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ブラウン管とゲーム機をつなぐ「あの機械」について盛り上がる中高年海外ゲーマーたち。ペンチ以外にバターナイフも活躍

フィラデルフィアのテレビ事情なども語られています。

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ブラウン管とゲーム機をつなぐ「あの機械」について盛り上がる中高年海外ゲーマーたち。ペンチ以外にバターナイフも活躍
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I’m this old…
byu/DonaldKey ingaming

現代では、モニターとゲーム機やPCを接続するためにHDMIなどを用いますが、ブラウン管テレビとゲーム機を接続していました。海外掲示板Redditに、当時の機器を写した画像とともにI’m this old…(私はこんなに歳を取った…)という投稿が中高年ゲーマーたちにウケているようです。

Redditの写真は海外のものですが、ファミリーコンピューターにも同様の装置がついています。子供の頃、よくわからないけどこれをつなげばゲームができると思っていた方も多いのでは?

海外中高年ゲーマー大盛り上がり

投稿がされると、様々なコメントが寄せられました。「チャンネル3に合わせるのを忘れないでね!」「俺はいつもチャンネル4派だった。チャンネル4を使っていた仲間たち、ずっと一緒だ!」「住んでる場所によるよね。アナログチャンネルが使われてない方を選んだんだ。」と対応するチャンネルの話題で盛り上がる姿が見られます。このころは地上デジタル放送に対応しておらず時代を感じさせます。地デジカというシカのキャラがテレビに映っていたのもずいぶん前のように思います。「ほとんどの大都市ではチャンネル3が空いていて、そうでないところは全てチャンネル4が空いていた。それが当時の全てのRF機器がこの2つのチャンネルをオプションにした理由なんだ。」「29年前、NBCはチャンネル10に変わり、CBSは10から3に移ったけど、今でも混乱するよ。」「チャンネル4はCSPANだった。誰も見てなかったよ」「同じだ。フィラデルフィアではチャンネル3とチャンネル4の両方が使われていたけど、チャンネル3はNBCで音が大きかった。チャンネル4はPBSだけだった。ビデオゲームにはチャンネル4がきれいに映ってたな」と、アメリカのアナログテレビ事情も見られました。当時フィラデルフィアに住んでいた読者がいたら、懐かしいのかもしれませんね。

そのほか「ちょっと待って、ペンチを取ってくるよ。」「俺たちはバターナイフを使って手で締めてたよ」「チャンネルを変えるためのペンチのことだと思うよ、ノブが外れたからね(笑)」「確かにアダプターにはバターナイフが一番よかったね」と調整のツールにペンチだけでなくバターナイフを使うのがわりとメジャーなようです。きっと、バターナイフを黙って持ち出したりして母親に怒られたりしたのでしょう。

さらには、「私の階下の隣人はラビットアンテナで私たちのケーブルを盗んでいて、私がPolyStation(FC互換機の一種)でゲームをすると怒っていました。ゲームのRF信号を盗んでしまい、彼らのテレビのすべてのチャンネルで私のゲームが映ってしまっていたからです」との投稿も。これは本当に盗んでいるのではなく、電波が干渉してしまって映りこんでしまったのでしょう。詳しくはわかりませんが、日本でもそういうことがあったと聞いたことがあります。それにしても、家庭のチャンネル権争いに、隣人のゲームが参戦してきたらたまったものじゃないですね。

すこし懐かしい話題でしたが、まるで少年時代に戻ったように盛り上がる海外ゲーマーたちのやりとりがほほえましい内容でした。皆さんの実家や押し入れの奥底にも当時の機器が眠っているのでは?年末に帰省した時に、手に取って懐かしむのもいいかもしれませんね。

※UPDATE(2024/11/5):本文中の誤った註釈を修正しました。


《HATA》

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