戦闘、生活、冒険すべて満喫!北欧神話ベースオープンワールドサバイバル『Valheim』【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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戦闘、生活、冒険すべて満喫!北欧神話ベースオープンワールドサバイバル『Valheim』【爆速プレイレポ】

非常に充実した生活と戦闘要素。北欧神話ベースの世界観もゲームの個性として活かされています。

連載・特集 プレイレポート
戦闘、生活、冒険すべて満喫!北欧神話ベースオープンワールドサバイバル『Valheim』【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。


今回は2021年2月3日0時にIron Gate ABとCoffee Stain PublishingよりPC(Steam)向けに早期アクセスでリリースされた『Valheim』について生の内容をお届けします。


『Valheim』とは

本作は、北欧神話とバイキングの世界をベースにしたオープンワールドサバイバル。プレイヤーは、ヴァルキリーによって10番目の世界「Valheim」へと導かれた戦士となって冒険を重ね、この地に巣食う悪しき存在を倒して秩序をもたらすのが目的です。「Valheim」は非常に広大で、野生生物や巨大な怪物などが跋扈している危険な世界です。

本作は採集・クラフトはもちろん、航海や自由な建築といったさまざまな要素が存在。戦闘では回避やブロックを利用した駆け引きと、多彩な武器によるプレイヤーごとの戦い方を楽しめます。プレイヤーは世界に存在している怪物を倒すクエストを達成することで、神話の力を使用可能。単純なクラフトやサバイバルだけでなく、冒険要素にも力を入れている作品です。

また、本作は1人から最大10人までのオンラインマルチプレイに対応。仲間たちと一緒に狩りや冒険を楽しむほか、PvP要素も用意されています。

『Valheim』の実内容に迫る!

まずはキャラメイクからスタート。設定できる項目は、性別・肌の色・髪・ヒゲのタイプと色くらいです。キャラクターを作成したら次はプレイヤーが遊ぶ世界を作り出します。本作は、キャラクターとワールドが別々に保存される『テラリア』のようなシステム。作成済みのキャラクターが持っているアイテムを、他のワールドに持ち込むことも可能です。




ゲームを開始すると、プレイヤーが「Valheim」に運ばれてくるシーンから始まります。到着したのは巨石が立ち並ぶ祭壇。ここがプレイヤーの初期リスポーン位置となり、ゲームとしても重要な意味を持つエリアになります。祭壇では「フギン(オーディンの従者であるカラス)」から、プレイヤーのすべきことが伝えられます。オープニングとあわせて本作の目的を紹介しておきましょう。

かつてオーディンが世界を統べた際に"10番目の世界(北欧神話における世界は9つなのでValheimはオリジナル)"に追放した「見捨てられしもの」と呼ばれる怪物。その首を祭壇にある「犠牲の石」に捧げ、世界に秩序をもたらすことが主神オーディンからプレイヤーへと与えられた使命です。



「フギン」から目的を伝えられたあとは、プレイヤーは自由に「Valheim」の世界を冒険することになります。「フギン」は今後も特定の場面で登場するチュートリアルキャラクター。最低限の情報はくれますが、基本操作などのチュートリアルはあまり親切ではありません。まずはオプション画面で操作を確認しておきましょう。

サバイバルの始まり!野を駆けろ、己を鍛えろ!

はびこる怪物を退治する使命を与えられたプレイヤー。しかし、世界に秩序をもたらす戦士に与えられているのは一枚の服のみです。元々はヴァルキリーに導かれた屈強な戦士の魂ながら、この状態では怪物と戦うなんて夢のまた夢。まずは生活基盤を作り出すためにサバイバル生活する必要があります。

本作の基本的なプレイは、クラフト要素付きのサバイバルです。プレイヤーのステータスとしては体力とスタミナ、満腹度が存在しています。また、プレイヤーの行動によってスキルが上昇。「走る」「ジャンプ」「殴る」「ナイフ」「伐採」などの能力を成長させることが可能です。



