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GameStop騒動をめぐり、米国証券取引委員会がソーシャルメディアの監視強化へ―米サイバーセキュリティ企業がBotの暗躍も指摘

最近も、人為的に株価を上昇させていた可能性がある15の銘柄の取引が停止されています。

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Spencer Platt/Getty Images News/ゲッティイメージズ
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米国の株式市場に混乱をもたらし、さまざまな余波が広がるGameStop騒動。米国証券取引委員会によるソーシャルメディア監視の強化や何者かによるBotの暗躍が示唆されるなど、混沌とした状況となっています。

今年2月、Redditユーザーが空売りを仕掛けた大手ヘッジファンドに対して行ったGameStop株の急騰運動に関し、議会では関係者を集めた公聴会が実施されました。Redditの最高責任者であるスティーブ・ハフマン氏は、Redditのトラフィックにおいては偽アカウントなどの、いわゆるBotが重要な役割を果たしてはいなかったと説明していました。

米マサチューセッツのサイバーセキュリティ企業PiiQ Mediaが、1月28日から2月18日までのTwitterやFacebook、YouTubeなどの各ソーシャルメディアプラットフォームの投稿を分析したところ、Botと思われるアカウントがGameStopなどの銘柄をプッシュするような投稿を数多く行っていたことが判明しています。なお。この調査にはRedditは含まれてはいないとのことです。

GameStop騒動を調査している米国証券取引委員会は、先週の金曜日にも異常な取引活動とソーシャルメディアでのキャンペーンを察知し、人為的に株価を上昇させていた可能性がある15の銘柄の取引を停止させていました。今後は株式に関するソーシャルメディア上のプロモーションを監視し、見つけ次第迅速に対処すると同委員会は発表しています。

このBotが何者によるものかは不明のようですが、ただのゲーム小売店だったGameStopがアメリカの株式市場に悪い意味で大きな影響を与えている現在の状況は、多くのゲーマーは想像もしていなかったのではないでしょうか。米国のゲーマーにとってのオアシスのような存在だったGameStopの行く末が見守られます。

《蟹江西武》
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