【連載】チラズ新作はまさかの"釣りゲー”!?独特な「自撮り視点ホラー」デモ配信、下ネタ満載のホラーアクションコメディなど最新ホラーゲーム&ニュースまとめ【#アナタの知らない恐怖の世界】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【連載】チラズ新作はまさかの"釣りゲー”!?独特な「自撮り視点ホラー」デモ配信、下ネタ満載のホラーアクションコメディなど最新ホラーゲーム&ニュースまとめ【#アナタの知らない恐怖の世界】

毎週イチオシの最新ホラーゲーム&ニュースをお届け!

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【連載】チラズ新作はまさかの
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さあ今週も、ホラーフリークス垂涎の週刊連載「#アナタの知らない恐怖の世界」のお時間がやってまいりました。本企画は、ホラーゲームを愛してやまない筆者が、PC/コンソールを中心に発売直後または発売予定の“旬”のイチオシ新作ホラーゲームをピックアップしていくというもの。

それに加え、映画や体験イベントなどさまざまな最新ニュースもまとめてお届け!これを読めばすべて丸わかりのホラー連載企画です。


【今週イチオシ最新ホラーゲーム】

◆『Contract of Ashes Demo』(Steam)

本作は、シネマティックなサバイバルホラーアドベンチャーゲーム。プレイヤーは、生存者アンドレアと刑事マーカスの異なる背景を持つ2人のキャラクターを操作し、悪夢のような街「ローゼンフェルト」を探索して環境パズルを解き、調査や重要な会話の決断を下して進み、残忍な怪物と戦って生き延び、真実を明らかにしていきます。

特徴として、二つの対立する視点から映画的かつ登場人物の内なるトラウマ、喪失、執着といった成熟したテーマが織り込まれた壮大な物語を体験できます。

また、90年代後半の閉塞感を再現した不穏な空気と舞台環境は、懐かしくも新鮮な恐怖を味わうことのできる期待のサバイバルホラーゲームです。

  • 開発/パブリッシャー:Netrigo Game Studios

  • ジャンル:サバイバルホラー

  • 対応言語:日本語

  • 機種:PC(Steam)

  • 発売日:2025年10月13日

◆『6 rooms』(Steam)

本作は、一人称視点のホラーパズルアドベンチャー。プレイヤーは、ソ連時代の共同アパートメントに閉じ込められてしまい、そこから抜け出す方法を探ります。アパートには、長い廊下と6つの部屋があり、謎を解かない限り無限にループします。果たして、無事生還できるのか……。

特徴的なのは、旧ソ連時代の雰囲気に満ちた環境を探索調査し、パズルの謎を解くというゲームデザインです。ループから脱出するには、『8番出口』のように異常現象を見つけたら引き返すことと、部屋にある時計の動きを分析してヒントを探り、鍵を見つけ出すパズルが融合したゲームメカニクスとなっています。

また、ソ連兵のゴーストに追われることもあり、パズルとホラー要素どちらも味わえるようです。異変探し系が好きなプレイヤーにオススメな一作です。

  • 開発/パブリッシャー:UUE

  • ジャンル:パズルホラーADV

  • 対応言語:日本語

  • 機種:PC(Steam)

  • 発売日:2025年10月18日

◆『Cyan Heart(デモ版)』(Steam)

本作は、一人称や三人称視点ではない独特な「自撮り視点」を採用したホラーアドベンチャーゲーム。プレイヤーは、カメラで自身を撮影し続ける少女を画面越しに確認しながら、謎を解き、障害を回避し、進行方向が見えない独特な操作感で目標まで連れていきます。

舞台は、不安定なエネルギー“シアン”の侵食を食い止める何かがあると噂される放棄された施設。プレイヤーは、記録デバイス「CSZ8x2」で撮影や音声通信、ログの記録などさまざまな機能を駆使して、彼女の真の目的と「シアン」の正体に迫ります。

最大の特徴は、異色の「自撮り視点」での探索。このご時世、おそらくほとんどの人が一度は自撮りをした経験があると思いますが、あれって自分とその背後や周辺しか視界に入りませんよね。まさに、それこそが本作の「恐怖」ポイントであり、“進行方向が見えない不安”と“後方から何が映るか分からない”コワさが合わさった、ホラーゲームの革命といっても過言ではない発明だと思います。

