オンライン対応のマルチプレイヤー対戦ゲームで見られる「強キャラ」「弱キャラ」への、アップデートによるバランス調整。特に「強キャラ」に施されがちな「弱体化(Nerf)」に頭を抱えてしまった経験のあるゲーマーは、昨今では少なくはないでしょう。今回はそんなバランス調整の中でも記憶に残るような思い出を持つ海外ゲーマーの声を紹介します。
海外のトイガンに由来するスラングとして馴染まれている「Nerf」ですが、先日旧正月イベントが終了したマルチ対戦シューター『オーバーウォッチ』のとあるユーザーは、同作に登場する「ロードホッグ」の調整に注目しつつ、安心感を覚えたのだとか。あまりにも強力過ぎた彼のフックの「Nerf」を見つつ、「ラインハルトのシールドとD.Vaはどうなの?ロードホッグの巨大な弱点は他のタンクキャラクターと比べて、自己回復を除けばゆるくなっていないけど、シールドやディフェンスマトリクスと比べれば別に良いものではないじゃないか」「ラインハルトはゲーム内で最もバランスが取れたヒーローだと思う」「D.Vaはパーフェクトなヒーローだ。お願いだからあの子をNerfしないでほしい、自分がランク戦で使えて上手くやれる、文字通り唯一のキャラクターなんだ」と、お気に入りのキャラクターの「Nerf」を心配するやりとりも見られていました。
そのほかでは『スーパーストリートファイターIV』のユンが弱体化された当時を振り返って「アーケード版では異常に強過ぎるユン一人のせいで競技シーンが壊滅した。ウメハラでさえユンを使ってたよね」「競技的なモードをやめて、トップレベルになれなかった頃から、格闘ゲームの強キャラのNerfには賛成してる。それに、いろんな種類の違ったキャラクターが上手にプレイされているのを観るのが好きなんだ」とのコメントを寄せる方も。プレイヤーとしては当然のことながら、e-Sportsとして発展した競技的タイトルにおいては、試合の「観客」としても「Nerf」を気にするケースもあるようです。
Game*Spark読者の皆様は、マルチプレイヤー作品やその他の対戦/協力型ゲームで「記憶に残るような弱体化」を体験したことはあるでしょうか?バランス調整は様々なゲームジャンルで見受けられるアップデートと思われますが、「お気に入りのキャラクターが弱くなってしまった」「ウンザリしていたあのキャラが突然弱くなって安心した」などの経験談がある方は、ぜひコメント欄からメッセージをお寄せください。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
高自由度ファンタジー人生シム『ワールド・ネバーランド2 ~プルト共和国物語~』Steamへの移植なぜ?シリーズの“今後”に迫る【インタビュー】
-
正義と愛とで輝く星を守り抜け、ロボアクションADV『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』丁寧な再現度、たまにシュールさ…開発の情熱で原作未視聴でも楽しめたヒーローの勇姿【先行プレイレポ】
-
敵の力を身につけながら進むソウルライクなメトロイドヴァニア配信!悪鬼を倒し、自分自身が悪鬼になる―採れたて!本日のSteam注目ゲーム6選【2024年4月10日】
-
新作MMORPG『HIT: The World』でまさかの“プレイヤーvsゲームメディア”実現!“日本向けMMO”もいよいよリリース間近【イベントレポ】
-
海外レビューハイスコア『Inkbound』―友達や見知らぬ人と一緒に様々な“本”の試練を受けるのは間違いなく楽しい体験だ
-
【クラフトサバイバル名鑑】「英雄コナン」が原作の『Conan Exiles』増え続けるコンテンツで魅力を失わない!多彩すぎる遊び方でプレイヤーごとの楽しみが味わえる
-
海外レビューハイスコア『Spirit City: Lofi Sessions』―非の打ちどころのない雰囲気と『コーヒートーク』を彷彿とさせるサウンドトラックを備えている
-
海外レビューひとまとめ番外編「フォールアウト」実写ドラマ版―最も興味深い人間ドラマが“Vault Dweller”たちの物語だと理解していた
-
「より多くの人が納得して、優れたゲームプレイを楽しめること」を追求する…アクションRPG『Horizon Forbidden West Complete Edition』PC版移植チームが注ぎ込んだ情熱とは?【インタビュー】
-
『ユニコーンオーバーロード』実は凶暴?ノアの方舟に乗れなかった聖獣“ユニコーン”の来歴【ゲームで世界を観る#72】