まず"内部で性表現規制についての規定が新たに設けられた"ことについて、SIEは「新しいルールは導入しておりません。」とコメント。同社では、クリエイターの発想を尊重しつつ、非常に稀ではあるが過度に性的でゲームを楽しむ方にとって不快と思われるコンテンツを、ケースバイケースで役員が確認するポリシーを持っているとのこと。一方で、SIEを含むゲーム業界はペアレンタルコントロール機能を導入し、各地域の年齢別レーティング制度(CERO/ESRB/PEGI)を遵守したうえで、各タイトルの対象年齢に関する情報を提供している、としました。
また、性表現に対するSIEの方向性が"CEROやESRBなどのレーティング基準に関係のない独自のものか"については、「日本においては、CEROの基準で統一していましたが、タイトルの性的表現等については、より、グローバル基準を参考にし改めて取り組むようにしております。」と回答しています。
つまり、SIEは性表現があるゲームを全部まとめて規制しているわけではなく、過度に性的なコンテンツがある場合は役員が確認することになります。 ただし、日本においては従来のCERO基準ではなく、一般に性的コンテンツに厳しいとされるグローバル基準に沿うよう取り組むようになったということです。
なお、SIEは最後に「我々は常にプレイステーションを最高の、すべてのゲーマーを迎え入れる遊び場にしてまいります。」と締めくくっています。ゲーム業界の中で永遠の命題とも呼べるかもしれない「性」にまつわる議論ですが、今後の動向にも注目です。
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