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『SWAT』シリーズ愛好者もプレイすべし!『Ready or Not』はまさにシリーズの進化形だった【プレイレポ】

過去にプレイヤーを唸らせていた『SWAT』シリーズ愛好者にとっては待望の作品。話題沸騰中の『Ready or Not』がどういったプレイフィールかをお届けします。まだまだバグのありますが十分楽しめるタイトルに仕上がっています。

連載・特集 プレイレポート
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VOID Interactiveが開発するタクティカルシューター『Ready or Not』は、SWATとなり現場を制圧していくシミュレーション+タクティカルFPS作品で、Steamでの早期アクセス解禁後も大きな話題を集めています。過去にプレイヤーを唸らせていた『SWAT』シリーズ愛好者も待ち望んでいた作品ともいえる本作が、どういったプレイフィールかゲーム内容の紹介とあわせてお届けします。

まさに『SWAT』シリーズの進化系

まずは特殊部隊におけるルールのおさらいをしましょう。目的は現場の制圧をすることで、犯人や民間人に対してはまず警告をし、投降を促さなければなりません(正確にはもう少し細かいルールがあります)。また、投降している犯人や民間人に対して先行して射撃することは認められておらず、できる限り犯人を生かして逮捕(拘束)することが求められます。なお、拘束した対象や任務中に倒れた仲間、怪我などをしている民間人は本部に報告しなければならず、現場にある回収ミッションのものや武器は全て回収しなければなりません。こういったルールを元に、プレイヤーの行動に対応して各ステージの結果がスコアとして算出されます。

ここまでのルールは、『SWAT』シリーズのプレイヤーならいつものシステムだな、と想像の範囲内かもしれませんが、違いはここから。まず、本作では武器や装備類を状況に合わせて選択できるほか、ユニフォームや自身の姿を変更することも可能です。さらに武器はサイトやマズルデバイス、フォアグリップ、ライトorレーザー、IRレーザーなど、現場の状況に合わせた武器のカスタマイズも十分に行えます。

難度は高め。ミッションの達成も結構骨が折れる

プレイしてみてまず感じたのが、難度が高めに設定されているということ。デフォルトで装備されていたM4A1で出動すると、かなり犯人はアグレッシブでなかなか投降せず、気付けば射殺されているか「3人を逮捕する」というミッションが達成できないといった状態で、筆者としては非殺傷武器に持ち替えて出撃すればどうにかなるだろうと考えていました。しかし、いざ非殺傷武器を使うと、犯人は障害物や壁越しに射撃してきて反撃できなかったり、BEANBAG SHOTGUNでは1発では投降せずよろよろと移動するため、投降を促すため合計3発当てると死んでしまったりと、非殺傷武器とはいえなかなかのダメージを備えていて一苦労といった状況。

さらにクリア後に気付いたのが、非殺傷武器でも投降を促さなければルール違反になり、ペナルティとしてポイントがマイナスされてしまうことです。たとえ非殺傷武器でもアグレッシブに制圧するのは許されず、また犯人を生かして拘束するということの難しさをひしひしと感じます。

AIは『SWAT』シリーズと比較してもかなり頭は良くなった感じがしますが、それでも撃ち合いになるとその場に留まって負けてしまうというようなシーンにも出くわしました。こうした状況を避けるには、1人あたり8つあるグレネードをうまく使っていかなければなりません。なお、本作でこれは良い!と思った点が、AIに拘束させると報告まで自動で行ってくれることです。これによりかなり制圧後がスムーズに進みます。

困った筆者、殺傷武器とDOOR WEDGEを使いまくる

ここで気付いた方は多いかと思いますが、殺傷武器だと生かして拘束できず、非殺傷武器ではなかなか投降しない、つまり拘束までなかなかたどり着けていないという事実が重くのしかかります。SWATは軍隊ではありませんから犯人を全員射殺するわけにもいきませんし、投降してくれないのなら、死なない程度に痛めつければ投降するんじゃないか……という物騒な結論に至りました。とりあえず生きている状態であればなんでもいいというわけです。

ということで筆者の装備はSR-16やHK416といったアサルトライフルやMPXといったサブマシンガンに、セカンダリとしてテーザー銃、さらに敵の進行をコントロールするためにDOOR WEDGEを装備し、グレネードとライトで圧をかけながら投降を促していきます。もちろん投降を呼びかけても頑なに拒否する犯人には即テーザーを当て、銃を向けてきた犯人にはシングルで2発ほどぶち込み、投降を促していきます。DOOR WEDGEのおかげで制圧中に別の部屋から突入されるといったことはほぼ起きないため、安心して進めていくことができます。

実際のところ、前述の武器構成は筆者だけで、味方のAIには不本意な犯人の死亡を防ぐためにBEANBAG SHOTGUNを持たせています。さらに先行して部屋の制圧をさせているため、リスクはまだあるにはありますが、生還率はかなり上がりました。特にドアを少しだけ開けるPEAKをうまく使ってグレネードを投げ込んだり、トラップを解除することでより安全に進めるようになるため、MIRRORGUNでドアの向こうを確認しながら、安全かつスピーディーに制圧を進めていきたいところ。時間をかけてしまうと、犯人や民間人が通路経由で回り込んできてしまうといった場合も多く、より危険度が上がってしまうのも楽しさと難しさがいいバランスで保たれていると感じる点です。

『SWAT』シリーズ好きなら今からでもプレイすべき

本作は元々公式サイトで販売され、長らくアルファテストが行われていました。プレイヤーにはNDA(機密保持契約)があり、自由な情報発信はかなり制限されていましたが、その解除に伴い多くのストリーマーらが動画を公開する流れに。そうした影響もあってか、当時先行してゲームをプレイできたSupporter Packが爆発的に売れ、一時はSteamキーが足りなくなり、急遽Steamの早期アクセスを前倒しして実施したというほど注目度が高くなっています。ややドタバタにも見えた展開でしたが、現在は早期アクセスもスタートし、全プランのユーザーがプレイ可能になりました。Steamのユーザーの同接ユーザー数も1万人を超えるなど、その人気と注目度の高さは折り紙付きといえるでしょう。

まだ開発中のため、AIが命令を聞かなくなってしまったり、ドアの開閉ができなくなったりといったバグは多少ありますが、十分に楽しめるレベルにあると筆者は感じています。筆者も含めにはなりますが、『SWAT』シリーズが好きであれば今からやっておいても損はないでしょう。

『Ready or Not』は、4,400円(税込)でSteamで早期アクセス中です。使えるスキンや装備が増えるSupporter Edition DLCも8,800円(税込)で配信中です。


《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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