「パズルの最後のピースが上手くはまった感覚だ」海外レビューハイスコア『Lies of P: Overture』

『Lies of P: Overture』は本編同様、自信と楽しさ、本ジャンルへの深い理解がにじみ出ている素晴らしいソウルライクの旅だ。

『Lies of P』が楽しめた人なら、きっと喜んで『Lies of P: Overture』の“クラット”に戻り、新たな武器を振るってさらに手強くなった敵やボスに立ち向かうだろう。ゲームの細部に施された数々の改良も、この帰還の旅をより一層円滑なものとするのに役立っている。

『Lies of P: Overture』はファンにとって最も歓迎すべき拡張版だ。ストーリーやボス戦から新武器に至るまで、あらゆる面で有意義な深みを増している。拡張版ゆえの制約はあるものの、前日譚として『Lies of P』の物語を完成させているため、ファンならプレイ必須だ。

『Lies of P: Overture』は本編と合わせて一つの完全な物語を形成している。本作は単なる追加コンテンツではなく、『Lies of P』という作品そのものを完成させるのに不可欠の要素なのだ。私たちはこの作品で、パズルの最後のピースが上手くはまった時に訪れるあの感覚を味わうことになる。

デベロッパーのNEOWIZが『Lies of P』の続編に向けて準備を進める中、ファンはDLC『Lies of P: Overture』で再びそのねじれた世界に飛び込むチャンスを手にするだろう。

『Lies of P: Overture』は素晴らしいゲームに美しい一章を追加している。唯一批判できる点があるとすれば、本作の世界観に本来期待されるほどには必要不可欠な作品でないことだ。