ユキカゼは、『シャドウハーツ』シリーズを生み出した町田松三氏が手がける新作RPG『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』を発表しました。
本作は、1920年代の狂騒に満ちた世界を舞台にした、ゴシックホラーと悪夢が織り成す狂気の物語を描くダークRPG。プレイヤーは「狂騒の20年代」と呼ばれる時代で、主人公の私立探偵マシューとなり、猟奇的な事件を捜査しながら闇に包まれた謎の解明に挑みます。
物語は捜査局に雇われたマシューが、ニューヨークの精神病院で発生した怪事件の捜査を任されたことで始まります。現場でマシューが目にしたものは、そこで暴れまわる怪異の集団。ピンチに陥ったマシューは自らも怪物に姿を変えて相手を撃退することに。
“怪物を倒すために怪物になったひとりの男”の物語が描かれる今作。怪事件に潜む事件の真相をつかむため、マシューはアメリカだけでなくアジアやヨーロッパなど、世界各地を舞台に、長い旅の中で信頼できる仲間との出会いを繰り返しながら捜査の手を広げていきます。
本作のフィールドマップは、人々で賑わう通りや呪われた墓場などを3Dで表現。1920年代の世界をリアルに描き出した作り込まれた舞台の中で、さまざまな事件の調査や怪物との戦い、クエストに必須なアイテムの探索などを行います。
バトルは、独自の戦闘システム「サイコシギル」により、従来のターン制JRPGの戦略性と素早い反応が求められるアクション性が融合。ルールはシンプルで覚えるのが簡単なものの、敵に効率的に攻撃を与えるためには鍛錬が必要になるため、戦闘に緊張感が生まれるとしています。
また、恐ろしい怪物との対決は、マシューたちの「サニティポイント(正気度)」に影響を与えます。サニティポイントが減少することで、キャラクターたちは狂気に呑み込まれていきます。ただし、理性を失っていく代わりに戦闘力は増大していくため、敢えて狂気に身を任せて戦闘力を高めるなど、さまざまな戦略を考えるのが大切なようです。
本作のゲームデザイン・総監督・脚本は町田松三氏、キャラクターデザイン・アートディレクションは加藤美也子氏が担当。楽曲とサウンドは弘田佳孝氏と海田明里氏が手がけるなど、開発には豪華スタッフが集結しています。『PENNY BLOOD』は、日本のRPGのダークサイドを蘇らせ、プレイヤーにその爪痕を残すことを約束する作品として開発されるとのことです。
『PENNY BLOOD』は8月30日から『ワイルドアームズ』の生みの親・金子彰史氏が贈る新作JRPG『ARMED FANTASIA』との「ダブルキックスターター」キャンペーンを実施予定です。
「ダブルキックスターター」キャンペーン(2022年8月30日開始予定)¥6,079
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)