オリンピックeスポーツ「アーチェリー」に採用された謎のゲーム『Tic Tac Bow』がひっそりサービス終了―当時日本の配信者“象先輩”がメダリストに輝く | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

オリンピックeスポーツ「アーチェリー」に採用された謎のゲーム『Tic Tac Bow』がひっそりサービス終了―当時日本の配信者“象先輩”がメダリストに輝く

2023年6月「オリンピックeスポーツウィーク」にて“アーチェリー”種目として採用された『Tic Tac Bow』がサービス終了を迎えました。

ゲーム文化 カルチャー
オリンピックeスポーツ「アーチェリー」に採用された謎のゲーム『Tic Tac Bow』がひっそりサービス終了―当時日本の配信者“象先輩”がメダリストに輝く
  • オリンピックeスポーツ「アーチェリー」に採用された謎のゲーム『Tic Tac Bow』がひっそりサービス終了―当時日本の配信者“象先輩”がメダリストに輝く
[Yong Teck Lim / スタッフ]/[ Getty Images Sport]/ゲッティイメージズ

アーチェリーゲーム『Tic Tac Bow』は、9月5日をもってサービス提供を終了することを発表しました。2023年6月に行われた「オリンピックeスポーツウィーク」にて“アーチェリー”種目として採用されたタイトルです。

◆無名のモバイルゲームが五輪種目に

2023年2月にモバイル向けにリリースされた『Tic Tac Bow』は、シンガポールの企業「Project 99」が配信するアーチェリー対戦ゲームです。内容は、3×3のマス目に向かって互いに矢を放ち、いわゆる○×ゲームのようなシステムで勝敗が決まるというもの。風の影響を考慮したり、対戦相手よりも中心に矢を的中させることでそのマスを自身のものにできたりと、独自のシステムが特徴的です。

前述の通り、本作は2023年6月に行われた「オリンピックeスポーツウィーク」にて“アーチェリー”種目として採用。『グランツーリスモ7(モータースポーツ)』や『WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球(野球)』などと異なり、リリースされたばかりでダウンロード数の少ないゲームが採用されたことで物議を醸しました。

なお、この種目では当時、「象先輩」の愛称で親しまれるストリーマーのTakebayashi Kyosuke氏が銅メダルを獲得しました。

◆サービスをひっそり終了

そんな異様な盛り上がりを見せた『Tic Tac Bow』は、2024年9月5日をもってサービスを終了。8月29日に公式Discordでアナウンスされ、オリンピックeスポーツウィークにも出場していた「ちょもす」氏や「象先輩」氏などが話題としてとりあげ、SNSでにわかに注目を集めています。

公式アナウンスではコミュニティやプレイヤーに感謝を伝えつつ、課金機能の停止やストアからの削除を報告。サービス終了後のオフライン版などについては、専用のバックエンドシステムで成り立つサーバーベースのゲームであるため、実現は困難と説明しています。


2025年にはサウジアラビアで「オリンピックeスポーツゲームズ」の開催が決定しています。本稿執筆時点でゲームタイトルは決定していませんが、どのようなものになるのか、想像がつきません。


パリオリンピック 激闘の記録 (YOMIURI SPECIAL)
¥1,210
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
特別報道写真集 パリオリンピック2024
¥1,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


《Okano》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 「League The k4sen」「すまないねぇ」「なんだこいつ…」などが最終候補に―「日本eスポーツアワード」流行語大賞2025最終候補が発表

    「League The k4sen」「すまないねぇ」「なんだこいつ…」などが最終候補に―「日本eスポーツアワード」流行語大賞2025最終候補が発表

  2. 『S.T.A.L.K.E.R. 2』にリアルな死亡アニメーションを導入するMod最新版リリース!

    『S.T.A.L.K.E.R. 2』にリアルな死亡アニメーションを導入するMod最新版リリース!

  3. 『SILENT HILL f』加藤小夏さん&岡本基シリーズP緊急インタビュー!「雛子はきっと抱え込みすぎてる」キャラ分析や演技の苦労を訊いてみた【TGAノミネート記念】

    『SILENT HILL f』加藤小夏さん&岡本基シリーズP緊急インタビュー!「雛子はきっと抱え込みすぎてる」キャラ分析や演技の苦労を訊いてみた【TGAノミネート記念】

  4. 2026年初頭より「ゲオ」全国主要店舗で中古レトロゲーム販売再開へ―買取再開は本日12月8日より、「地元のお店で、気軽に売買できる」目指す

  5. 『月姫』アルクェイドのモデルとされる人物、詳細23年越しに明らかに―海外ファンの調査、実を結ぶ

  6. CygamesがG1「アメリカンオークス」メインスポンサーに就任!国際的レースの名前に“by Cygames”の文字が躍る

  7. “元受刑者”を連想させるNPCで炎上の『ホロアース』、「意図して制作された事実はない」と改めて釈明―詳しい経緯や今後の対応も案内

  8. 公式が「ルナガロン」擬人化イラスト投稿しファンも困惑!?実は2023年のラフスケッチ再掲

  9. Steamから削除されていた『No Players Online』が販売再開―原因は「かつての友人達がDMCAによる申し立て」

  10. これで運動不足の心配はなし...?懸垂しなければ起動しないPCをDIYした人物現る

アクセスランキングをもっと見る

page top