また、3Dアニメ調のキャラクター造形や青緑色(cyan)を基調とした世界観、アンビエントミュージックなど、アートワークも素晴らしい。廃墟を探索するのが好きなプレイヤー、一風変わったホラーゲームが好きなプレイヤーにはとくに推したい一作です。

  • 開発/パブリッシャー:Shoei Sio

  • ジャンル:サイコホラーアドベンチャー

  • 対応言語:日本語

  • 機種:PC(Steam)

  • 発売日:2025年10月8日


◆『だる絡み背後霊』(Steam)

本作は、一人称視点の短編ホラーコメディゲーム。プレイヤーは、「スター除霊師」となって、お茶目な背後霊リュウジと一緒に呪われたお化け屋敷をぶっ潰しにいきます。

特徴的なのは、下ネタ&ギャグ満載のゲームプレイが楽しめること。「チ◯コ」とか「キ◯タマ」など、ギリギリアウトなワード連発なストーリーは、ほんとにホラーゲームなのか?と疑いたくなるようなコミカルさです。

とはいえ、トレイラーを見れば分かるように、リュウジをはじめ登場キャラはフルボイス搭載で、軽快なやりとりやドタバタ感がめちゃくちゃ面白そうです。「ギャグマンガ日和」に影響されているそうなので、同作が好きなプレイヤーや、サクッと短編ゲームを遊びたいプレイヤーに注目して欲しい作品です。

  • 開発/パブリッシャー:AlleyInn

  • ジャンル:ホラーアクションコメディ

  • 対応言語:日本語字幕/フル音声

  • 機種:PC(Steam)

  • 発売日:2025年10月16日

【今週の注目ホラーニュース】チラズアート祭り!!

★最新作『UMIGARI | ウミガリ』デモ配信開始!

2025年10月7日、数々の傑作ホラーゲームを制作するチラズアートが、新作ゲームを匂わせるポストを投稿しました。

ポストには短い予告動画が載っており、不気味な夜の海を舞台に、主人公らしき人物がボートで移動している様子が映し出されいます。しかも、片手には「銛(もり)」のような道具を装備しており、これで怪物と戦うのか、何に使うのかは動画からは不明です。

ひとつだけ判明したのは、いつものチラズ作品とは雰囲気がかなり異なる、ということ。この予告ポストにチラズファンは大歓喜。執筆時点で1万件以上のいいねを集める大反響ぶりでした。

そして翌8日に公開されたトレイラーがこちら。なんと、チラズアート最新作『UMIGARI | ウミガリ』は、海を舞台にした「釣りホラーゲーム」でした。しかも、発表に合わせてSteamにて体験版も配信開始!このサプライズに再びファンは熱狂したのでした。


ちなみに本作は、日本のどこかにある神秘的な海洋を舞台に、銛で魚を捕獲し、売却した資金をもとに漁船をアップグレード、さらに探索範囲を広げていくという内容です。

これまでの作品とは毛色の違うゲームデザインですが、筆者が実際にプレイしたところ、「チラズアートらしい」シュールで不条理なホラーを感じつつも、新境地となるような意欲作だと評価できました

製品版は近日登場予定とのことなので、まずは体験版を遊んでみてはいかがでしょうか。


★映画「夜勤事件」新ティザー映像公開!

上述した『UMIGARI | ウミガリ』の発表、デモ配信に加えて、先日全国公開が決定したホラー映画「夜勤事件」の新たなティザー映像も同時公開されました。なんという太っ腹なサービス精神。

映像は、舞台となるコンビニの明かりが突然消えたあと、「誰か」が店内に入ってきたチャイム音が妖しく鳴り響くという内容。実際に俳優が登場するわけではないのですが、映画の雰囲気を感じさせるものになっており、非常にワクワクしました。

映画「夜勤事件」は永江二朗監督を迎え、2026年全国で順次公開予定です。



さて、今週もさまざまな最新ホラーゲーム&ニュースをお届けいたしました。気になるホラーゲームはあったでしょうか。

来週もアナタの知らない世界へとお連れいたします……。

ライター:DOOMKID


ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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