懐かしのPSP名作パズル、とんでもなく美しくなって蘇る―『Lumines Arise』は脳がよろこぶ面白さ。「パズル以上の感動がある」開発者インタビューもお届け! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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懐かしのPSP名作パズル、とんでもなく美しくなって蘇る―『Lumines Arise』は脳がよろこぶ面白さ。「パズル以上の感動がある」開発者インタビューもお届け!

『テトリスエフェクト』は癒やしの音楽。『Lumines Arise』はアップテンポでエッジが効いてる!

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懐かしのPSP名作パズル、とんでもなく美しくなって蘇る―『Lumines Arise』は脳がよろこぶ面白さ。「パズル以上の感動がある」開発者インタビューもお届け!
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7月20日まで京都・みやこめっせにて大規模インディーゲームイベント「BitSummit the 13th: Summer of Yokai」が開催されました。本記事では、エンハンスが11月11日にリリース予定の美麗なパズルゲーム『Lumines Arise』の内容をお届けします。

『Lumines Arise』とは?落ちものパズルが苦手でも楽しめる

本作は、PlayStation Portableのローンチタイトルとして発売された『ルミネス』シリーズの最新作です。基本的なルールは、横長のフィールドに落ちものパズルの容量で2色のブロックを積んでいき、正方形・長方形問わず同じ色で「スクエア」を作っていくというもの。

しかし、スクエアを作るだけでは消せないのが『ルミネス』の面白いところ。フィールド上は常にBGMのビートに合わせて「タイムライン」が通過しており、作られたスクエアがタイムライン上を追加すれば消えていくというルールとなっており、それを加味した操作や戦略性が求められます。

『Lumines Arise』は、そんなパズルゲームの久々の完全新作。第1作目には「音と光の電飾パズル」という素敵なジャンル名がつけられていましたが、『テトリス エフェクト』スタイルのグラフィックとサウンドを採用したことで、それがさらにパワーアップしています。

ブロックは2つだけとシンプルなゲームデザインなので、落ちものパズルが苦手な人でも大丈夫。本作は素晴らしいビジュアルとサウンドが楽しめるので、なんとなく「グラフィック綺麗だな」「音楽好きかも」という感覚だけでも楽しめます。他のゲームでは見たことないこのブロックの図柄、ワクワクしませんか?

「パズル以上の感動がある」ディレクター・アートディレクターが語る新たな『ルミネス』体験

ここからは、本作のディレクター・アートディレクターの石原孝士氏に行ったインタビューの内容をお届けします。

――まずは自己紹介をお願いします。

石原孝士(以下、石原):エンハンスの石原孝士です。『Lumines Arise』のディレクターであり、アートディレクターも務めています。

――久しぶりの『ルミネス』新作ですが、開発の経緯を教えてください。

石原:『テトリス エフェクト』の開発チームで、同作で培った開発力や技術力を、「長く眠っていた『ルミネス』に活かしたらどうなるか」という興味から始まったのが今回のプロジェクトです。

――ぷるぷるしているブロックや、ギアのようなブロックなど、ステージごとにブロックのデザインが個性的でした。今作のステージやモチーフはどのように決めているのでしょうか。

石原:「ブロック」はすごくこだわっているところです。まず、本作を作る上で全体のテーマや方向性を決め、それに沿うような形でステージや音楽を設計しています。実は今作にはシリーズ初となる“ストーリー”が存在しており、それに基づいて音楽や世界観を組み立てています。

――『ルミネス』とストーリー、想像がつかない組み合わせです。ストーリーを導入した理由は?

石原:『テトリス エフェクト』で得た気づきが大きいです。音やビジュアルだけでなく、歌詞の意味や物語性を取り入れることで、感動体験としてより上質なものになるな、と改めて実感したんです。

――エンハンスさんの作品といえば、サウンドやビジュアルの美しさ・独特さが大きな魅力です。インタラクティブミュージック的なアプローチを続けるこだわりについて教えてください。

石原:私はもともとアクションやシューティングなど「普通のゲーム」を作ってきましたが、『ルミネス』のような体験には独自の魅力があります。本作はパズルゲームではあるんですが、パズルゲーム以上の感動があります。

それを実現するためには、ゲーム・音楽・サウンドを密接に絡める必要がありました。本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務める水口(哲也)※さんと出会って以来、そういう体験づくりに強い思いを持っています。

※水口哲也…エンハンスの代表。『Rez』『スペースチャンネル5』『ルミネス』『メテオス』『テトリスエフェクト』といった作品のプロデューサーとして知られる。

――楽曲制作の方針について教えてください。

石原:今回も『テトリス エフェクト』と同様、音楽アーティストのHydelicにお願いしています。『テトリス エフェクト』は全体的に癒し寄りの音楽が多めでしたが、今作ではアップテンポでエッジの効いた音楽を中心にしています。さらにストーリーに沿ったバリエーションを展開させる形で制作しています。

――これまで『ルミネス』を遊んだことがない人に向けたメッセージをお願いします。

石原:パズルが苦手だからと敬遠せず、まずは気軽に手に取って、フィーリングで触ってみてほしいです。気づけば世界観に浸っているような体験を味わえると思います。

――ありがとうございました!


『Lumines Arise』は、PC(Steam/PS5向けに11月11日発売予定です。PC VR、PS VR2にも対応するため、圧倒的な没入感で本作の映像美を楽しむこともできます。

PS5『Lumines Arise』ストアページ(PS Plus加入者は予約注文で10%OFF)Steam『Lumines Arise』ストアページ


ライター:みお

ライター/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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