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【吉田輝和のOIGS絵日記】初開催の「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT」で見つけた“可愛いゲー”特集!『ざこのあひる』『Pain Pain Go Away!』『コメンテーター』

大阪インディーゲームサミット絵日記、第1弾! 今回は可愛いモノ(?)を集めてます。

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【吉田輝和のOIGS絵日記】初開催の「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT」で見つけた“可愛いゲー”特集!『ざこのあひる』『Pain Pain Go Away!』『コメンテーター』
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今回は、大阪・梅田で初開催された「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025(OIGS)」に行ってきました!出展数も多く、関西ではBitSummitに次ぐ大きなイベントだったように感じます。

「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025」関連記事はこちら!

大阪に40年以上住んでいるだけあって道のりは完璧に分かってたはずだったんですが……会場を間違えて、危うく遅刻しかけました。出だしからバタバタしていましたが、会場で見つけた珠玉のインディーゲームを前・中・後編の3回に分けてご紹介します!

◆ざーこざこ!生意気少女に煽られながら登る山は楽しいか?楽しいに決まっている!『ざこのあひる』

最初に紹介するのは、FUファイターズが手掛け、Phoenixxから発売される『ざこのあひる』!本作は、口から水を噴射するアヒルの玩具を操作し、高所を目指してひたすら登っていく山登りゲームです。他の山登りゲームと違うのは、プレイ中に可愛いメスガキちゃんが煽りまくってくること!

この可愛くて生意気な少女は須垣メアリーちゃん!彼女が持ち込んだ「ZAKONOAHIRU」という超ムズゲームを一緒に遊ぶ、というテイで進行する。 それにしても、須垣ちゃんと主人公の関係はいったい?親戚の子ならまだしも、血縁のない近所の子だったら……おじさん的にはちょっとヒヤッとする。

漫画ではよくある題材だし、自分を慕ってくれている子がいるのは嬉しいけど、リアルだと事案になるからね。本作では事案の問題は大丈夫そうなので早速遊んでいこう。

初っ端から軽くジャブ程度に煽ってくる須垣ちゃんにニッコリしてしまう。操作は簡単で、左右の転がりと、水の噴射を利用するジャンプだけ!ジャンプする方向は転がりながら微調整をする。

ジャンプ中にも水を噴射できるんだけど、方向を間違えると後方に向かって飛んでいってしまうなんてことも。そんなときは須垣ちゃんがバッチリ煽ってくれるぞ!

煽りの内容は、辛辣なものもあれば軽い雑談のようなものもあり、須垣ちゃんの煽りボキャブラリーの豊富さに驚かされる。

煽りの頻度は設定で調整できる。プレイ前は「強めの煽りが飛んでくるのでは」と身構えていたけど、実際は雑談系も多く、煽り耐性が低い人でも楽しめそうだ。

むしろ、一人で登山ゲームをやっているときよりも、須垣ちゃんが見ていてくれるおかげでイライラせずにすんでいる気がするな。体験版も配信されているので、気になった方はぜひご自宅で煽られまくってみてほしい。

『ざこのあひる』はPC(Steam)向けに2025年第4四半期に発売予定!

◆少女の心を救うのはタイピング!キーボードでトラウマを打ち消す『Pain Pain Go Away!』

次に紹介するのは、Lorebardが贈る『Pain Pain Go Away!』!本作は、少女の心を蝕むトラウマをタイピングで治療する心療タイピング型アドベンチャーだ。

主人公が働くのは、他の病院じゃ診せられないワケありの患者だけを扱う、いわば裏の心療内科だ。今回のエピソードで登場する患者は、家出癖のある少女・フフカちゃんだ。

母親も一緒にいるんだけど、なかなかクセの強そうなお母さんだな。フフカちゃんと二人で話すために、お母さんには席を外してもらおう。

カウンセリングには、超進化革新的カウンセリングマッシーン・P2GAと呼ばれる機械を使用する。どう見てもカニのカチューシャにしか見えないけど、なんかまあ凄いマッシーンのようだ。

