いくつか未解決の謎を残して終幕を迎えた『アサシン クリード シャドウズ』の物語。約半年を経て、その謎の一端が明かされる新たなストーリーDLC「淡路の罠」が本日9月16日に配信を開始しました。
いよいよ第2章のスタートというところで、この機会に本作を久々に起動した人も少なくないと思いますが、これまでの無料コンテンツで追加された『Dead by Daylight』のコラボを含む新クエスト、改良されたパルクールなどを確かめるのもよいでしょう。また、スピンオフコミック「伊賀の物語」を見ておくと、淡路の物語を別角度からも楽しめます。
「淡路の罠」は『シャドウズ』の早期購入特典として付属しており、同様のボーナスクエスト「三年の恩」がプレイできていればそのままプレイできます。特典がない場合は、有償で購入する必要があるのでご注意を。

『シャドウズ』のメインシナリオを完了していると、隠れ家に服部の手の者が現れ、行方不明になっている奈緒江の母つゆに関する知らせが届きます。その手がかりを追って奈緒江は淡路島へと乗り込むのですが…と、具体的な内容はここでは控えます。出だしから驚きの連続なので、何が待ち構えているかは皆さん自身のプレイで確かめてください。

その辺のなんやかんやがありまして、淡路では神器を狙う「夜叉一族」を相手に戦います。テンプル騎士団の息がかかった夜叉一族は奈緒江たちの襲撃を待ち構えており、周到に排除しようと様々な手段を使ってきます。

「罠」がテーマというだけあって、奇襲や待ち伏せの頻度は本土以上。町人がすれ違いざまに斬りかかってくるのは序の口で、少し開けたところに怪しい物が置いてあったら、それは間違いなく敵忍者の罠でしょう。特に注意が必要なのは、レーザービームもかくやという雰囲気で仕掛けられたワイヤートラップです。しゃがみと匍匐でしっかりくぐり抜け、必要があれば各個解除していきます。
引っかかればダメージを受けるのに加えて、待ち構えている忍びに取り囲まれ、奈緒江の武力では苦戦は必至でしょう。今まで通りパスファインダーの自動追従で道なりに進んでいたら命がいくらあっても足りません。常に油断せず周囲を警戒し、怪しいエリアでは注意深くイーグルビジョンで看破することが大切です。いっそ弥助で押し通ってしまうのもありですが、忍びには忍びの技で、裏をかいてささっと片付けるのもスマートです

本拡張の大きな目玉の一つが、奈緒江の新武器種「棒」です。奈緒江も奇襲で複数人に取り囲まれる場面が増えますが、それに対応できる広い攻撃範囲を持ち、ロックオンした一人ではなく、次々と別の敵に攻撃を当てることで有利になるスキルを持っています。

最大の特徴は構え攻撃を上・中・下の三段に派生できることで、上段はスタン、中段は突き飛ばし、下段は地上攻撃に繋がる足払いと、戦意消費スキルにも匹敵する強力な一撃を自在に繰り出せます。
これまでの奈緒江の武器種にはなかった中距離広範囲の振りで、こちらから飛びかかっていくのも十分強いですが、向かってくる敵に合わせて一撃ずつ手を変えていく、そんなスタイリッシュな戦い方もありですね。下段攻撃は地上攻撃の強化があるマスターアサシンの頭巾と相性がいいので、本編クリア報酬と併せて活用しましょう。

棒と弥助の追加スキルは「淡路の罠」を所持していなくてもアップデートで全員に適用されるとのことで、後から『シャドウズ』を購入した人でもすぐに使えます。他にもアップデートでは隠れ家改装のさらなる段階、待望の「エツィオ」コスチュームなど、戦いの助けになる新しい強化が多数追加されています。特に鍛冶場の強化では品質をさらに上げられるので、難易度ナイトメアやニューゲーム+に挑むときに大いに役に立つでしょう。

さらに、要望の多かった時間の早送り機能も加わり、潜入しやすい夜までの待ち時間を大幅に短縮できるようになりました。ステルス難易度が高いと夜の闇を活用するのは必須ですから、これで城のお宝強奪もずいぶんやりやすくなるのではないでしょうか。

今回追加されたエリアのボリュームとしては、本編における百鬼衆一人分の1地域くらいでしょうか。罠の仕掛けが増やされた「城攻め」は本土とは違う慎重さが求められます。敵の「狩り庭」で生き延びる緊張感をお楽しみください。
『アサシン クリード シャドウズ』は、PS5/Xbox Series X|S/Windows(Steam、Ubisoft Store、Epic Gamesストア)/Mac(App Store)向けに配信中。ストーリーDLC「淡路の罠」も本日9月16日より配信開始です。













