4月30日に発売されたPS5専用ソフト『Returnal』。同作は一度死ねば手に入れた経験値や武器をすべて失う高難易度なローグライクTPSです。
軽快な操作性を生かして、敵の放つ弾幕をかいくぐりながら戦うヒリヒリ感はぜひ多くのゲーマーに味わってもらいたい体験ですが、プレイした人の中には死んだら全てやり直しというシビアなシステムに思わずコントローラーを置いてしまった人もいるのではないでしょうか。
そこで今記事では、惑星アトロポスに降り立ったばかりの新人スカウトへ向けて『Returnal』を攻略するために役立つ情報を紹介します。
戦闘は距離をとったチキンプレイを徹底
このゲームは前述したとおり、死亡した際に失うものが大きいタイトル。なるべくダメージを受けずにすむよう距離を取って戦うことが大切です。距離を取ることで敵が放つ弾幕が避けやすくなる上、囲まれて四方八方から攻撃されるリスクも減ります。
姑息な戦術かもしれませんが、エリアに出入りするための扉はほとんどの弾幕を通さないうえ、敵からは扉を開けることもできないので、扉の近くに陣取って敵を釣り出し、扉を開け閉めしながらチクチク撃つと一気に被弾率を下げられます。
この戦い方は敵のダメージが重くなってくる中盤以降にかなり役立ちます。覚えておくと良いでしょう。
注意点として、敵が落とすオボライトは数秒で消滅してしまうので、チキンプレイによってオボライトを取得できない確率が高まってしまうことは心に留めておくべきでしょう。そのため、ゲームに慣れてきたら接近戦でオボライトの大量獲得を狙うことも視野に入れていきましょう。リスクを背負って戦う者にこそアトロポスは微笑む...はずです。
初心者には連射速度の高い武器がオススメ
最初はハンドガンしか使えませんが、ゲームの進行に応じて使える武器が増えていきます。大前提として自分が使いやすい武器を選ぶのが一番だとは思いますが、ゲームに慣れていないうちは多少狙いを外しても当てられる連射速度の高い武器をオススメします。
特に「タキオマティック・カービン」や「ホロウシーカー」は連射速度が高く、有効射程も長いので初心者には最適でしょう。
逆に「スピッドモウ・ブラスター」のような、近距離に特化した武器は連射速度も遅く、接近しないと効率的にダメージを与えられません。敵に近付くとなると必然的に被弾率も上がってしまうため、無理にこの武器を使用するぐらいなら、ゲームに慣れていない間は遠距離からも戦えるハンドガンで行動したほうが安定すると思います。
ボス戦前になるべくマップのすべてを探索
このゲームは隅から隅まで探索しないと自キャラを満足に強化できません。さらに、ボスを倒して次のステージに進むと、前のステージの探索もできなくなります。
そういうわけで、なるべくボス戦前にはマップの全てを探索して、アイテム集めや熟練度上げをしておくことでボス戦や後々の攻略が楽になります。
ちなみに、一度倒したボスは以降スルーできるようになりますが、ボスは必ずエーテル5個をドロップするので、余裕があるときは倒しておくことも大切です。
また、探索中に出会うオボライトを消費して強化できる施設は、オボライトが足りずに後回しになることが多いのでしっかりとマップ上でどこにあったかを覚えておき、オボライトを稼いで再度訪問しましょう。
ヘリオス内のベットで眠るとHP(スーツ耐久度)が回復
意外に気づいていない人もいると思いますが、実はヘリオス内にあるベットで眠ることによりHPを一定量回復できます。
一度で回復しきれなかった場合でも何度も利用できるので簡単に全回復が可能となっており、序盤のステージはベッドを使えばHP度外視でアグレッシブにプレイ可能です。
ただ、強化の代わりにHPを消費するリクレイマーや悪性レジンなど、リスクに対してリターンをもたらす要素と致命的にかみ合っていない為、今後のアップデートで修正されるかもしれません。
緑色のアイテムは残りHPによって変化
