!注意!本作はゲームの性質上さまざまな虫のスクリーンショットが掲載されています。苦手な方は閲覧時にご注意ください。
Xbox Game Studiosは、Obsidian EntertainmentとEidos-Montréalが開発を手掛けるオープンワールドサバイバル『Grounded 2』のPC/Xbox Series X|S向け早期アクセスを日本時間2025年7月30日からスタートします(Game Pass対応)。
本作は、2022年に正式リリースされた『Grounded』の続編タイトル。昆虫サイズまで小さくなってしまった少年少女たちのサバイバルを描くシリーズ作品で、前作『Grounded』では家の裏庭を舞台に危険な昆虫との戦いや、事件に隠された謎を解くための大冒険を繰り広げていました。
『Grounded 2』の物語は前作の事件から2年後、再び何者かによって小さくされてしまった主人公が、新たな脅威や謎が待ち受けている公園「ブルックホローパーク」を舞台として冒険を繰り広げます。今作では、主人公と共に行動する相棒の昆虫「バギー」が登場。前作より広くなった“小さな世界”の中で、よりスケールの大きいサバイバルが始まります。
本稿ではそんな『Grounded 2』の先行プレビューをお届けします。なお、ゲームプレイおよびスクリーンショット撮影には、メーカー提供のPC(Steam)版を使用しています。

新たな冒険の舞台は広大な公園!
ゲーム開始時、まずは使用キャラクターと難易度を決定します。キャラクターは前作で登場した主人公4人が継続で、それぞれ2年の歳月を経て少し成長しています。難易度は3段階の難しさとクリエイティブモード(虫あり/虫なし)が選べるほか、カスタム設定も可能です。
本編は前作同様にテレビCMから始まります。続いて前作でも重要な立場だったOMINENT社のCM、そして2年前の続きとなる衝撃的なニュースが流れ、カメラは今作の舞台となる公園へと移っていきます。物語は、主人公が公園内にあるOMINENT社の研究所内で目を覚ますシーンからスタートします。





ここがどこかもわからないまま、外に巨大なゴキブリがいるのを発見した主人公。どうやら2年前同様に体を小さくされてしまったようです。ここからチュートリアルとして、アイテム採取やクラフト、戦闘、スキャンなどのやり方を学びつつ管理ツール「SCA.B 2K」を入手します。


最後に前作で主人公をサポートしたロボ「BURG.L」からのメッセージを受け取り公園のフィールドへと出発。近くにあるアウトポストで今作のメイン装備「オムニツール」を入手し、OMINENT社員との通信で新たな事件が起きたことを知り、主人公の新たな冒険が始まります。




適度な冒険感を出しながらもゲームの基礎とストーリーを学べるゲームデザインは前作同様に秀逸です。オブジェクトの導線など、“次にやるべきこと”がわかりやすいのも、ゲームの遊びやすさに貢献しています。




万能の新アイテムオムニツールが超便利!
冒険の舞台・ブルックホローパークでは、アリやクモ、テントウムシなど前作でお馴染みの虫から、サソリやカラフルな毛虫など、さまざまな生物が生息しています。中にはプレイヤーを見つけると襲いかかってくる虫も多いため、まずは装備や安全な場所を確保することが大切です。
雑草ですら森のようなスケールに感じられる『Grounded 2』の世界では、葉っぱやタンポポの茎、虫の頭やパーツなどが貴重な素材として活躍します。ゲーム中は、公園内の各地を巡りながら、そのエリアごとに見つけられる素材を集めていかなければなりません。




素材集めに便利なのが、本作に登場する新アイテム「オムニツール」です。このアイテムは、いわゆるクラフトサバイバルでの切る、砕く、掘る、直すなどのツールをひとまとめにしたもので、壊れない、インベントリを圧迫しないといった、さまざまな利点があります。
発見した素材は研究施設で分析することで、クラフトや建築のレシピを習得したり、オムニツールの強化やレシピの購入に使えるポイントを獲得できます。冒険、分析、強化、そしてまた冒険というのが、本作の基本的な流れです。装備が強化されれば、恐るべきサイズの虫達とも戦えるようになるでしょう。




もちろん拠点作りや食糧の確保も忘れてはなりません。サバイバル項目に関しては、メインクエスト以外にチャレンジとして、色々なアクションを行いつつ報酬も獲得できるようになっています。虫を焼いて食べ、朝露を飲みながら、どんどん行動範囲を広げていきましょう。






頼れる相棒「バギー」と快適サバイバル
メインクエストを進めていくと、今作の新要素である「バギー」システムが開放されます。バギーは自分で孵化させた虫を相棒にするシステムで、騎乗したり、一緒に戦ったり、サバイバルに欠かせないサポートとして活躍してくれます。前作にもペットの要素はありましたが、今作のバギーはより便利で頼れる仲間です。
バギーに乗れば素早い移動やジャンプが可能で、行動範囲も広がります。さらに、バギー用のインベントリにアイテムを入れたり、インベントリに入らない大きな素材を大量に運べたりと、探索で欲しい要素をほとんど揃えてくれます。特に家を作る際に、葉っぱや茎などの大きい素材を一気に集められるのは助かります。





もちろんバギーはストーリー上でも大きく活躍します。公園内の各地にはOMINENT社の研究施設が残されているのですが、中には植物に塞がれていたり、土の中に埋まっているものも存在しています。最初に仲間になる蟻のバギーは、植物の障害物を噛み切る力を持っていて、新たな場所を発見することもできるのです。
『Grounded 2』に登場する生物は、ほとんど自分たちのテリトリーを持っているので、素早く移動できるバギーがいれば襲われても振り切ることが難しくありません。もし戦闘で相棒が倒されてしまっても、プレイヤーが蘇生することができるので、力を合わせて公園内を走破していきましょう。




オムニツールとバギーの存在は、アイテムの集めやすさやオープンワールドでの機動力という面で、サバイバルの楽しさを劇的に向上させています。目印を設置すればマップ内に家のアイコンなども表示できるので、迷いにくいのも嬉しいですね!





『Grounded 2』は、前作で特徴的だったスケール感やアイテム分析、虫との戦闘や共生などの魅力はそのままに、遊びやすくボリュームアップしている印象を受けます。特に騎乗できる相棒・バギーの存在によって、序盤から行動範囲を広げやすくなっているのが嬉しいところです。
オムニツールも「壊れない採取ツール」という点でストレスを感じさせません。アップグレードが必要な素材もありますが、旅先でツールがなくてアイテムが取れない!といったトラブルも少なく、バギーで気ままに旅しながらどこでも素材集めもできる、とても相性の良い要素の組み合わせです。



そして前作同様に『Grounded 2』のストーリーも気になるところです。先行ビルド時点でも、衝撃的な導入から今作の目的など、気になる部分が満載です。現時点では日本語未対応ですが、前作も早期アクセス期間中に日本語が実装されたので、こちらも期待したいところです。
そして、もちろん本作もオンライン協力プレイに対応します。仲間と力を合わせて冒険したり、お気に入りのバギーを自慢したり、さまざまな遊び方も期待できそうです!ただし、スケールアップしている分、虫が苦手な方は前作以上に要注意ですね。















