講談社より2025年4月21日に発売されたARPG『Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~』。同作の開発者であるHytacka氏が、同作の売上に対する感想や、今後の同作のサポートの予定について語る映像を公開しました。
これまでの『地罰』
いわゆるソウルライクジャンルのARPGであり、『地罰』の略称で知られる『Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~』は、元フロム・ソフトウェア所属のHytacka氏が手掛けた作品です。2019年頃から定期的な開発状況の映像配信を繰り返しながら開発が続けられ、「世界一面白いARPG作る」とするHytacka氏の目標や、後に明らかになった同氏の経歴などから注目を集めていました。
また、途中からは講談社クリエイターズキャンプから年間1,000万円の出資を受けての開発となっており、その点においても話題となっています。
一方で、開発途中に実施されたクラウドファンディングについては、同時期公開の体験版の反響が芳しく無く、最終的にクラウドファンディング自体の中止・返金に至りました。その後、ゲームシステムの刷新を図ったものが、今回、最終的に製品として発売された『地罰』です。
初週売上は…「爆死」
今回の映像でHytacka氏は、同作の初週の売上について、具体的な数字への言及は行いませんでしたが、目標を大きく下回る「爆死」であるとし、「散々な結果になってしまった」と締めくくっています。なお、同氏は映像内で、同作の売上本数自体はレビュー数などの外部データからの売上の推測値とそう大きく外れた値ではない、としています。
一例として、SteamDBで掲載されている同作の推測売上は、2,200~3,200本程度です。
今後については…
Hytacka氏は、『地罰』に関して、ジャストアクションの方向指定が不要になるなどの調整を施したイージーモードの実装と、目立った不具合の修正を近日中に行うのみで開発を終了する旨を明らかにし、次回作に向けての活動に移る旨を明らかにしました。
一方で、今回の結果を受け、講談社からのサポートも終了になるだろうとしており、定期的に行っていた進捗報告も今後は不定期になるとしています。
この『地罰』の統括とも言える今回の映像で、「一旦出直してくる」と語るHytacka氏。次回作についても大掛かりで「クオリティにめちゃくちゃこだわって作っていく」タイトルになるような構想を持っているようです。
『Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~』はSteamにて1,200円で配信中。4月29日午前2時までは960円で購入可能です。なお、本記事執筆時点では、レビュー数118、「賛否両論」となっています。