビッグアルファですでにオンライン対戦を体験したユーザーも多いでしょう。今回はさらに「脱出モード」がプレイできました。



「脱出モード」はすべてのマップとルールを組み合わせたゲームモード。侵略された惑星シーアの入植者たちが5日後に出航する脱出艇での避難を目指すという設定で、プレイヤーはモンスターサイドとハンターサイドのいずれかを選択して毎回異なるマッチを5回プレイします。その都度、各マッチの戦績に応じて難易度やゲームルール、マップが変化していく仕組み。マルチプレイはもちろん、1人でじっくり遊びたい人はCPUを交えたソロプレイも可能です。今回は筆者以外全員ボット操作の環境でプレイしています。

昨年7月のハンズオン体験会や8月のドイツGamescomでは、トラッパークラスのマギー&デイジー(トカゲのようなペット)を愛用していた爬虫類愛好家の筆者ですが、今回新たに4人のハンターと新ボスが使用可能になったのでさっそく使用してみることに。5日間を戦い抜く「脱出モード」の各マッチを毎回違うハンターでスタートし、その後2回目のプレイでレイスの操作を体験しました。ちなみにシングルプレイのハンター操作中はボタン1つで簡単に別キャラクターへスイッチできます。



「脱出モード」では各マッチを開始する前に自分が操作するハンターとCPU操作キャラクター、そしてボスモンスターを自由に組み合わせることが可能。モンスター操作を選択した際も同様です。マップや勝利条件、戦う相手に合わせてチームの編成を決定するといいでしょう。1日目のミッションは「狩猟モード」。勝利条件はボスを発見して倒すだけという、ビッグアルファでも多くのユーザーが体験した最もシンプルなルールです。

「狩猟モード」でのハンター側は一刻も早くモンスターを探し出すことが重要。敵がかくれんぼをしながら捕食を続け、第3形態に進化してしまうと勝算は絶望的になります。筆者はまずトラッパーのエイブを選択。元銀河系の賞金稼ぎであるベテランハンターの使い勝手を確認しました。エイブの特徴は敵の移動速度を著しく低下させるステイシス・グレネードとモンスターに追跡マーカーを埋め込むトラッキング・ダート。どちらも対象を視認してからでなければ役に立たないので、スタートダッシュの索敵能力にはあまり期待できません。



しかし、一度交戦状態に持ち込めばサポート能力を最大限に発揮し驚異的な活躍をみせてくれます。目標を補足したらすぐさまトラッキング・ダートを撃ちこみ、メンバーが全員接近したらモバイルアリーナを展開。戦闘が始まったらひたすらステイシス・グレネードを投げます。投げきった後はクールダウンの間、近距離では決して無視できない火力を誇るカスタム・ショットガンでアタッカーに加勢するのが理想的。カウボーイを自負するベテランハンターという人物像さながら、やり込むほどに味が出るスルメキャラという印象でした。

2日目以降のマップとミッションは直前の成績に応じて用意された2つの選択肢から選べます。また、レベルバランサーが働いているためにプレイヤーの戦績に応じて難易度が自動的に変化します。ここでモンスターの卵を巡って攻防する「巣窟モード」を選択。高い火力で迅速に掃除したかった筆者はアサルトのパーネルでスタートしました。自身をスーパーヒーローだと思い込んでいる彼の特徴はなんといってもクラス随一の破壊力。マルチファイア・ロケットとコンバット・ショットガンはどちらも近接戦で鬼の威力を発揮します。



マップに散らばるモンスターの卵は全部で6つ。脳筋パーネルをもってしても全てを同時に破壊することはできません。卵が孵化するとミニサイズのゴライアスが生まれます。ボスの手下としてハンターを襲うあどけない姿が最高にキュート。しかし、パーネルの集中砲火であっけなく丸こげになりました。直後、一緒にいたボスと一気に交戦状態に。ここで最も上手く活用したいパーネルの能力がスーパー・ソルジャー。体力を犠牲にして攻撃力と移動速度を底上げする諸刃の剣です。単独での仕様は危険ですが、仲間のサポートを受けながらのラッシュ状態は鬼に金棒の一言。強い。

次のミッションには「救出モード」をチョイス。モンスターの襲撃で居住区を追われた生存者たちをいち早く見つけ出し、蘇生してから脱出艇へと退避させることが目的です。5人の生存者を助け出せばハンターの勝利。ここではメディックのカイラをピックアップしました。彼女を一言で表すととにかく便利。攻撃にも回復にもグレネードランチャーを使用します。両方とも一定範囲に効果が及ぶので複数ターゲットへの攻撃と回復が可能です。また、アドレナリン・フィールドを使えば範囲内の全員の移動スピードが格段にアップ。チームを迅速に目的地へと導きます。



乱戦になれば味方が群れている場所にヒーリング・グレネードをポンポン撃ち込んでいるだけで大活躍。足元に撃てば自分も回復できます。自ら攻勢に出る際も、ナパーム・グレネードの炎上効果が蓄積すれば大きなダメージソースになり得るでしょう。攻守ともに優れた彼女の存在はこの上なく心強く、ランチャー片手に可憐に微笑むその姿は戦場の爆撃女王。グレネードの天使です。確実にチームに貢献したい人はカイラにおまかせ。ところで「救出モード」の所感ですが、筆者は生存者そっちのけでモンスターを撃破してしまったので割愛します。

