死線を見極め一発逆転、放て弾幕破壊グレイズカウンター!『Graze Counter GM』誰もがSTGの楽しさを理解する【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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死線を見極め一発逆転、放て弾幕破壊グレイズカウンター!『Graze Counter GM』誰もがSTGの楽しさを理解する【プレイレポ】

びっくりソフトウェアが手掛ける弾幕系シューティングゲーム『Graze Counter GM』。本記事ではそのプレイレポートをお届けします。

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死線を見極め一発逆転、放て弾幕破壊グレイズカウンター!『Graze Counter GM』誰もがSTGの楽しさを理解する【プレイレポ】
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同人ゲーム専門のパブリッシャーHenteko Doujinより、PC(Steam, Microsoft Store)/スイッチ/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2023年1月19日に配信された、びっくりソフトウェアが手掛ける弾幕系シューティングゲーム『Graze Counter GM』。

公式PVで「超危険行為推奨系シューティング」と銘打たれ、多彩な自機が登場することが紹介されているこのゲーム。いったいどれほど危険行為が推奨されたゲームなのか、弊誌では配信前にプレイする機会を得ましたので、そのプレイレポートをお届けします。

敵弾はご馳走!?カスって溜めて大反撃だ

「弾幕系シューティング」と言えば、雨あられと降り注ぐ敵弾の嵐という印象が強い方も多いのではないでしょうか。弾幕を小さな当たり判定の自機で巧みにすり抜け、次々襲い来る敵を強力な自機のショットで撃破していくのが弾幕系シューティングの基本構成ですが、本作はそこに2つの新機軸を盛り込んでいます。

1つはタイトルにもなっている「グレイズカウンター」システムです。

本作では敵弾に自機をカスらせること(STG用語で「グレイズ」と称される)で画面下部左側のカウンターゲージが溜まっていきます。ゲージを一定以上溜めた状態で、グレイズカウンター発動ボタンを押すと、ほとんどの敵弾を相殺貫通する強力なレーザーを発射することができます。カウンターゲージを100%(後述のスキルにより変動あり)まで溜めて発動すると、発動中の決して短くない時間の間、自機の完全無敵が付く上、レーザーの発動時間も長くなるので、充分に溜めて発動したいところです。幸い(?)本作は敵弾がかなり多めで、また一定位置から動こうとしないことの多い空中敵もグレイズの対象にできるため、グレイズゲージを溜める要素には事欠きません。ゲージ自体の溜まる速度も非常に早いため、ガンガンゲージを溜めてグレイズカウンターを連打しましょう。

もう1つの重要なシステムが「ブレイクモード」です。

グレイズカウンターで敵を倒したり、敵弾を消したりすると星アイテムが出現。これを取ることで画面下部右側のBREAKゲージが溜まります。BREAKゲージが限界まで溜まったのちに設定されたボタンを押すと自機が一定時間、特殊な状態へと変化します。

ブレイクモードへと移行した瞬間には画面上の敵弾をすべて消すことができ、また変化中は自機の攻撃力が大幅に上昇します。

極力敵弾に近付いてグレイズカウンターを溜めて積極的にグレイズカウンターを打ち、BREAKゲージを貯めて要所でブレイクモードを発動して敵を殲滅する……というのが、本作の主な流れとなります。

このゲームに慣れてくると、敵のレーザー発射や自機狙いの弾が大幅なグレイズゲージ回収->グレイズカウンターで長時間無敵狙いのチャンス!と思えてくるようになるでしょう。

積極的に敵弾に近付くことに不安を感じるのはもちろんでしょう。今作はその不安への対処も親切です。毎回のゲームモード開始前に機体にあわせて特殊能力「スキル」を1種選択できるのですが、主人公2人の場合「オートシールド」というスキルが選べます。

これは15秒ごとに被弾を1度だけ無効化するシールドを張るというスキルです。シールドが存在している限りはグレイズに失敗してもミスにならないので、大胆にグレイズを狙っても大丈夫です。

もちろん“STGあるある”の凡ミスのフォローにもなるので、クリア目的でも有用です。他にも「ブレイクブースター(BREAKゲージ増加量が2倍になり、ゲージが半分以上あればブレイクモードに移行できる)」と「セーフティシステム(グレイズカウンターに無敵が付くのがカウンターゲージ70%以上からになる)」という2種のスキルが選択できますが、安定性は「オートシールド」が頭一つ抜けているというのが筆者の実感です。

