好評開催中の2025年のSteamオータムセール。本記事では、「インフレが気持ちいいローグライクアクション」に絞って、筆者おススメのセール5タイトルをご紹介いたします。
『無双アビス』 -25% (2,227円)
爽快なアクションの代名詞といえば『無双』シリーズです。その無双シリーズに『Vampire Survivors』的な周囲を取り囲む無数の敵+『Hades』的な見下ろし型アクション+「オートチェス」ジャンルのシンボル集め的なランダム要素の強いビルドの要素が組み合わさり、そこに今までの『無双』シリーズで培った無数のキャラクター別のアクションが加わったことで、非常に多彩なプレイ感覚のローグライクゲームに仕上がったのが本作『無双アビス』なのです。

全方位から攻めくる敵、それを簡単なボタン操作で迎え撃つ爽快感はまさに「一騎当千」という言葉を体現しています。

さらに本作では無数の三国時代・戦国時代の英傑をサポートメンバーとして迎え入れることができ、彼らの属性や持っているシンボルの組み合わせによって無数のキャラクター強化がなされていきます。
近年のアップデートでは「アトリエ」シリーズのキャラクターも追加され、着実に進化を続けている『無双アビス』。表示されるキャラクターが小さいのでキャラクターのディテールを見ることには不向きですが、絶妙な手応えと爽快感は唯一無二の遊び応えのあるローグライクアクションです。
『アーティファクトシーカー』 -50% (550円)
敵が四方八方から押し寄せるローグライクアクション『Vampire Survivors』に類似したゲームは多数ありますが、その中でも「爽快さ」に全振りしたゲームが『アーティファクトシーカー』です。

本作ではキャラクターレベルアップの速度が非常に早く、またスキルやアーティファクトに付与されている共鳴効果を集めていくことで、キャラクターを幅広く強化していくことができます。

レベルアップ時のスキル習得の選択肢に「現在習得しているスキルのランクアップが必ず並ぶ」という仕様があり、スキルを極めるのが容易なのが本作の特徴です。スキルを極めたキャラクターは強力で、歩くだけで敵が溶けていくほど。

こういった歩くだけで敵が溶けていくようなアクションゲームを「草刈り」と揶揄することがありますが、本作はその「草刈り」を全肯定しているゲームなのです。

さらにオプションに「ゲーム自体の加速」があり、この設定にて最大2倍速でゲームを遊ぶこともできます。とにかくゲームに「爽快感」を求めている人に、本作はお勧めです。セール価格もお手軽なので是非。
『Nunholy』 -25% (690円)
見下ろし型アクションに「進行先がランダム」というローグライク要素を加えたことで、一躍ヒット作となった『Hades』。そんな『Hades』にはフォロワー作品がたくさんあるのですが、この『Nunholy』もそんな『Hades』ライクのアクションローグライクです。

プレイヤーは「ヴァンパイアハンター・プレイヤ」「処刑人・マリー」「浄化者・セイン」の3人から1人を選び、探索するたびに形を変える悪魔の巣窟に挑みます。

道中では大量の魔物が待ち受けています。軽攻撃・重攻撃や特殊スキルを組み合わせ、ガンガン敵を倒していきましょう。

道中で拾うアーティファクトをインベントリに埋めていくことで、キャラクターはパワーアップします。

また、殲滅すべき敵であるヴァンパイアの力をあえて取り込むことにより、プレイヤーのさらなるパワーアップも可能です。どこから見ても清楚な修道女の衣装という光と、背中に刻まれた紋様という闇が合わさり最強に見える。

オンラインRPGさながらの、攻撃範囲が明示されたボス敵も複数登場します。最深部にいるヴァンパイアの女王を倒すことがこのゲームの目的です。

セクシー美女もたくさん登場し、目の保養にもなる本作(なお、直接的な性的描写は一切ありません)。比較的短い時間で充実したゲーム体験をしたい方には、本作おススメです。
『サイオニックセントリー : インフィニット』 -25% (374円)
本作はTPS視点のアクションローグライクで、通常ショットと、4種類の魔法ショットを活かして戦う魔法少女TPSとなっています。

このゲームは早期アクセス中の作品であり、現在のところステージ道中はすべて固定ですが、ステージクリアごとに得られる魔法のパワーアップ要素にランダム選出からの3択というローグライク要素があります。

また、本作の特色として「敵のショットをすべて弾き返すことができる」という点があり、特に敵ボスの放つ連続弾幕をすべて弾き返すと、超必殺技で反撃ができる……という爽快な要素が盛り込まれています。

ボスがドロップした装備によってキャラクターの能力の底上げもできます。装備は毎回のランで失われることなく引き継ぐことができ、「ローグライト」としての要素も盛り込まれています。


主人公は大人びた姿と少女……というかロリ体型の2種類から選択できます。どちらを選んでも性能差はないので、好きな外見で挑むとよいでしょう。

敵の攻撃方法を見切って、ショットをカウンターするのがとにかく気持ちいいので、そういった「見切り」の快感を味わいたい方にはおススメです。
『Rogue: Genesia』 -39% (1,037円)
ここまで何度か名前を出している『Vampire Survivors』、そして「ステージがランダムの樹形図で構成され、選んだルートを進行して拾ったアイテムでビルドを試行錯誤する」という多くのローグライクゲームの進行過程に影響を与えた名作『Slay the Spire』。その両方の長所を掛け合わせ、やり込み要素抜群のゲームに仕上げたのが『Rogue: Genesia』です。

ツリー状に構成されたステージには敵との戦闘やエリート敵との戦闘、ランダムイベントや宝箱が配置され、最深部にはボスが待ち受ける……という本作の構成は、ほぼ『Slay the Spire』を踏襲しています。

一方、戦闘に入ると四方八方から敵が押し寄せ、敵が落とす経験値ジェムを拾うとレベルアップ、一定時間経過すると戦闘が終了する……という本作のバトルは『Vampire Survivors』を踏襲しています。

しかし、本作はただのこれら2作品の模倣作品というわけではありません。本作には多彩な職業が用意されており、例えば「商人」を選ぶとパワーアップが金を払っての選択式になる……といった、職業を変えるとゲームシステムやプレイ感覚が根本から変わってしまうほどの差別化が行われます。

冒険を重ね、プレイヤーが高ランク冒険者になると「装備」要素も解禁されます。これはさまざまな特殊効果が付いた装備が冒険中にドロップするというもので、「ハック&スラッシュ」的な楽しみ方もできるようになります。

冒険中に得たリソースを消費して、キャラクターの強さを永続的に強化する「ローグライト」的要素もあり、本作のコンテンツは非常に充実しています。ゲームの進行度が深まるにつれ1回のランが長くなり、爽快さに関してはこれまで上げてきたタイトルと比べるとちょっと劣るといった短所があるのは否めないのですが、アクションローグライクゲームとしては非常に高い完成度を誇ります。秋の夜長のお供にいかがでしょうか?
以上紹介した5作品、皆様の興味を引いたゲームはありましたでしょうか?この記事が皆様の遊ぶゲームの幅を広げる一助となれば幸いです。
¥2,600
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


