「脱出モード」4日目、選択したのは再び卵探しの「巣窟モード」です。ここでいよいよ真打登場。筆者がプレイしたのはサポートクラスのイケメン、キャボットです。公式の紹介文では友達が少なそうなどと悲しいことが書かれていますが、そんなことはありません。彼こそがサポーターの王様です。特筆すべきは、モンスターと野生動物を一定時間可視化するダスト・タギングとプライマリウェポンのレイルガン。射程が長く障害物を貫通してダメージを与えられるため、優秀な索敵手段であるダスト・タギングとの相性は抜群です。



今回の目的は敵があちこちに設置した卵を割ること。ボスが護衛しているかもしれない場所にわざわざ接近せずとも、キャボットのレイルガンなら遠距離から安全かつ確実に破壊できます。また、クローキング能力で隠密行動が得意な彼ですが、万が一保護者のボスモンスターと鉢合わせてしまってもサポートキングは大活躍。敵の防御力を半減させるダメージ・アンプを照射し続けることで他のチームメンバーによる大ダメージを狙えます。まさに勝利の鍵を握る人物。チームへの貢献度は全キャラクター中トップクラスでしょう。

最終マッチの舞台は、市民が乗り込んだ輸送船への燃料積み込み作業が完了するまで、補給地点のジェネレーターを守り抜く「防衛モード」。複数個所のジェネレーターを全て破壊されると敗北ですが、規定時間まで防衛せずともボスモンスターを撃破すればその時点で勝利確定です。また、このルールではボスのほかに小型ゴライアスが大量に出現してわらわらとジェネレーター目掛けて突進してきます。耐久性の高いボスを攻撃する前にその都度子供たちを排除しなければあっという間に負けてしまうでしょう。連携プレイは必須です。



全5回のマッチを終えれば勝っても負けても「脱出モード」はおしまい。ミッションレポートでモンスターを倒した回数やハンターが倒された回数、与ダメージと射撃回数、殺した野生動物の数、MVPハンターと最も脅威になったボス、居住者の救出数と被害数、そしてモンスターによる被害総額が確認できます。また、各ミッション後には戦績や使用武器の頻度に応じた経験値がもらえます。戦績のスコアはハンター側では救出者数として、モンスター側では殺害者数として表示され、数値に応じたボーナス経験値が得られるのも特徴です。

最後に3体目のボス、敏捷性に優れたステルス型のメスモンスター、レイスを初体験。神出鬼没と呼ばれる通り素早いワープ移動が特徴で機動力に優れています。自ら生み出すアリーナ内部で高速で両腕の鎌を振り回す能力「亜空間」を使えば、大型の野生動物も一瞬で狩れます。そのため、優秀な移動力も合わさって比較的短時間で最終形態まで進化できる印象。ハンターとの戦闘では物陰に隠れての待ち伏せ戦法が非常に有効。「神隠し」のスキルを使えば遠距離からハンターを連れ去ることができるので、メディックなどの要注意クラスを孤立させるのに便利です。



「衝撃波」は周囲への範囲攻撃なので囲まれてリンチ状態に陥った際に重宝します。敵を散らしたらワープ移動で一気に距離を稼げます。さらに、今回のプレイで最も重要だと感じたスキルは分身を作り出す「囮」。発動中は敵から本体の姿が見えなくなるため、確実かつ安全に戦闘区域から離脱できます。ハンターたちの目を欺いた後はまた身を潜めて「神隠し」などの不意打ちを狙っていくのがいいでしょう。しかし、多彩な攻撃手段の一方で脆い耐久性が玉に瑕。上述したキャボットのダメージ・アンプのような強力な兵器で一気に畳み掛けられるとあっけなく沈んでしまいます。まさに玄人向けのボスという印象でした。

これまでの体験会やアルファテストを通して全てのキャラクターとモンスターをプレイしてきましたが、強く実感してきた本作最大の特徴はチーム編成やゲームモードの組み合わせによる戦術とプレイスタイルの多様性です。マルチプレイでは対戦相手やチームメイトのキャラクターまでは指定できないので臨機応変な戦略が求められますが、シングルキャンペーンとして遊べる「脱出モード」では全ての組み合わせを自由にカスタマイズできるので、マルチ対戦に向けたトレーニングにもってこい。いろんな編成を実験して自分に最適なプレイスタイルを見つける醍醐味があります。



常に命懸け、大人の鬼ごっこが楽しめるCo-opサバイバルシューター『Evolve』は、2KからPC/PS4/Xbox Oneを対象に、2015年3月5日の国内発売を予定。価格は7,700円(税別)です。さらに1月16日からはXbox One向けにオープンベータテストが、その後PC/PS4向けに対象者限定のクローズドベータテストが実施されます。この春、惑星シーアで全世界が“進化”するでしょう。
《河合 律子》
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