気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ゲームクリエイターGil Clavien氏、Noe Zufferey氏、Jacky Casas氏らが開発し、PC/Mac/Linux向けに5月23日にリリースされたパズルストラテジー『Asylamba: Influence』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作はリアルタイムストラテジー風のギミックとパズルゲームが融合したタイトルで、プレイヤーは自分の文明を導きながら銀河を拡大していきます。今作の最大の武器は「文化的影響力」。いわゆる戦争で掌握するのではなく、宗教家や学者、トレーダーなどを扱いながら他の星々への影響力を高めていきます。鮮やかで分かりやすいユーザーインターフェイスも魅力のひとつ。
『Asylamba: Influence』は620円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Jacky Casas氏(以下、Casas氏):Jacky Casasと言います。スイスに住む28歳のコンピュータサイエンス博士課程学生です。RTFM Corp.と呼ばれるスタジオに在籍していて、ゲーム開発を始めたのは2011年のこと。最近では『Asylamba: Influence』という新作ゲームをSteamでリリースしました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Casas氏:今作は2年前の2016年から開発を始めました。ブラウザで動作するMMOゲームの開発が終わってから、もっと縛りがあってプレイヤーと密接なゲームを作りたいと考えていました。というわけで3種類のシンプルなゲームメカニクスと、プレイヤーを麗しき宇宙にどっぷり浸らせるための世界観を創り出したのです。
――本作の特徴を教えてください。
Casas氏:今作の面白いポイントは、ストラテジーゲームとパズルゲームのプレイ感を融合したところです。実際のところAIはかなりスマートなので、プレイヤーはプレイできるミッションをそれぞれ達成するために異なる戦略を試していくことになるでしょう。ゲームのインターフェイスもかなり洗練されてると思いますし、プレイヤーを世界観に引き込むために大いに役立っていると思います。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Casas氏:もちろんありますよ。私たちは当初フランス向けに『Asylamba : Stellar Expansion』と呼ばれる宇宙空間を舞台にしたMMOブラウザゲームを開発していました。ゲームや物語、バックグラウンドに夢中になるプレイヤーたちの活発なコミュニティもありました。そして世界観は年々改善され、より強固になっていったのです。著名人や政治的な事件、戦闘、科学的発見などのディテールが素晴らしく、本当に面白くて濃厚でした。なので、私たちはキャラクターや物語を同じくした同一のユニバースの新作を新しい形で生み出すことに決めたのです。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Casas氏:今のところ、日本語に翻訳する予定はありません。しかし日本の方のゲーマーコミュニティから関心を得られれば、喜んで方針を変えていきます!もし今作を日本語に翻訳して欲しいという方がいらっしゃいましたら、Twitter宛にお声がけいただければと思います。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Casas氏:日本のゲーマーの方たちから、今作に対するコメントや意見を本当に聞いてみたいと思っています。私たちが開発を楽しんだのと同じくらい、皆さんにも気に入っていただければ幸いです!
――ありがとうございました。
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