
9月30日の午前2時から10月6日午前10時まで、Steamオータムセールが開催中です。
本稿ではセール対象作品から「協力プレイ」をテーマに5うのゲームをピックアップ。ひたすらに山を登るというシンプルなゲーム性ながら協力要素を前面に押し出して大ヒットを収めた『Peak』など、流行のキーワードとも言えそうなマルチプレイ要素を含む名作の数々から、セールの今こそフレンドを誘ってプレイしたい作品をご紹介します。
『R.E.P.O.』 -30% ¥840
最初にご紹介する『R.E.P.O.』は正にマルチプレイ作品の流行を体現する作品と言えるでしょう。最大同時接続プレイヤー数は27万人を超え、発売当初のヒットぶりは言葉通りのうなぎのぼり。発売から半年以上が経つ現在でも2万人以上の同時接続を維持し、根強い人気を誇っています。

そんな本作は最大6人でのプレイが可能なステルスホラーアクションゲーム。おどけた表情のロボットとなったプレイヤー達は、謎の人物の指示に従うままに廃墟から規定の金額分の価値があるアイテムを盗み出します。廃墟にはこの世の物とは思えない異様な存在が住み着いており、侵入者を排除せんとビームを撃ったりプレイヤーに寄生してみたり、ありとあらゆる手段で襲ってきます。

重い荷物は複数人での回収が前提となるなど、マルチプレイを活かせる要素が多数ある一方で、誰かが立てたわずかな物音に反応して音に敏感な怪物たちが襲ってくるなど、一つのミスが大惨事につながることも。単純に協力して運んでいる荷物をぶつけて破損させ、価値を落としてしまい責め合いになるのもよくある展開です。

早期アクセス販売ということもあり発売以降も精力的にアップデートが続けられ、10月末には「ゲームを壊しかねない」新機能が追加されるとのこと。セールのこの機会に新たな仲間を増やし、アップデートに備えて攻略を進めてみてはいかがでしょうか。なお言語対応は英語のみとなっており、公式のローカライズ対応は正式リリース後とアナウンスされていますが、有志の日本語化Modも提供されているようです。
『ASTRONEER』 -67% ¥1,155
次に紹介する『ASTRONEER』は宇宙の辺境で人類の発展のため資源採掘とその研究を行い、豊かなスペースコロニーの建設を目指すサバイバルシミュレーションゲーム。2016年12月の早期アクセスリリースから多くのアップデートで完成度を増していき、今では11万件ものレビューを集めて”非常に好評”を獲得しコンソール向けにも展開する人気作品となっています。

ソロプレイでじっくり楽しむことも可能ですが、広大な宇宙に独りぼっちと言うのはさみしいもの。4人までのマルチプレイで手分けして開拓を進めればより効率よく攻略を進められるのはもちろん、思わぬハプニングや様々な収穫を共有できる瞬間が待ち受けているでしょう。


今冬には新しいDLC「Megatech」も控えており、遊び始めるにもぴったりのタイミングと言える今回のセール。友人と誘い合わせて宇宙開拓へ繰り出してみてはいかがでしょうか。
『Halo: The Master Chief Collection』 -75% ¥1,200
続いてご紹介するのは『Halo: The Master Chief Collection』。

Xboxを中心に展開する名作FPS『HALO』シリーズから6タイトルもの作品が楽しめる超お徳用パックとも言える本作。初代から『4』まで人気キャラクター「マスターチーフ」の歩んだ物語が収録され、これ1つで67編ものキャンペーンミッションを体験できます。

マルチプレイ作品としては、キャンペーンミッションとオリジナルマップにて初代、『2』の2作品は2人まで、残りの4作品では4人での協力プレイが可能です。また、コミュニティ主導のクリエイティブマップで無限とも言える戦いに身を投じることもできます。

『HALO』ファンの皆さん、今こそ「名前は聞いたことがあるかも」などと言っている友人を沼に引きずり込むチャンスですよ。
『Schedule I』 -30% ¥1,610
『Payday』然り『GTA』然り、ゲームの中でこそ手を染められる悪時に強く惹きつけられるのはゲーマーの性でしょう。『Schedule I』はそんなゲーマー達から大きく支持を集め、40万人を超える同時接続者を集めたビッグタイトルです。これでまだ早期アクセスだというのだから末恐ろしい。

本作は麻薬の売人として、小さなモーテルの一室から原料の栽培、加工、流通に営業まで一手に担い、いずれは裏社会に自分だけの帝国を築き上げる経営シミュレーション。種まきや化学的加工、パッキングに配送などすべての行程がミニゲーム等として丁寧に作り込まれ、チープなグラフィックながら本格的な売人人生を体験できます。

そんな本作をマルチプレイ要素におけるおすすめタイトルたらしめるのは、その圧倒的な忙しさ。丁寧に作り込まれた麻薬製造の過程の一つ一つ、その手腕が試される販売、営業要素の数々が、面白さを演出すると同時に効率的なプレイを難しくするタスクとして重くのしかかります。そんな時物を言うのは結局のところマンパワーです。最大4人での分業体制を敷けば、その効率は4倍以上も夢ではありません。

ソロプレイで目が回るほどの仕事に追われ、猫の手も借りたいと言うそこのアナタ。手っ取り早く(ゲーム内で)稼ぎたいなら、暇そうにしてるあんちゃんに「今なら(オータムセールで)安くしとくよ…」などと声をかけ、中毒性抜群の裏稼業から逃げられないようにしてしまいましょうよ。
『Satisfactory』 -30% ¥3,150
最後に紹介するタイトルは『Satisfactory』。

未知の惑星を探査し拠点を発展させる、と聞くと先に紹介した『ASTRONEER』に通ずる部分がありますが、本作はそちらよりもより工業化に重点を置いてデザインされているのが特徴です。タイトルに「factory」を冠するようにゲーム内のほとんどの要素を工場建設により自動化可能で、ゲームが進むにつれてベルトコンベアが層をなして稼働する様子は、本作ならではの壮観と言えるでしょう。

一方で、この手の自動化クラフトジャンル作品が際限無く思えるほどにできること、やることに溢れているという点では本作も例に漏れません。工場建設でどんどん高度な製品を量産するのはもちろん、惑星の探査やその過程で訪れる様々な原住生物との争いなど想定外の出来事に対処する必要がある場面も少なくないでしょう。

そんな時、背中を預けられる仲間の存在はただの労働力以上に心強いものとなるのは間違いありません。11月4日にはコンソール版の発売も控える今だからこそ、PCでのプレイを予定している方には購入を検討する良い機会となりそうです。
ゲームは一人で黙々と遊ぶのも楽しいものですが、“マルチプレイからしか接種できない栄養”は確実に存在していると感じる今日このごろ。人肌恋しくなる秋のセールを期に、いつもの仲間と、久しぶりに連絡を取るあいつと、気になるあの人、愛する家族、そんな人々との楽しい一時へゲームを添えてみてはいかがでしょうか。













