ペンギン強盗マルチプレイヤー『The Greatest Penguin Heist of All Time』―『The Walking Fish 2』開発者によるバカバカしいペンギンゲーム【開発者インタビュー】【UPDATE】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ペンギン強盗マルチプレイヤー『The Greatest Penguin Heist of All Time』―『The Walking Fish 2』開発者によるバカバカしいペンギンゲーム【開発者インタビュー】【UPDATE】

ペンギンというだけでなぜかほっこりしてしまいます。

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ペンギン強盗マルチプレイヤー『The Greatest Penguin Heist of All Time』―『The Walking Fish 2』開発者によるバカバカしいペンギンゲーム【開発者インタビュー】【UPDATE】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、That FishとThat Other Fish開発、PC/Mac/Linux向けで7月2日に早期アクセスが開始されたペンギン強盗マルチプレイヤー『The Greatest Penguin Heist of All Time』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は物理演算を使用した、最大4人による強力マルチプレイヤー強盗ゲーム。プレイヤーはミッションを選び装備を整え、目標を強奪しに潜入します。一見シリアスですが、出てくるのはみんな可愛らしいペンギンたち。仲間と協力し、バカバカしく、そして華麗に盗み出しましょう。豊富なキャラクターカスタマイズやアイテム、様々な武器も特徴です。記事執筆時点では日本語未対応。

『The Greatest Penguin Heist of All Time』は、1,520円(7月9日までは20%オフの1,216円)で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。

That Other Fish型にはまらない一風変わったゲームが好きなゲーム開発者、That Other Fishです。ここ数年、子供の頃からの友人であるThat Fishと一緒にゲーム開発を行っています。(はい、私たちは魚が好きです。なんでわかったんですか?)

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

That Other Fish2020年6月、私たちは初めてSteamでゲームをリリースしました。『The Walking Fish 2』と言うホラーコメディゲームです。これが(私たちの基準では)とても好評で、すぐに新しいゲームの開発に取り掛かりたいと思い始めました。

今までとまったく違うものを作りたいと思ったのですが、同時にマルチプレイヤーであることが重要でした。そうして2020年8月、マルチプレイヤーで強盗をテーマにしたゲームというコンセプトが生まれたのです。それからおよそ2ヶ月間、9月終わり頃まで、私たちはこのコンセプトを頭の中で調理し、「ペンギン強盗」というゲームを作りたいんだとはっきりしたのです。

――本作の特徴を教えてください。

That Other Fish本作の特徴は4つあります。ペンギン、強盗、物理演算、そしてマルチプレイヤーです。多くのゲームがこれらの要素を採用してきましたが、すべて同時にやっているものはありません。私たちは本作においてコメディとバカバカしさに力を入れていますが、ちゃんとしたものを作る、ということには気を遣っています。

――早期アクセスはどれぐらいの期間を予定していますか?今後どのような要素が追加されるのでしょうか?

That Other Fish早期アクセスは最大一年間を予定しています!今後、かなり多くの新要素、アイテム、武器を追加予定です。ローンチ以来(これを書いているのはその3日後)、すでに6つの新しい武器を追加し、新しいコスメティックアイテムも追加しました。早期アクセス中は、これぐらいの開発ペースをご期待いただければと思っています。新しいゲームモードやまったく新しい強盗、現在あるマップの改善、Steam Workshopへの対応、新しい音楽といった、より大規模なコンテンツアップデートも何回か予定していますよ。

――早期アクセスとしてリリースしてみた感想を聞かせてください。

That Other Fishとても有益なことだと思います。私たちはわずか2人の開発チームで、初めて商業用マルチプレイヤーゲームをリリースしました。マルチプレイヤーゲームを作るとなると、おわかりのようにかなり多くのバグが出てしまいます(特に物理演算部分)。早期アクセスとしてリリースすることで、プレイヤーの方々には、そういったことも想定した上で本作を遊んでいただくことができます。プレイヤーの皆さんからのフィードバックには最大の敬意を払い、可能な限り早くお返事し、本作のアップデートを行うようにしています。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

That Other Fishいくつか異なるものから影響を受けています。一番はっきりわかるのは、『Human: Fall Flat』でしょう。このゲームは私たち2人に対して、物理演算マルチプレイヤーゲームの世界を開いてくれました。それから、『メタルギアソリッド』や『ヒットマン』といったゲームからもインスピレーションを受けています。

強盗パートですが、昔ながらの強盗映画やスパイ映画から影響を受けていますね。「007」シリーズや「ミッション:インポッシブル」シリーズ、それに「オーシャンズ11」のような映画です。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

That Other Fish日本語への対応予定はもちろんあります。『The Walking Fish 2』をリリースした当時、日本のプレイヤーたちからのサポートには感激しましたし、本作においても日本のプレイヤーたちからのサポートには驚かされています。そういったこともあり、すでに日本語翻訳に向けた話を進めているのです。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

That Other Fish私たちは2人で活動している開発チームであり、すでに別々の国(スウェーデンとアイスランド)に住んでいましたので、インターネットを使ってリモートで作業をするのにはとても慣れていました。何か影響があったとすれば、自宅に引きこもってバカバカしいペンギンゲームを作っていても罪悪感を感じなくなったということでしょうか(笑)。あまり友達と会うことができなくなってしまったのでメンタル面で多少きついこともありましたが、その分ちゃんと電話で話すのを忘れないようにしましたよ!

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

That Other Fish私たちの作ったゲームをプレイし、視聴者に向けて配信する様子を見るのは大好きです。『The Walking Fish 2』の時はとても楽しかったですし、本作でもぜひやって欲しいですね!人によって異なるリアクションを見ることができて、とても興味深いです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

That Other Fish私たちのゲーム開発をサポートしていただいている、すべての日本の皆さんに感謝申し上げます。私たちのゲームをプレイし、感想をいただけると、とても心が温まります。安全に、楽しくお過ごしくださいね!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

※UPDATE(2021/7/6 13:05):作品タイトルが一か所間違っていたため修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。

《Chandler》
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