スクウェア・エニックスは、運営中のMMORPG『ファイナルファンタジー XIV』にて、ブラックリスト機能のさらなる内部構造の強化を発表しました。
パッチ7.3ではアカウントやキャラクターを特定する“外部ツール”にさらなる対策

『FF14』ではユーザー間のコミュニケーション上のトラブルや問題に対処し、快適なプレイ環境を提供するべく、2024年7月にリリースされた「黄金のレガシー」からユーザーをブロックするブラックリスト機能が強化されました。
この機能の強化により、チャットやキャラクターの姿が非表示となるほか、ブラックリストに登録したキャラクターだけでなく、そのアカウントが所有するすべてのキャラクターすべてに設定が適用されます。


一方でこの仕様を逆手に取り、ユーザーアカウントの“内部的なID”を割り出すことで、アカウントが所有しているキャラクターの一覧や情報の取得を可能にしてしまうような外部ツールもみられ、ストーキング被害のおそれがコミュニティでは問題視されてきました。
今回公開されたアナウンスではプロデューサー兼ディレクターの吉田氏がこの件に関して、現在配信されているパッチ7.2では外部ツールの情報収集に対処済みであることが説明されているほか、次期アップデートのパッチ7.3ではキャラクター同士の情報が容易に紐づけられないよう、さらなる内部構造の強化をすることが語られています。
内部構造のアップデートにより、ミュートリストなど一部機能に影響も
また、今回の声明では現在プレイヤーが利用しているコミュニケーション機能の一部に影響が出ることもアナウンスされています。
まずミュート機能は対象がアカウント単位からキャラクター単位へと変更となり、それにともなって現在登録されている「ミュートリスト」のデータはすべてリセットされます。一方、ブラックリストの登録情報は維持されます。
しかし、ブラックリストの管理方法の変更にともない、ブラックリスト登録の際に記載できるメモの情報はすべて削除されます。

また、パーティーを組んだことのあるプレイヤーが表示されるコンタクトリスト機能にも変更が加えられます。これまでは遡ってリストに登録することができましたが、今後は一度ログアウトした場合、再ログイン時にプレイヤーをコンタクトリストからブラックリストに登録することができなくなります。

この変更は8月上旬にリリースが予定されているアップデート「パッチ7.3」で行われるので、メモなどを記載しているユーザーは必要な情報を別の場所にコピーして保存しておくのが良いでしょう。
さらに、本日7月24日の19時からは、パッチ7.3に関する情報を発信する「第88回プロデューサーレターライブ」が放送されます。配信でも、本機能に関するアナウンスや詳細な説明があるかもしれません。









