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見下ろし視点バトロワに新星現る『アーケロン』最速体験プレイレポ

最新バトロワ系タイトル、その内容とは!?

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先日、都内某所にてDRIMAGE JAPANの新作バトルロイヤル系タイトル『Arkheron(アーケロン)』の試遊イベントが開催されました。国内からは著名なストリーマーやVTuberも多数参加し、大規模かつ華やかな雰囲気に包まれた本イベント。この記事では、そのイベントの様子とあわせて、筆者が実際に『アーケロン』をプレイして感じた印象をお伝えしていきます。

なお、9月20日~9月22日のPlayTestと、翌週にもPlayTestの実施が告知されています。詳細は公式X(@AarkheronJP)をチェックしてみてください。

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『アーケロン』は、Bonfire Studiosが開発し、日本地域ではDRIMAGE JAPANがパブリッシングを担当する完全新作のバトルロイヤル系アクションゲームです。

今回試遊できた、本作のメインプレイモード「アセンションモード」では、プレイヤーは3人1組のパーティーを組み、最後の1チームとして生き残ることを目指しながら塔を登っていきます。その過程で装備を獲得して強化していく要素が盛り込まれており、運に左右される部分もありつつ戦略性を楽しめる内容となっていました。

ゲーム開始時は、まず出撃地点を決めるところから始まります。早めに出撃地点を確保できれば、その分ファーム―つまり装備を探したり、NPCのモブを倒してフラグメント(資金のようなものです)を得たりといった「準備」に時間を割けるため有利になります。ただし他のパーティーと出撃地点が重なると、逆にファーム面で不利を背負う可能性もあり、序盤からなかなか悩ましい選択を迫られます。

今回のイベントでは、制作スタッフと韓国での試遊会場チームとの対戦として、実際に数戦をプレイすることができました。その中で「即降り」や「様子見」といった立ち回りを試してみたものの、結局どの選択が正解なのかは掴めませんでした。最終的には他チームの戦略とのかみ合い次第でもあるため、この点も運要素のひとつと言えるでしょう。

基本の視点はMOBA的な斜め上方からの見下ろしスタイルですが、操作はWASDでの移動に加え、マウスを動かすことでカメラがぐりぐり動く仕組みになっており、実際にはいわゆる「TPS」に近いカメラワークです。MOBA的な視点のゲームとしてはあまり見かけないタイプだったので最初は驚きましたが、慣れると非常に遊びやすく感じました。


特に本作の遠距離射撃にはロックオンのような補助がほとんどなく、正確なエイミングが求められます。MOBA的なゲームでこれほどTPS的な操作感があるのは珍しく、独特な魅力になっていました。


出撃後は、まず宝箱を探して武器を集めるところから始まります。武器は2種類まで装備でき、さらに「クラウン」と「アミュレット」というアイテム枠がそれぞれ用意されています。その他ポーション的なサポートアイテム(使用回数に制限がある)を入れるスロットがあります。

武器には、左クリックの通常攻撃に加え、クールダウンを伴う右クリックの特殊攻撃と一つの武器に対してが2種類の攻撃が用意されており、使用する武器はマウスホイールで切り替える仕組みです。加えてクラウンやアミュレットにも発動型の効果があり、結果としてプレイヤーは「4つのスキル+1つのアイテム」を駆使して戦う形になります。この点がMOBA的なプレイフィールを生んでいます。

重要なのは、スキルの内容がすべてアイテムによって決まるため、初期状態では見た目以外にプレイヤー間の性能差が存在しないということです。そのため極めてフェアな設計になっていると感じました。

マップ上に存在する「祭壇」では拾ったフラグメントを消費し、武器やアイテムなどを購入することが出来ます。その他倒されてしまった味方の復活もフラグメント消費で行えるため、フラグメントは集めておいて損がありません。

アイテムにはさまざまな種類が用意されており、同じシリーズの装備を2種類揃えることでセットボーナスが発動し、有利に立ち回ることができます。さらに、4種類すべてのセット装備を揃えると「エターナル」と呼ばれる特殊で強力なキャラクターに変身し、5つ目の特別なスキルを開放して戦うことも可能です。

