童話「赤ずきんちゃん」をベースにダークな復讐劇を描くアクションゲームとして、今年3月にリリースされた『Woolfe - The Red Hood Diaries』ですが、デベロッパーのGriN Gamestudioは公式ブログにおいて、資金難による破産とスタジオの閉鎖を発表しました。
大きな注目とは裏腹に、メタスコアは55、Steamのユーザーレビューも「賛否両論」と、あまり振るわなかった本作。スタジオの創立者であるWim Wouters氏は、ここ数ヶ月の沈黙は非礼からではなく、恥ずかしさによるものだと説明。「これまでで最大の情熱を注いだ『Woolfe』で、皆を失望させてしまったことを受け入れるのは恐ろしい」と語っています。
『Woolfe』は後に第2章がリリースされる予定となっていましたが、前述の不振から興味を持っていたパブリッシャーも手を引き、セルフパブリッシュを行う資金もないため、第2章は制作できないそうです。
資金難の理由の1つとしては、ゲームを拡大する中で計画された2Dから3Dへのプレイスタイルの変更が挙げられており、全体的な開発コストに大きな影響を与えたこと、それに気づくのが遅すぎたことを明かしています。
なお、2014年に行ったKickstarterのバッカー向け報酬については殆ど準備ができているとしつつも、アートブックやDVDケースの印刷代はおろか、発送に必要な切手代をも用意できないとのことです。
このまま埋もれてしまうにはもったいない雰囲気を持つ『Woolfe』。GriNは本作の遺産が生き続けることを望んでおり、他のデベロッパーが新たな章を制作できるよう、IPおよびアセットとソースコードの全てを売却すると伝えています。
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