カウンセリング中は、画面右からキーワードが流れてくるので、表示されているうちにタイピングを行い、フフカちゃんとの会話を進めていく。

余談だけど、僕は集中してタイピングしていると首がどんどん傾いていくクセがある。今回もその様子をスタッフさんにバッチリ見られて、ちょっと恥ずかしかった。

カウンセリングが進むとダイブモードに移行する。今まで入力していたのはこちらからの質問文だったけど、ダイブモードでは流れてきたフフカちゃんのトラウマワードを入力し、彼女のトラウマを打ち消していく。

さらに続けると、フフカちゃんのトラウマの正体であろう醜悪なバケモノが現れた。ボス戦だ!このモードでは、入力するキーワードが画面上部から下へ向かって流れてくる。急に変化球が来るとパニクる……!

無事、ボスであるトラウマを倒し、フフカちゃんも穏やかな表情を浮かべ、これで一件落着……と思いきや、事態は急転する。

本作も体験版が配信されているので、気になった方はフフカちゃんの行く末を確かめてほしい。

『Pain Pain Go Away!』はPC(Steam)向けに2025年11月に発売予定!

◆視聴者に寄り添うか、スポンサーにおもねるか。取り上げるニュースを選んで世論を操作する『コメンテーター』

最後に紹介するのは、テバサキゲームズが贈る『コメンテーター』!本作は、国民的人気報道番組“NEWS SQUARE”のコメンテーターとなり、取り上げるニュースを選択して、視聴者とスポンサーの両方を満足させる番組作りをしていくノベルゲームだ。

「可愛いゲーム特集じゃなかったの?」と思った人もいるかもしれない。でも……このおじさん、可愛くない?

僕が『コメンテーター』を初めて知ったのは去年のTGSで、試遊モニターの上におじさんがデカデカと描かれたイラストが飾られていてビックリしたのを覚えている。思わず開発者さんに「メインビジュアルはこのおじさんで行くんですか?」と聞いたくらいだ。開発者さんからの返事は「はい!」という力強い言葉だった。

その後のイベントでも、ブースにはおじさんのイラストがデカデカと飾られ続けているし、公式SNSもおじさんだ。不思議なものでそんなおじさんを見守り続けていると、だんだんと愛おしく見えてくる。穏やかそうに見えて、どこか腹に黒いモノを抱えてそう。そんなおじさんに、いつの間にか惹かれ始めていた。

話をゲームに戻そう。ランダムで取り上げるニュースがピックアップされるので、そのニュースに対して肯定的・否定的、どちらのスタンスでコメントするかを決めていく。ただし、スポンサーと視聴者、両方の支持を得る必要があるので、どちらかだけに傾いていてはいけない。

芸能人の結婚式のニュースなどに肯定的なスタンスを取ると、素直に幸せなニュースに対して祝福するコメントになる。こういうホンワカしたニュースは視聴者からの支持が集まりそうだ。

なかにはスポンサー案件のニュースもあり、スポンサーの意向に従うか背くかで、スポンサーからの満足度が上下する。ただし、ニュースの概要だけ見て内容をしっかりチェックしないでスタンスを決めると、思わぬ失敗をする場合もある。

「政治家の不祥事に国民が怒っている」というニュースに対して、「不祥事は断固糾弾すべき!」と否定的スタンスを選んだら、国民の怒りそのものを否定するコメントになってしまった。ニュースを上っ面だけで判断すると、こういう地雷を踏むのね……。結果、スポンサーからも視聴者からも支持が得られず、番組が打ち切りになってしまった。

3日目までにスポンサーと視聴者からの支持が得られれば番組が続行する。4日、5日を乗り越えると、スポンサー・視聴者以外の新たな指標が登場するようだ。

まもなく体験版が配信されるそうなので、おじさんの可愛さが気になった方はぜひプレイしてほしい。

『コメンテーター』はPC(Steam)向けに近日発売予定!


「東京ゲームショウ2025」直後というタイミングにもかかわらず「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025」には120本を超えるタイトルが集結!初開催とは思えない盛り上がりを見せていました。「OIGS」レポート絵日記では、気になったタイトルをジャンルごとにご紹介する予定です。レポート絵日記・中編は飲食ゲーム特集です!

「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025」関連記事はこちら!
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:吉田 輝和,編集:キーボード打海


ライター/おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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