
コーエーテクモゲームスは、アクションRPG『Rise of the Ronin』Steam版にVer.1.09.0.3パッチを配信。問題視されているパフォーマンスの問題やセーブデータに関して機能の追加や調整がされているほか、不具合の修正も実施されています。
予告されていたパッチが配信
本作のSteam版については不具合の報告や問い合わせがあり、確認中であるということが4月3日にTeam NINJAの公式Xアカウントより告知されていました。その際に予告されていた一部問題の修正・改善パッチが、この度配信されたものとなります。
公式サイトにて公開されたパッチノートによると、FPSの動的変更がディスプレイ設定に追加され、有効にすると安定したゲームプレイを継続できるとのこと。さらに描画処理の最適化を行ってゲーム全体でのVRAM使用量を削減したともされています。セーブデータについては、エラーチェック機能を追加したということです。
そのほか機能の追加や調整については以下の通りです。
機能の追加、調整
ディスプレイ設定の設定項目に「FPSの動的変更」を追加
有効にすると、負荷に合わせてFPSが動的に変化し、安定したゲームプレイを継続することができます。
描画処理の最適化を行い、ゲーム全体でのVRAM使用量を削減
グラフィックス設定の「アンビエントオクルージョン」「アップスケーリング方式」についてGPUパフォーマンスを最適化
セーブデータの保管状況について、エラーチェック機能を追加
セーブデータファイルが正規の場所に作成できなかった場合に警告メッセージを表示するようにしました。
Steamオーバーレイを開いた際に、自動的にゲームを一時停止するように調整
Steamレビューが3,215件中57%が好評であり、依然として“賛否両論”になっていますが、今回のパッチ配信を知らせるSteam上の投稿への返信欄には改善を続けることへの感謝の言葉も目立ちます。
不具合修正も実施
またこの度のパッチでは不具合の修正も実施。Windowsのサウンド設定とゲーム内の音声設定によってはCPU負荷が高くなっていたという不具合などが修正されています。
頭部が表示されない通行人が出現していたなど、修正された不具合は以下の通りです。
不具合修正
「ゲームモード」を「FPS優先」に設定している際、短時間で繰り返し描画品質が切り替わってしまうことがある不具合を修正
Windowsのサウンド設定で立体音響をオフにしている状態で、ゲーム内の音声設定で音声出力を「サラウンド」「立体音響」に設定すると、CPU負荷が高くなることがある不具合を修正
時間経過の演出中に、ゲームの動作が遅くなることがある不具合を修正
特定のイベントシーンで、画面全体にノイズが入る不具合を修正
治安改善時の演出中に、進行不能になることがある不具合を修正
ゲームプレイ途中で「表示言語」を切り替えた際に、クラッシュが発生することがある不具合を修正
頭部が表示されない通行人が出現することがある不具合を修正
その他、軽微な不具合の修正
『Rise of the Ronin』はPS5(通常版、Z version)/Windows(Steam)向けに販売中です。