体力とスタミナは時間で回復していきます。ここで重要となるのは「満腹度」の存在。満腹度のゲージを上げることで基礎体力の上限があがるのですが、主人公は意外とグルメで同じものだけでは満足しません。物を食べることでプレイヤーの食事スロットに登録され、最大3つまでの「合計回復力」が満腹度と基礎体力の基準となるのです。

食べたものは時間で消化されていき、スロットが点滅すれば他のものに代替可能。上手く組み合わせれば大きく基礎体力を上げることができます。初期状態だと野生生物から手に入る「肉(焼く必要あり)」と採集できる「ベリー」「きのこ」の3種類が定番でしょうか。もちろん強力な敵と戦う前にはなるべく美味しいものを食べる事が重要です。



まず、プレイヤーがやらなければならないことは拠点の構築。スタート地点付近を探して木と石を確保、クラフト画面で「石の斧」を作り出して木材を大量に手に入れる必要があります。主人公は「Valheim」に来た時点で"物の形"を忘れている状態。本作ではクラフト素材となるアイテムを手に入れることでレシピが開放されていく形式です。

シンプルながら自由な建築!我が家が一番だ……。

本作で拠点を作ることにはさまざまなメリットが発生します。まず1つは「ベッド」の存在。ベッドを作ることでリスポーン地点として使用できるほか、夜をスキップすることも可能に。また、ベッドが成立するシェルター状態になれば休息状態(体力とスタミナ回復量アップ)のバフが付けられます。ちなみに本作では死亡した場合、その場にアイテムを落とす仕様です。

2つ目は「作業台」が使用可能になること。本作の作業台は、アイテムクラフトだけでなく、建材を配置するためにも必要。また、アイテムクラフトは作業台を「屋根の下に配置する」状態でなければ利用できません。ものづくりをするためには安定した拠点が必要不可欠なのです。



3つめはなにより「安全の確保」です。「Valheim」は野生生物や怪物だけでなく、夜になると寒波という驚異が訪れます。寒い状態ではプレイヤーにデメリットが発生し、冒険や戦闘への大きな障害になってしまいます。何より本作の夜はとても暗いのです。なるべく寒いときには温かい我が家で落ち着けるのが理想ですね。


本作はハンマーを持つと建築モードになり、壁や屋根、ドアなどを組み合わせて自由に配置できる形式です。建材同士は綺麗につなげることも、離れて不思議な形にすることも可能。ただし、土台がない場合は脆いので気をつけましょう。なお、配置した建材は作業台の範囲内であれば簡単に壊せます。



最低限の家を作ったあとは周りの生物を倒して素材を集め、クラフトで自身のツールを強化していきます。ここまで来てようやく大いなる目的の第一歩。いよいよ戦士としての仕事を遂行するときです。

さあ戦え!秩序をもたらす戦士よ!

本作の戦闘システムには通常攻撃とブロック、回避行動が存在。また、一部の武器では「槍を投げる」「ジャンプしてナイフを突き立てる」などの特殊攻撃が可能です。すべての行動にはスタミナが必要となるので、戦闘時の管理には気をつけましょう。

本作ではブロックが非常に重要で、適切な行動として使えば相手をひるませることができます。主人公は初期状態ではものすごく弱く、モンスターはおろか猪にも殺されかねません。まずはブロックの練習を行うことが生存への近道です。なお、少しゲームを進めて「盾」を手に入れることで大幅に戦闘が楽になります。


倒した相手からは肉や皮などの素材を取得可能。また、倒した相手の「トロフィー」を獲得することがあります。トロフィーはゲーム内実績で記録されるほか、武器などのクラフトや「とあるイベント」で使用する大切な素材です。そのことに関連して、ゲーム内ではまず「鹿」を倒せるようになることが重要なので覚えておきましょう。彼らは臆病なのでステルスで近づくか、遠距離で倒す必要があります。

イベントを進めることで、その地域の祭壇ではボスを召喚できるようになります。最初に登場するのは「見捨てられしもの」のひとり、巨大な鹿の怪物「エイクスュル」です。電撃を使用する強力な相手ですが、服や盾を装備している状態ならばなんとか対応できると思います。勝利することで「エイクスュルのトロフィー」を獲得できます。

手に入れた「見捨てられしもの」のトロフィーを、スタート地点の祭壇にある「犠牲の石」へと捧げることでイベントが発生。プレイヤーは「エイクスュル」の能力としてスタミナ消費大幅減少のスキルが使用可能になります。こうして新たな力を得た主人公の元に「フギン」が現れ、次の目的地が「黒い森」であることを伝えてくれます。



本作にはこうしてストーリーを進めていく要素が用意されています。もちろん単純にサバイバルを楽しむだけでも良いのですが、アイテムレシピを増やすためには冒険は欠かせないのです。

なんかでっかいおっさんいるねえ!

