- ■クレオパトラとは
- 固有ユニット:マリャンヌ戦車弓兵
マリャンヌは 2 人乗りの小型チャリオットに乗って戦う世襲貴族です。チャリオットは射手に安定した足場を提供し、矢を積むのにも適していましたが、活躍できる地形に制限がありました。また、長期の従軍ではチャリオットや馬の維持も問題になりましたが、それでも彼らがファラオの軍隊における最精鋭であったことは間違いありません。 - 固有建造物:スフィンクス
ライオンの体に人間の頭を持つ空想上の生き物であるスフィンクスは、権力と英知、そして不死を求めてやまないファラオたちに人気のモチーフでした。小さなものから巨大なものまで様々なスフィンクス像が築かれましたが、中でも巨大スフィンクス像の代表格であるギザの大スフィンクスは、最も古い記念碑的建造物の 1 つとして今なお見ることができます。
紀元前 69 年に生まれたエジプトの女王クレオパトラ・テア・フィロパトールは、屍の山を築いて権力を握りました。まず彼女は、ライバルの多くを毒殺、あるいは処刑し、14 歳にして摂政の地位を手に入れ、父プトレマイオス 12 世の補佐役となります。その 4 年後、紀元前 51 年 3 月に父王が死ぬと、彼女は弟のプトレマイオス 13 世(当時わずか 10 歳)とエジプトの共同統治者となりました。
弟と結婚し、名実ともに女王となったクレオパトラですが、権力を分かち合うつもりは毛頭なく、プトレマイオス 13 世に関する記述は彼女によって公式の記録からすべて消されてしまいます。この結果、命の危険を感じた弟王は姿をくらまし、クレオパトラは唯ひとりのファラオとなりました。
その後のクレオパトラは、ユリウス・カエサルやマルクス・アントニウスといったローマの有力者たちを籠絡し、当時の最重要人物であった彼らとエジプトの間に同盟関係を築きます。しかし結局はこうした選択が仇となり、彼女の治世にエジプトは没落。ローマの軍門に下ることになったのでした。
■エジプトの固定ユニット
労働者ユニット紹介映像
2K Japanは、人気ストラテジーシリーズ最新作『シヴィライゼーション VI(Sid Meier's Civilization VI)』のエジプトに焦点を当てた国内向けファーストルック映像を公開しました。
本作でエジプトの指導者となるのは、絶世の美女として言い伝えられているクレオパトラ。エジプトとナイル川の歴史的な繋がりが深いためか、河川沿いに区域や遺産を建てると、その建築速度が速まる「イテル」という特殊能力が備わっています。これら区域や遺産は、氾濫原に建築することも可能とのこと。
さらに指導者となるクレオパトラには、交易路の性能を向上させられ、通常よりも多くゴールドを入手できる能力も備わっています。交易相手となる他文明は、ゴールドはもちろん、食料も獲得できるため、友好的な通商/同盟関係が結べそうです。固有ユニットには、平坦な地形を素早く移動できるチャリオット弓兵が用意されています。
また、固有施設「スフィンクス」は信仰力と文化を生み出すだけでなく、遺産の隣に建設させればボーナスを得られるそうです。近くに河川があるなら強力な国家となりそうなエジプトは、外交面での強みが特徴的と言えるかもしれません。
『シヴィライゼーション VI』はPCを対象に海外で10月21日発売予定。Steamでの国内向けリリース日は10月22日に設定されています。また、デジタルデラックスエディション(価格9,300円)には、ゲーム本体に加え、25 周年デジタルサウンドトラックと発売後に配信される4つDLC パックへのアクセス権が同梱され、追加のマップ、シナリオ、文明、リーダーを割引価格にて入手できるとのこと。