
ベセスダ・ソフトワークスとVirtuosがUnreal Engine 5でリマスター版を開発中と報じられた『Fallout 3』について、元ゲームデザイナーのBruce Nesmith氏が「リマスター版に期待していること」を、VideoGamerのインタビューで語りました。
Bruce Nesmith氏は『オブリビオン』のリードデザイナーを務め、『Fallout 3』『Fallout 4』など数多くのAAA級タイトル制作に関わった後ベセスダを離れ、現在は小説家として活動する人物です。
進化した戦闘表現をリマスター版に期待
Nesmith氏はオリジナル版の銃撃戦をシンプルに「良くない」とし、「当時の他のシューターに『Fallout 3』は遠く及ばなかった」「後に『Fallout 4』で開発チームは銃撃戦の部分にかなりの労力を費やしました。その努力がリマスター版にも注ぎ込まれることを期待しています」と、ヒットリアクションやアニメーションの向上など、大幅な調整と改善に期待すると述べています。

記事執筆時点で、リマスター版『Fallout 3』についてはベセスダから公式発表されていません。ただし、コミュニティの間では噂が広まっています。
2023年に漏洩した文書の中に『オブリビオン』『Fallout 3』のリマスター、『Ghostwire: Tokyo』続編、「Year Zero」と名称のついた『DOOM』新作といった情報が含まれていました。その中で4月23日に『Oblivion Remastered』が発売したことで、にわかに『Fallout 3 Remastered』実現の信憑性が高まった、という形です。
文書の中でリマスター版の『オブリビオン』は2022年度中、『Fallout 3』は2024年度のリリース予定となっていましたが、現実のズレを考えると『Fallout 3 Remastered』の開発が本当に進行中だとしても、お目にかかれるのは2028年以降かもしれません。