【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦

5月28日、ロシアはモスクワにて、PC版『World of Tanks』の世界最強チームを決める「The Gland Finals 2017」が開催されました。より規模を増し、大きく盛り上がった本大会を、現地からフォトレポート。Wargamingの力の入れようはすごい…!

ゲーム文化 eスポーツ
【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦
  • 【現地レポ】『WoT』世界最強の栄冠を手にしたのは―モスクワ「The Grand Finals 2017」決勝戦

5月28日、ロシアはモスクワにて、PC版『World of Tanks(以下、WoT)』の世界最強チームを決める「The Grand Finals 2017」が開催されました。より規模を増し、大きく盛り上がった本大会を、現地からフォトレポート。Wargamingの力の入れようはすごい…!




モノリスとも呼ばれる優勝トロフィー(トレイラー)も展示

ケータリングのお菓子には各チームのエンブレムが

今回、会場となったのはモスクワにある「VTB Ice Palace」というアイスホッケー場。最大収容人数が14,000人という巨大な施設ですが、会場全面には大きく「The Grand Finals 2017」の文字と装飾された階段。プレス側の入口(写真下)の巨大ディスプレイでは今大会のCGトレイラーが流されていました。外観だけでなく、会場内にもいたるところに装飾が施され、まさに『WoT』一色。






中でも特に人気だったのがWargamingのオフィシャルショップ。スマホカバーからプラモデル、金属製のミニチュア戦車、スキットル、Tシャツやシューズなどのアパレルまで、大量の『WoT』グッズが販売されていました。


写真はその場でプリントしてもらえる



他にも、フォトスポットとしてWargamingが提供する各種タイトルのビジュアルを背景に写真を撮れたり、人をダメにしそうなクッションに埋もれながら観戦できるエリア、VRゴーグルでメインステージを見回せる展示、チームの一員になれる顔ハメ看板などなど、試合の合間に楽しめるアクティビティがたんまり。一日中『WoT』漬けになれるファン垂涎の空間です。

Head Of Global Competitive Gaming・Mohamed Fadl氏

『WoT』Product Director・Thaine Lyman氏

そうこうしているうちに、Mohamed Fadl氏によるプレス向けウェルカムスピーチが開始。その後、『WoT』開発のトップ・Thaine Lyman氏から、次期アップデートとなる「9.19」についてが語られました。



「9.19」では、コアユーザーに向けたエンドコンテンツとして、TierX戦車限定の「ランク戦」が実装されます。ランク戦では戦闘の成績によって「シェブロン」と呼ばれるポイントが増加または減少し、このシェブロンの数によってランクが決まります。ランク戦はシーズン制(1シーズンは約1ヶ月間)をとり、最終的なランクで報酬が決定。報酬には「BONDS」という新通貨があり、この通貨を使うことで、TierX戦車をさらに強化できるとのこと。戦闘のルール自体は、TierX戦車限定ということ以外は15vs15のランダム戦と変わらないようです。なお、「9.19」実装は6月中を想定しているとのことです。



勝敗を占うロブスター・Tomatoちゃんは「TORNADO ENERGY」を選択

ウェルカムスピーチが終わり、様々な取材に奔走(この間、準決勝が行われていたが観ることができなかった…)した後、現地時間午後7時ごろからついに決勝戦が始まりました。ロシア美女によるドラム&新体操風パフォーマンスが終わると、今回世界最強の座をかけて争う「TORNADO ENERGY」と「DING」が入場。戦いの火蓋が切って落とされました。



決勝戦は4:43:16あたりから

試合では「TORNADO ENERGY」がその力量を見せつけます。「DING」も、序盤は優勢を取ることが多いのですが、その勢いを維持できず、何度もまくられてしまいます。

そして、6-2と「TORNADO ENERGY」が王手をかけて迎えた9戦目、マップはCLIFFです。お互い一歩も譲らず、ついには「TORNADO ENERGY」applew0w選手(B-C 25t AP)と「DING」Break_neck選手(TVP T50/51)の一騎打ちに。お互い残り少ない体力でしたが、applew0w選手がBreak_neck選手をあと一撃というところまで追い詰め、そのまま勝利。7-2で「TORNADO ENERGY」が世界最強の座を掴みました。




