スクウェア・エニックスは8月12日、『ファイナルファンタジー XIV』の次回アップデートで実装される情報をお届けする「第72回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」を配信しました。「万魔殿パンデモニウム:煉獄編」や「無人島開拓」、「武器強化コンテンツ」などの詳細な情報が発表された今回の放送を、ひとまとめにしてお届けします!
パッチ6.2『禁断の記憶』は8月23日配信予定!いろいろ気になるトレイラーも解禁
放送の冒頭はパッチ6.2のトレイラーからスタート。今回のメインストーリーでは「ヴォイド」と呼ばれている第十三世界が大きく関わってくるほか、アシエンの一人である「ラハブレア」、突き刺さっているヒルディブランドなど、多数の気になるポイントが登場。
そんなパッチ6.2の配信予定日は8月23日と発表されました。なお、高難度コンテンツの「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編」は、パッチ公開から1週間後の8月30日にずらして実装されることが発表されています。
メインクエストでは「異界孤城 トロイアコート」と、名称不明の討滅戦が実装されます。特にトロイアコートのマップについては「ストーリー上で変わった使われ方をしている」と吉田氏のコメントがあったため、今後も要チェックです。
サブストーリークエストでは「タタルの大繁盛商店」や「事件屋ヒルディブランド」など、以前のパッチで実装されたストーリーにもさらなる展開を見せていきます。「タタルの大繁盛商店」では『蒼天のイシュガルド』のアライアンスレイドシリーズ「シャドウ・オブ・マハ」シリーズのクエストクリアが前提条件となっている模様です。
「ヒルディブランド」のクエストは6.xシリーズの「武器強化コンテンツ」にも派生していくので、こちらもパッチの実装前にしっかりと進めておく必要がありそうです。
ソロでのコンテンツ攻略が可能となる「コンテンツサポーター」機能も対応範囲が拡大され、『新生エオルゼア』パッチ2.1以降のメインストーリーで訪れるダンジョン、そして拡張パッケージ『蒼天のイシュガルド』の一部ダンジョンが対応します。
『蒼天のイシュガルド』のダンジョンではストーリーに登場するNPCとも攻略が可能で、「こういうシーンが見たかったんだよな」という部分を意識しているとのこと。ボスのギミックやカットシーンまで変更を加えるなど、初心者だけでなく既プレイ者層にも嬉しい改修が施されています。
8人用コンテンツであった「皇都イシュガルド防衛戦」は1人用のイベントバトルに改修され、代わりにプレイヤーが初めて挑戦することになる8人用コンテンツ「善王モグル・モグXII世」については「(既プレイの方は拍子抜けするぐらい)優しく、わかりやすいコンテンツ」に改修されたと吉田氏は補足しています。
今までもギミックの関係上、「気が付いたら全滅していた」ということが見られたコンテンツではあったので、改修によりこれまでソロプレイをしてきた方も安心して攻略できそうです。
「パンデモニウム零式」は8月30日実装予定!今回の零式は「結構ムズい」!?
パッチ6.2ではレイドコンテンツ「万魔殿パンデモニウム」の新しいストーリー「煉獄編」が実装されるほか、今回は高難度版の「万魔殿パンデモニウム零式」がパッチ6.2公開より1週間遅れての実装とする試みも。
新しい装備やステータスを上昇させるアイテムの準備、コンテンツ攻略のための予習や練習の時間など、さまざまなプレイヤーに対して影響が出るので、こちらについては今後の方針を決定するためにも、フィードバックを受け付けているとのことです。
そんな「パンデモニウム零式」のコンテンツ内容について、吉田氏は「結構ムズいよ」とコメント。また、新しいギミックも盛り込まれているとのことでした。一方でサウンドなどには強いこだわりが込められているようなので、そのあたりも含めて期待ができます。
実機のプレイ場面では「プロト・カーバンクル」が登場。「カーバンクル」といえば今では召喚士の愛くるしいペットですが、映し出されたのは鋭利な爪を持った凶悪なモンスター。「戦闘エリアが狭い」という視聴者のコメントに対して「狭いのには、理由がある」と反応する場面もありました。
さらにはコンテンツ報酬の装備を紹介する場面も。今回は「防具にVFX(エフェクト)が付いている」という装備になっています。武器であればこのようなエフェクトがついているものも登場していましたが、炎や光輪などのエフェクト付き防具は初の試みです。
装備と交換可能なアイテム「断章」も今回から一部レートが変更され、より入手しやすい形となることも発表されました。強力な装備を素早く入手することで攻略を楽にするほか、複数のジョブの装備を強くしたいときにも役立つ仕様となっています。
また、大型アップデートの注目のひとつとなっている「ジョブ調整」については、今後はどういった意図を持ってジョブの調整を行ったかを明確に発信していく方針が打ち出されました。生放送では伝えきれない意図やニュアンスがあるので、そちらについては今後のパッチノートやジョブガイドを確認してほしいとのことです。
戦闘の重要なステータスである「クリティカル」と「ダイレクトヒット」にも調整が施され、クリティカル/ダイレクトヒットが確定で発動するアクションについては、バフの効果によって与ダメージが上昇するように仕様変更されます。確定でクリティカルとダイレクトヒットが発動するアクションを持っている戦士などを筆頭に、どのステータスを伸ばすかの考え方が変わりそうです。