Steamやitch.ioで成人向けゲームへの規制が進められていますが、そのきっかけと見られるクレジット決済代行業者や活動団体に対し「検閲」の停止を求めるオンライン署名活動が開始されています。
個人的な価値観での「検閲」は行き過ぎどころか「偽善」と主張

オンライン署名の活動ページでは、MastercardとVisaが金融による支配的な力を持つことを利用し、合法的なコンテンツにも圧力をかけることを問題視していると主張。経営陣や活動家グループの個人的な価値観で「検閲」と言えるような事実上強制力のある圧力をかけられるのは最早行き過ぎという言葉に留まらず、「偽善」であるとしています。
さらに、関わりたくないコンテンツがあるのであれば、距離を取るのが正しい在り方であると主張し、法律の範囲内であれば、他人が何を楽しむことができるかを指示する権利は誰も持ちえないと断言。「健全で民主的な社会においては、合意、芸術的表現、そして市場の自由が尊重されなければならない。」との考えが示されました。
4つの事項でクリエイターとユーザーの権利保護を要求!イーロン・マスク氏も「ブラボー」と一言

これらを踏まえ、本署名においてMasterCard、Visa、および活動団体に対し、法律とプラットフォームの基準に準拠したフィクションコンテンツの検閲停止、道徳的なパニックを煽り悪事として誤った情報を伝える活動家グループからの影響の拒絶、コンテンツ制限とその根拠に関する透明性の維持、合法コンテンツのクリエイターの権利保護と規制時の公正な救済手続きの確保、の4つの事項を要求。執筆時点で177,042件の賛同が集まっています。
また、一連の流れに対し「独自決済が必要かもしれない」などと検閲に反対する姿勢を見せていたイーロン・マスク氏も本署名活動に対し「Bravo」と一言で称賛の意を表明しました。これまでも目まぐるしく状況が移り変わってきたこの検閲問題ですが、規制反対派が団結して声を上げる場の登場に今後の展開へより一層注目が集まります。