試合終了後は盛大なセレモニーが行われ、熱戦に興奮したファンたちが、ステージに詰めかけていました。

ちなみに、最終戦のマップ「CLIFF」は、applew0w選手にとって因縁深いマップ。というのも、昨年のGrand Finals決勝最終戦、同じくCLIFFで戦っていたapplew0w選手は、最後の最後本当にギリギリの場面で、崖にスタック。身動きが取れなくなり、結果、チームは優勝を逃してしまったのです。観客もこの出来事を知っていたのでしょう。崖上から撃っていたapplew0w選手が、Break_neck選手にとどめを刺すため崖を降り、無事に降りきった時、悲鳴にも近い歓声があがっていました。今回、最高の形で雪辱を晴らすことができたapplew0w選手。このようなドラマがあるからe-Sportsは楽しい!

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

今回、モスクワでかなり大規模に行われた「Grand Finals 2017」。もうこれ以上ないというくらいに力の入ったイベントになっていましたが、来年はどのようなものになるのでしょうか。今から楽しみです。


取材協力:Wargaming
《Takuya Suenaga》

ソウルシリーズ大好き Takuya Suenaga

1990年3月、神奈川県生まれ。パズル誌の編集を経て、イードへ。「Game*Spark」「インサイド」の編集業務に携わり、同社のアニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」も経験。幼少期よりゲームに触れ、現在はCS機・スマホを中心にプレイ中。好きなジャンルはアクションやFPS・TPSなど。『デモンズソウル』を始めとしたフロム・ソフトウェアの「ソウルシリーズ」や、2020年にサービスを終了した『ららマジ』に特に思い入れがある他、毎年の『Call of Duty』に一喜一憂したり、『アクアノートの休日』『FOREVER BLUE』の新作を待ち望んでいたりする。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 海外人気サンドボックスゲーム『Garry's Mod』製作者が任天堂関連のSteamワークショップアイテムの削除要求に応じる「二度とアップロードしないでほしい」

    海外人気サンドボックスゲーム『Garry's Mod』製作者が任天堂関連のSteamワークショップアイテムの削除要求に応じる「二度とアップロードしないでほしい」

  2. マネ厳禁!職場でこっそり遊べるゲームって……?

    マネ厳禁!職場でこっそり遊べるゲームって……?

  3. eスポーツ大会の真っ最中に「マウス充電切れ」のハプニング…!しかし咄嗟の機転でチームを勝利に導く

    eスポーツ大会の真っ最中に「マウス充電切れ」のハプニング…!しかし咄嗟の機転でチームを勝利に導く

  4. 自動化RTS『Oddsparks: An Automation Adventure』早期アクセス開始―へんてこ可愛いキャラクターの“スパーク”とクラフトし冒険の旅へ!

  5. 『星のカービィ』生みの親・桜井政博氏がカービィを食べちゃった?美味しそうにフォークを入れる写真にファンも「だめぇぇぇぇぇ」

  6. 『スト6』リュウ、豪鬼の大迫力な“ミューラルアート”がTシャツに!経年とともにロゴが徐々に姿を現すクラックシャツは、手作業で数十回も塗り重ね

  7. あの狂気が再現…!映画「ジョーカー」の非公式オープンワールドゲーム映像が凄まじいクオリティ

  8. 次はあの人の…?『アーマード・コア6』新作フィギュアの予告か、魂ネイションズ公式Xが意味深なポスト

  9. ユービーアイソフトジャパン設立30周年!「ゲームと共に、時代を生きろ」特設サイト公開&年間記念キャンペーン実施

  10. ドラマ「フォールアウト」はゲーム版と矛盾?物議醸した出来事をトッド・ハワード氏が説明

アクセスランキングをもっと見る

page top