気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Muzt Die Studios開発、PC/Mac/Linux向けに7月26日リリースされたゼルダ風アドベンチャー『Knightin'+』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、『ゼルダの伝説』風の2Dアドベンチャー。ダンジョンを探索し、パズルを解き、ボスを倒すという、昔ながらの見下ろし型アクションアドベンチャーです。記事執筆時点では日本語未対応。
『Knightin'+』は620円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
VolodymyrMuzt Die Studiosはウクライナ・リヴィウを拠点とし、一人で活動しているインディーゲーム開発スタジオです。私の名前はVolodymyrですが、Wolodという方がよく知られているかもしれません。当スタジオは2011年に設立され、楽しく、挑戦しがいがあり、磨き上げられたゲームをこの世界にお届けし続けています。ゲーム開発は私の情熱であり、私がその開発を楽しんだのと同じぐらい、皆さんには私の作るゲームを楽しんでいただけると嬉しいです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Volodymyr本作は元々、Pixel Day 2018向けの作品でした。2018年1月、このゲームジャムにおいて『Knightin’』というタイトルで出展したのですが、それが1位を受賞。多くの高評価もいただいたこともあり、完全版を作ろうと決断したのです。それから1年経った2019年7月、最終版となる『Knightin'+』を皆さんに披露することができ、光栄です!
――本作の特徴を教えてください。
Volodymyr本作でこだわっているものの一つがそのパズルです。パズルとゲームデザインには力を入れていますし、もちろんユーモアもです。本作はとても皮肉的なゲームで、真面目にプレイするようなものではなく、第四の壁も喜んでぶっ壊しますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Volodymyrはい、本作は『ゼルダの伝説 夢をみる島』や『神々のトライフォース』といった、昔の2Dゼルダのタイトルから多大な影響を受けています。これらの90年代の名作は、今でも私の一番のお気に入りです。『ふしぎのぼうし』のアートは、ドット絵がどれだけ美しいものになりえるか、いい見本でした。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Volodymyr新しい言語はどんどん追加したいと思っています。今対応している言語はどれも私かボランティアがネットを通して翻訳したものです。本作はそれほどテキストが多いゲームではないので(約750単語)、もし日本語翻訳に興味がある人をご存知でしたら、ぜひご連絡ください。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Volodymyr本作に興味を持っていただき、ありがとうございます。日本はとても美しい国なので、いつか訪れたいと思っています。そして日本のゲーム開発者の皆さんに一言…素晴らしいゲームを作り続けてください!
――ありがとうございました。
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