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【特集】『ゲームの名台詞&洒落た台詞』7選―まるで映画!

年始に掛けての慌ただしさが過ぎればお正月休みに入り、腰を据えてゲームをプレイする方も多いのではないのでしょうか。そんな中、今回はハードボイルド作品多めで世界観を堪能できる名台詞や洒落た台詞をもつ10作品の10台詞をピックアップして皆様にご紹介致します。

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◆『Far Cry 3』
開発元:Ubisoft Montreal 開発年:2012年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360

    「“異常”の定義を知ってるか?異常は何度も何度も繰り返すこと 変化を信じてな それが異常だ」

パッケージなどでも前面に採用され主人公「ジェイソン」よりもキャラクターが立っている、本作最大の悪役にしてソシオパス「バース」の名台詞です。この台詞は「そう教えられたとき からかわれていると思い そいつを」と続くのですが本作の本質的なテーマを示す台詞にあたるので印象深いです。また、異常の定義という元ネタはアインシュタインなど複数の偉人から発せられています。

◆『シルバー事件』
開発元:グラスホッパー・マニファクチュア 開発年:1999年 機種:PlayStation/PC

    「弾よけた 縫い目が見えたわ」

17年の時を経てPC版HDリマスターの発売を果たしHDリマスターPlayStation 4版の発売も控えている本作より冒頭、メインキャラクターの「クサビテツゴロウ」が不審人物に発砲され、無線で本部に知らせる際に発する台詞です。本作はテキストに独自色が強く見られ、脳にこびりつくようなワードが頻発するハードボイルドアドベンチャー作品ですので、そのセンスにぴたりと感性が合えばやみつきになり、大ファンになること請け合いの作品です。その他「五万貸してくれ」などの台詞はファンの間では有名です。

◆『ALAN WAKE』
開発元:Remedy Entertainment 開発年:2010年 機種:Xbox 360/PC

    「ホラー小説の登場人物は「なぜ」と問い続けるがその答えはない あってはならない 謎は謎のままでこそ人々の心に残り続ける」

俺はアランウェイク 作家だ」と続いて締められる本作の台詞ですが、スティーヴン・キングの言葉を借りれば、という前もっての引用からこの台詞は始まります。考察の余地を残す物語を含んだ、本作の精神的支柱を表した名言だと言えるでしょう。その他、本作からはファンにとっては「カール スタッキーです どうぞよろしく ご予約は前金でぇ明朗会計!」などといったホラーシーンでの、ともすれば少し笑ってしまいそうになる狂気の台詞も名言として数えられます。作品自体もメタ的認知領域に踏み込んだサスペンスとして高い評価を得ています。

◆『Deus Ex: Human Revolution』
開発元:Eidos Montreal 開発年:2011年 機種:PlayStation 3/Xbox 360/PC

    「我々は寒かったから火をおこした 弱かったから道具を発明した 障害にぶつかるたびに創造性とアイデアで乗り越えてきた そのサイクルは変わらない…だが結末はいつも良いものだろうか?それは我々の接し方次第なのだろう」

人類の身体拡張技術に関する興味深い金言です。技術はどんどん進歩、発展していきます。その流れは誰にも止めることが出来ません。本作の世界ではオーグメンテーションという身体拡張技術が萌芽し、まさに潮流が起こる寸前の近未来をバックグラウンドにしたストーリーテリングが行われます。そういった物語、或いは技術というものの取り扱いに対する本質を示す言葉と言えるでしょう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

いかがでしたでしょうか?名言とはその言葉を発するまでの文脈あってこそ輝くものが多く、台詞単体で、ゲームプレイを伴わなければ何気ない言葉になりかねません。そこで今回のピックアップは、ともすれば平坦に見えた台詞もあるかも知れませんがいずれも文脈上では珠玉の台詞です。もし引っかかった台詞があればその作品を是非プレイしてみて下さい。それでは読者の皆様、来年も良きゲームライフになりますよう良いお年を!
《SHINJI-coo-K(池田伸次)》

FPSとADVを偏愛しつつネトゲにも造詣のあるフリーライター SHINJI-coo-K(池田伸次)

「Game*Spark」誌に寄稿しつつも「IGN JAPAN」誌と「GAMERS ZONE」誌にも寄稿。「インサイド」誌にも寄稿歴あり。今はなき「Alienware Zone」誌や「週刊Steam」誌にも寄稿していたフリーライター。 そしてヒップホップビートメイカー業も営む音楽家兼ゲームライターの兼業家。通称シンジ。

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