実は緑色の光を放つアイテムはプレイヤーの残りHPによって、取得できるアイテムの種類が変わります。HPが削られているときは、回復アイテムのシルフィウム、無傷の時はHP最大値を上昇させるシルフィウム・レジンへと変化します。
そのため、ダメージを受けた後に緑のアイテムを取得すれば、HPを維持した状態で探索を進められます
特にモンスターハウス内ではあらかじめ緑色のアイテムがいくつか散らばっているので無傷の状態では取得せず、ダメージを食らってから取得するように心がければHPを維持した状態でモンスターハウスを脱出可能です、
また、「このステージは慣れてきたから余裕だな」と感じるのなら、無傷の状態で取得してHPの最大値をガシガシ上昇させていくプレイもアリです。
リコンストラクターの活用は計画的に
リコンストラクターはエーテルを6つ消費する代わりに、やられてしまった際に一度だけ体力を回復した状態で復活できる施設です。
便利な施設なのでどんどん利用していきたいところですが、リコンストラクターの効果は次のステージに進むと消えてしまうため、場合によってはエーテル6個が無駄になる場合もあります。そのため、初めて戦うボス戦前や体力が少ないとき等、死ぬ可能性の高い状況の時に保険としての使用をオススメします。
どうやって進む、どうやって入手する?探索中に出会う黄色いバリアの破壊方法
探索を進めていくと、到底ジャンプでは届きそうにない場所にアイテムがあったり、水の底にアイテムが見えたりしますが、このほとんどはストーリー進行によって解禁される要素となります。
しかし中には、ゲーム序盤から取得できるものもありますので、その取り方を紹介します。例えば、石牢に閉ざされた宝箱はゲーム初期から取得可能です。
開け方は石牢周辺の壁に、光を放つ機械ヒトデのようなものが壁に張り付いているので、このヒトデを攻撃すると石牢が開きます。
他にも、通常の近接攻撃では破れない黄色いバリアはアーティファクト「ブレード・バランサー」を持つことで破壊できるようになります。「ブレード・バランサー」は主に深緑の遺跡のファブリケータ―にて高確率で購入可能です。バリアの中には貴重なアイテムがある場合が多く購入しても損はないでしょう。
故障はなるべく避けるべし
故障は悪性アイテムなどをエーテルで浄化せずに手に入れた場合に高確率で付与されるバッドステータスです。故障を治すためには同時に課されるチャレンジを達成しなくてはなりませんが、チャレンジと故障の組み合わせには今のところ明確な規則性が見つかっておらず、闇雲に悪性アイテムへ接触するのは大変危険です。
例えば、「近接攻撃で敵を3キルするまで防御力マイナス10%」のような簡単に達成できるチャレンジもあれば、「オボライトを300集めるまで、熟練度を獲得できない」といった厳しいものまで存在しているため、運悪くハードな組み合わせを引いてしまうと、一度死亡してやり直したほうがいいと思えるほど苦しい状況に陥るでしょう。
以上の理由から初心者のうちはなるべく故障を避けたプレイをオススメします。
悪性コンテナは開けないほうがいい
死亡後も次のループに唯一持ち越せる消費アイテムがエーテルですが、使用用途が多岐にわたるため初心者のうちは何に使えばいいのか迷うと思います。
そんなプレイヤーの気持ちを揺さぶるのがエーテルを消費して開けることのできる「悪性コンテナ」です。「極めて価値のあるアイテムが入っている」と表示されるので、ついついエーテルを消費してでも、中身を確かめたくなるのが人間の性だと思いますが、消費したエーテルに見合うリターンを得ることは少ないでしょう。
また、先にも述べたようにこのゲームは故障した際のリスクが非常に高いので、初心者のうちはあまり開ける意味がないと思います。
パラサイトはバッドステータスを見て選ぶ
パラサイトは補助効果と同時にバッドステータスを得る特殊な装備品です。クリアするためにはパラサイトを積極的に活用していく必要があります。とはいえ、どのパラサイトが有用なのか分かり辛いと思うので、ここではパラサイトの選択基準を紹介します。
