今回の「海外ゲーマーの声」では、『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』などに代表されるゲームジャンル「JRPG」にフォーカスした海外フォーラムコメントをお届けします。「Are JRPGs quickly becoming irrelevant among the younger generation of gamers?(最近の若いゲーマーにとって「JRPG」の存在は急激に古臭いものになってるのでは?)」と題されたスレッドでは、オンラインや日常生活を通して「JRPGに疎い若者たち」について語る投稿者コメントを皮切りに、国産RPGの現状や今後の期待作品などについて意見が交わされていました。
スレッド投稿者からの「なんだか悔しいけれど、新しい世代のゲーマーはJRPGの知識無しで育っていくだろう」とのメッセージに宛てられた意見では多くの場合で「JRPG=古いもの」と認識されており、「JRPGは実質的には生きているけど、昨今のタイトルは郷愁のもとに死んでいるようなもの」と語りながら「リバイバル作品」の多さを指摘する発言が寄せられていました。「このジャンルは長らく進歩がない」「最後にヒットした大作JRPGが思いつかない」と言った意見から、更には近年の人気作や今後の期待作に関する議論に展開します。
その中で特に注目視されていたのは『ポケットモンスター』シリーズ。国内でも若年層向けタイトルとして展開されている『妖怪ウォッチ』とあわせて「現代の人気JRPG作品」に挙げられていました。また、これらのフランチャイズ以外には『二ノ国』なども注目を集めています。しかしながら、「『ブレイブリーデフォルト』はミリオンセールスを越えたし、『ペルソナ』シリーズの人気もまだ続いている。『ポケモン』だって今でも売れまくってる。だけど、残念ながらもはや大規模なターンベースRPGは減ってきている」と再び現状を振り返るユーザーも。
また、一方で『ファイナルファンタジー XV』や『キングダム ハーツIII』によって「大作JRPGジャンルはPS4/Xbox Oneで復活するのでは」という声も届いていました。今後のリリースが期待されるタイトルとしては『Dark Souls』や『テイルズ』なども話題にあがっていましたが、これらはあくまで「トラディショナルなJRPGではない」と語られています。「JRPGは古臭いものになりつつある」と目されていたスレッドでしたが、これまでゲームシステムやシナリオ展開などを基にカテゴライズされていた「JRPG」というジャンルは海外でも徐々に解釈が広がりつつあり、新たな「JRPG」の動きが感じられているのかもしれません。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
『ゼンレスゾーンゼロ』リリース前に「推しキャラ」を探せ!刺さるキャラがきっといる、癖が強めな『ZZZ』人物・陣営をご紹介【増幅テスト】
-
海外レビューハイスコア『FF16』DLC第二弾「The Rising Tide《海の慟哭》」―クライヴとその仲間にふさわしい立派な送別会だ
-
海外レビューハイスコア『百英雄伝』―90年代JRPGの要素のほとんどすべてが味わえる【UPDATE】
-
人買いに売られていた4人の少女を運ぶ中華風ビジュアルノベル配信!嘘と真実を見つける少女たちとの旅路―採れたて!本日のSteam注目ゲーム5選【2024年4月23日】
-
美少女が戦闘スタイルを切り替えて戦う!メトロイドヴァニア無料体験版でピクセルアートの幻想的な世界を大冒険―採れたて!本日のSteam注目ゲーム7選【2024年4月22日】
-
Razerから超軽量&ハイスペックなゲーミングマウス「Razer Viper V3 Pro」登場!体験会で“プロも羨む”ハイスぺマウスを体感してきた【イベントレポ】
-
「デッキ構築×SRPG」で新たな面白さを生み出した!アクワイアの『霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG』は人気ジャンルに一石を投じる意欲作【インタビュー】
-
【特集】『Incursion Red River』はなぜヒットした?完全PvEの『タルコフ』ライク、リアルだけど少しカジュアルに
-
『Stellar Blade』「顔」も「髪」も「尻」もいい! 新時代の美少女表現は、ポニテの長さまで自由自在【フォトレポ】