基礎から学べる充実したゲームモード

本作にはゲーム本編のほかに多数のモードがあり、その中の1つに「ミッションモード」があります。これはこのゲームの肝となるグレイズカウンターやブレイクモードについてミッションとして学べるほか、特定条件下でのスコアアタックや敵の殲滅、ボス敵とのタイマン勝負など、このゲームの基礎となる要素が詰まった全30ミッションを攻略していくモードです。このミッションを一通りクリアできれば、本編のNoviceモードをノーコンティニュークリアできるくらいのSTGの実力が身についていることでしょう。

本編はNovice、Normal、Hard、Extremeの4段階の難易度を選択でき、またそれぞれに打ち返し弾ありのアンリミテッドモードを選択できます。どちらのモードも全5ステージ(偶数ステージは2種類の分岐があり、通算7ステージ)で、ステージ3ではライバル機との一騎打ちや、ステージが進むたびに判明していく本作のバックグラウンドとなる仮想空間「EDEN」の謎など、STGとしてはかなりの演出が盛り込まれています。

アンリミテッドモードでは通常モードだとゲーム進行で上がっていく敵のレベルがゲーム開始時から255レベルに固定され、通常モードよりもさらに難易度が上がります。1面中ボスでさえ、難易度Noviceとアンリミテッドモード・Extremeでは敵弾の量が雲泥の差です。初心者はNovice、『東方』シリーズで鳴らしたLunaシューター、様々なSTGの2周目も攻略できる……という歴戦のSTGマニアの方なら難易度Extremeに……と、本作は幅広い層がSTGを楽しめる難易度を取り揃えています。また、ボス戦のみを連続して戦うボスラッシュモードや超絶難易度のエクストラステージを攻略するエクストラモードなどもあり、遊べるモードはとにかく充実しています。

ある程度プレイを重ねるとアーカイブモードで登場キャラクターの設定を読むことができるようになりますが、主人公2人にはとんでもない設定が……(笑)

マシーナリーとも子、ハンバーガーちゃん参戦!?STGとしては異例のプレイアブル全16キャラ

本作は初期状態で選べるキャラクターは2人ですが、難易度・コンティニューの有無を問わず本編をクリアするたびに2人ずつプレイアブルキャラクターが解禁され、最終的にはSTGとしては異例の16キャラクターが選択可能になります。その中でも異彩を放つのがVTuber「マシーナリーとも子」氏。彼女の武器は自機前方に固定配置されたドリルで、ちょうど自機1キャラ分しか攻撃判定がない……というとてつもなく尖ったキャラクター性能になっています。但し攻撃判定が小さい分威力は桁違いで、グレイズカウンターの無敵を利用して上手くボスの懐に入り込むと秒殺も可能……という、他のキャラクターとは全く異なった運用方法が求められます。

また、上キー入力を入れながら「マシーナリーとも子」を選択すると画面左側に表示されるキャラクターがWeb日記漫画などで知られる漫画家のアバター「ハンバーガーちゃん」になります。キャラクター性能および自機表示はマシーナリーとも子のままですが、この2人の関係性を知るファンには嬉しい要素です。

その他、「グレイズするとカウンターゲージでなくブレイクゲージが上昇する」「ブレイクモードで敵弾を消せるレーザーを発射する」「カウンターゲージの溜まり方が2倍になる」など、様々なスキルを持ったキャラクターが登場します。マシーナリーとも子ほど極端でないにせよ、プレイ感覚が大幅に変わってくるキャラクターも多いのであれこれ試すのが楽しく、本作のリプレイ性を高めるのに大きく寄与しています。


弾幕STGに触れたことのないユーザーの入門から弾幕STG上級者まで、幅広い難易度に対応した本作『Graze Counter GM』は、PC(Steam, Microsoft Store)/スイッチ/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに1,480円(PS4版のみ1,510円)で配信中。また、Steam版は2023年1月26日、Microsoft Store/Xbox One/Xbox Series X|S版は2023年2月3日、スイッチ版は2023年2月1日まで20%引きの1,184円となります。

《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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