パラサイトは補助効果の良さではなくバッドステータスが軽いものから選ぶことが大切です。喉から手が出るほどほしい補助効果でも、バッドステータス次第では結果的にプレイヤーにとってマイナスになることがあり得るので、取得の際は注意が必要です。
一応、筆者的に影響が軽微or重大だと考えているバッドステータスを一部紹介しておきます。
■影響が少ないバッドステータス
高所から落下するとダメージを受ける
着地直前にダッシュを挟むと無効化できる。
セカンダリファイアのリチャージ時間が数秒伸びる
セカンダリファイアのリチャージ時間は元から長いものが多く、使用頻度も高くないので問題なし。
近接攻撃ダメージが○○%減少する
初心者のうちは遠距離攻撃がメインになると思うので問題なし。
■重大な影響を及ぼすバッドステータス
アイテム取得時にダメージを受ける
HPの維持が大切なゲームなので、本当に攻略がキツくなります。誤って取得した場合アイテムや施設を利用してパラサイトごと除去しましょう。
近接攻撃とダッシュのリチャージ時間が伸びる
近接攻撃はまだしもダッシュのリチャージ時間が伸びると被弾率が上がるため、避けたほうが吉です。
防御力マイナスやHPの最大値マイナス
死にやすさに直結するので、防御力とHPは高いに越したことはありません。
エーテルのオススメ活用法
死亡後も唯一持ち越せるエーテルのオススメ活用法を筆者の経験則からオススメ活用法を優先度順に紹介します。先述したように悪性コンテナはギャンブル要素が高く不利益を被る場合が多いので、勝負に出たい新人スカウト以外はスルー推奨です。
1.ショップでエーテル5つを200オボライトに変換
悪性コンテナとは異なり、確実に200ものオボライトを獲得可能なので、どんな状況でも安定の利用手段と言えます。
2.リコンストラクターの起動
不安なボス戦前やHPが低い時は安定の手段。
さらに、死んでもやり直せるという精神的安定はプレイにも良い影響をもたらすでしょう。
3.緊急時の悪性アイテム浄化に利用
アトロポスのキーが足りないとき、他に回復手段が存在しない時、オボライトが足りないとき等々、緊急時の場合は選択肢に入ってきます。
オボライトの活用法
キャラクター強化のために使用されるゲーム内通貨です。このオボライトをどう使うかでクリアできるかどうかが変わるほど重要なアイテムなので、筆者の経験則からオススメ活用法を優先度順に紹介します。
1.強力なアーティファクトの購入
強力なアーティファクトの購入は、他の全てのことを差しおいてでも優先すべきでしょう。特に攻撃力・防御力UP効果を持つアーティファクトや、回復効果をもたらすアーティファクトは非常に強力で、運よく手に入れられれば攻略の安定度が全く変わります。
2.回復アンプルの購入
初めて戦うボス戦は被弾必至なので、ボス前に大量にストックしておくことをオススメします。消費アイテムは次のステージにも持ち越せるので無駄になることがなく、使用用途に困ったら回復アンプルに使うのが安定です。
3.ステータス強化(攻撃力UP、防御力UP)
特に連射速度やDPSの高い武器を使っている場合は攻撃力UPの効果は高く、防御力UPに関してはもう言うまでもないでしょう。
4.その他ステータスの上昇率増加や強化
熟練度やHPの最大値に関してはオボライトを使用せずとも上げる手段が多いので、他と比べて優先度は低めです。また、セカンダリファイアのリチャージ時間短縮に関しても、筆者の経験上、セカンダリファイアの使用頻度自体そこまで多くないので同じく優先度は低めですが、プレイヤ―のスタイルによって変動する部分だと思います。
ここまで『Returnal』攻略に役立つ情報をいくつか紹介いたしました。エーテルやオボライトの使い方などは「これが安定!」のような書き方をしてしまいましたが、『Returnal』はランダム要素が強く、プレイヤー次第でいくらでも正解が変わるゲームでもありますので、「こっちの方が良いのに!」ということがあれば是非コメントで教えてください。今回紹介した情報が少しでも皆様のお役に立ったのなら幸いです。