セットボーナスが発動する装備は初見でも名前がわかりやすくなっており、たとえば「エダニ」のような接頭語がつくアイテムをひろったら、他の部位も「エダニ」を探せばOKということになっています。また、全く同じアイテムを2つ拾った場合はそのアイテムが重なってパワーアップするため、とにかくファームの重要度が高いゲームとなっています。

効率よくファームしても毎回エターナルに変身できるほど簡単ではなく、チーム内で1人が変身できるかどうか……という絶妙なバランスになっていました。試遊会ではおそらく5,6回は通して遊べたと思うのですが、筆者が変身できたのはたったの一回きりでした。

先ほど「塔を登っていく」と書きましたが、このアセンションモードでは一定時間ごとに安全地帯が狭まり(安全地帯の外側にいると継続的にダメージを食らうことになってしまいます)、マップ上に設定された所定の地点を占拠することで「次の階」に進む仕組みになっています。ひとつの地点から次の階へ進めるのは1チームだけのため、そこで必ず一定数のプレイヤーが脱落することになります。

次の階に進むための陣地では戦闘が非常に起こりやすくなるため、それまではできるだけファームに専念し、不要な戦闘を避けるといった判断も重要になりそうです。特定地点の占領のほかには「チャレンジリフト」という参加型の特殊な戦闘によって階を登るということもできます。「チャレンジリフト」には報酬もあるため、余裕があるときは積極的に狙う方がファーム的に有利になりやすいようでした(が実際に試すことはあまりできませんでした)。

また、マップ上には絶対に倒すことができない強力な敵モブも存在します。状況が不利なときには、あえてこのモンスターを引き連れて安全地帯に突入し、戦闘をかき乱してワンチャンスを狙うといった戦法も考えられそうです。実際のテストプレイでもそうした立ち回りを試みてみましたが、残念ながらあまりうまくはいきませんでした。

第二階層から第三階層へ進むための陣地戦は、非常に苛烈な戦いとなります。実際、この段階で大半のパーティーが脱落し、筆者のチームもほとんどの場合ここで敗れてしまいました。

第三階層でも同様にファームから陣地戦が行われ、最後に残った2チームが最終決戦を繰り広げます。そして最終決戦で見事生き残ったチームが勝者となる。これがアセンションモード全体のおおまかな流れです。

運要素もありますが最終的に絶対に直接対決となるため操作がうまいことも必須で、ファームとプレイの上手さがうまく噛み合ったチームでないと勝利することが難しい、なかなか歯ごたえのあるゲームプレイでした。

一試合一試合がテンポよく進行していくためリプレイ性もたかく、これはハマる人も多いと感じます。筆者もサービスが開始した暁にはぜひ触ってみたい、という感想になりました。

試遊会では、SHAKAさん、らいじんさん、Franciscoさんによる日本人のストリーマーチームが最終戦で勝利。彼らが勝利を決めた瞬間には会場から歓声があがり、拍手も自然と起こりました。

初体験だったはずなのにかなり上手だったので「ストリーマーって本当にゲームがうまいんだなあ」と関心させられました。実際、筆者たちのチームが彼らのチームに直接倒されることもありました。

ということで、日本のストリーマーチームが勝利したこともあり、『アーケロン』の試遊会は大きな盛り上がりのうちに幕を閉じました。

実際に触れてみても非常に興奮度の高いゲーム性で、国内でも流行の気配を強く感じます。操作は複雑すぎず、適度な運要素がありながらも実力がしっかり反映されるという絶妙なバランスによって、プレイヤーのレベルを問わず楽しめる作品になりそうだと感じました。

そんな『アーケロン』ですが、直近では、9月20日~22日にてPlayTestの実施が告知されています。その後のテストもあるかもとのころで、詳細は公式X(@AarkheronJP)をチェックしてみてください。

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また、9月25日から開催される「東京ゲームショウ2025」ではクリエイターラウンジにも出展するとのことです。

ゲームの出来だけではなくイベントなどの展開でも「力が入っている」ということがひしひしと感じられる『アーケロン』。筆者も、正式サービスが始まるその日を、楽しみに待ちたいと思います。

ライター:文章書く彦,編集:Akira Horie》

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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