新たな冒険の舞台!

戦士が生きるためのTIPS

・丸太の挙動には要注意!

本作の伐採は、木にある程度ダメージを与えた時点で「幹が倒れて丸太になる→丸太をさらに攻撃で木材にする」というシステム。木を倒すという満足感はあるのですが、この倒れてくる丸太に潰されるとダメージになるので要注意です。


また、ボス「エイクスュル」や巨大怪物「トロール」などは範囲攻撃で周りの木を薙ぎ倒す場合があります。そのため、戦闘時には自然からの攻撃を受けないようにする必要もあるのです。

なお、倒木ダメージは上手く利用すると「山の上から転がす→ダメージで他の木も折れる」と言った効率的な伐採も可能。自然を味方につけることも戦士の生き様です。


・焚き火の配置は超重要!

建築で設置する「焚き火」は料理に使用するほか、寒さ対策にも欠かせない本作でも最重要な存在。ベッドで眠るための条件として「近くに焚き火があること」もあるため、拠点を作る際には配置をきちんと考えなくてはなりません。焚き火は地面しか配置できないため、家の中に置くには床板を剥がす必要があります。

もし土台を作って家を地面より高く作った場合は、「鋤」で地面を盛り上げることが可能なので覚えておきましょう。また、本作は「煙の逃げ道」がない場合、建物内に充満してダメージを受けるので要注意。窓を作るなど、新鮮な空気を確保する工夫が必須です。



焚き火を踏めば当然燃える。

煙突って文明だなあ。

・養蜂のすすめ

フィールドを探索していると、すでに打ち捨てられた廃墟を見つける場合があります。廃墟の中にはチェストや「蜂の巣」が見つかることも。蜂の巣を壊すことで食材「ハチミツ」のほか、巣箱を建築するための素材「女王バチ」を獲得可能です。

養蜂の巣箱は定期的にハチミツを手に入れられるほか、破壊しようとした敵を撃退してくれる超スグレモノ。なるべく多く作るためにも、世界の探索でひとつでも多くの蜂の巣を壊していきましょう。



なお、野生の蜂の巣に近づくと攻撃されてしまい、そのダメージも深刻です。しかし、廃墟も所詮は建築物なので「とある施設」を設置することで簡単に破壊可能です。


ここまで紹介してきた『Valheim』は、完成度の高い戦闘や生活システム、サバイバルとストーリーを盛り込んだ冒険要素の融合など早期アクセスの現状でも楽しめる要素が満載です。すべての行動要素に無駄がなく、プレイヤー自身が学びながらゲーム内で成長いくのが体感できます。

北欧神話だけでなくヴァイキング文化もベースにしている本作では、海洋要素も重要です。筆者がプレイした状態ではイカダしか作れなかったため、大航海まではできなかったのですが、風向きにあわせた舵取りなどの専用システムも用意されています。トレイラーで登場しているヴァイキング船にもはやく乗りたいものです。



サバイバルゲームとして必要な要素を兼ね備え、世界観を含めた独自のシステムも機能している本作。やりたいことが多くなるような、そんな忙しくも充実した生活がとても魅力的です。(一部の文字が非常に小さいですが...)日本語翻訳の品質も十分理解できるレベルです。

早期アクセス期間はおよそ一年間を予定。正式版では新たなバイオームやモンスター、武器や建築など本作の要素をさらに充実させる予定です。


世界が広すぎる。

タイトル:Valheim
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2021年2月3日
記事執筆時の著者プレイ時間:10時間
価格:2,050円


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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