「RPG」の派生ジャンルとして認知されている「JRPG」はやはり海外ゲーマーにとっても少し異質な存在の模様。とあるユーザーは「最近のJRPGはどれも“アニメ”っぽい」「ローカライズされた日本産ゲームのボックスアートは“アニメ”っぽくなくなる」と語りながら、主にグラフィックスにおける違いを指摘しています。
日本が誇るポップカルチャーとも呼ばれるようになったアニメーションですが、この文化がゲームにも受け継がれる点は賛否両論のようで、「ジブリ風のアニメや『Valkyria Chronicles(戦場のヴァルキュリア)』みたいなものなら気にならないけど、『ファイナルファンタジーや『テイルズ』シリーズみたいなのは苦手」といった声から「『ペルソナ』や『テイルズ』が大好き」といった声まで、評価が割れていました。
「高校が舞台」「世界を救う」「ハーレム」など設定に注目するユーザーも多く見られました。アニメ風のRPGやテキストアドベンチャーが一定の評価が得る中、「“学園もの”はいかにも日本っぽく感じる。10代の子どもが主人公で、勉強の合間に世界を救うようなのはいやだな」と、特定の舞台設定に苦手意識を感じる方もいるようです。そのほかには「コスチュームが豊富」「パンツが見える」「7歳くらいがふつうの年齢、21歳ともなると“ベテラン”扱い」のような設定も「和ゲー」らしい特徴なのだとか。また、「決定ボタンがXじゃなくて○」といった興味深い声も。PlayStationコンソールで海外産ゲームをプレイした際に感じるであろう違和感は、やはり海の向こうでも共通だったようです。
ざっくりと「アニメ風」「学園もの」とぶった切るユーザーが多くを占める中、「日本だとかアメリカだとかイギリスだとか、特にこれといって特徴を感じたことはない」という声も寄せられています。国境を超えてお互いに影響を与え合うゲームデベロッパーも増えている昨今、「和ゲーを意識した洋ゲー」やその逆も決してなくはありません。ジャンルや設定で苦手意識を感じるのは仕方がない例かもしれませんが、グローバルに広がりつつあるゲーム産業と共に国内外のタイトルを楽しめることも、現代のゲーマーが味わえる醍醐味と言えるでしょう。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
海外レビューハイスコア『FF16』DLC第二弾「The Rising Tide《海の慟哭》」―クライヴとその仲間にふさわしい立派な送別会だ
-
『ゼンレスゾーンゼロ』リリース前に「推しキャラ」を探せ!刺さるキャラがきっといる、癖が強めな『ZZZ』人物・陣営をご紹介【増幅テスト】
-
美少女が戦闘スタイルを切り替えて戦う!メトロイドヴァニア無料体験版でピクセルアートの幻想的な世界を大冒険―採れたて!本日のSteam注目ゲーム7選【2024年4月22日】
-
人買いに売られていた4人の少女を運ぶ中華風ビジュアルノベル配信!嘘と真実を見つける少女たちとの旅路―採れたて!本日のSteam注目ゲーム5選【2024年4月23日】
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
海外レビューハイスコア『百英雄伝』―90年代JRPGの要素のほとんどすべてが味わえる【UPDATE】
-
『Stellar Blade』「顔」も「髪」も「尻」もいい! 新時代の美少女表現は、ポニテの長さまで自由自在【フォトレポ】
-
【特集】『Incursion Red River』はなぜヒットした?完全PvEの『タルコフ』ライク、リアルだけど少しカジュアルに
-
今週発売の新作ゲーム『Stellar Blade』『SAND LAND』『百英雄伝』『サガ エメラルド ビヨンド』『メガトン級ムサシW』『El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON HD Remaster』他
-
『ユニコーンオーバーロード』特徴を守ればどう描いても良し、欧州における「紋章」の文化【ゲームで世界を観る#73】