
長年、野球ゲーム『MLB The Show』シリーズの開発を手掛けてきたソニー・インタラクティブエンタテインメント傘下のSan Diego Studioが、新たな求人情報を公開。その内容から、これまでの野球ゲームとは異なる、AAA級の新作PCタイトルの開発に着手している可能性が浮上しています。
◆PCに特化したグラフィックス専門家を募集

今回明らかになったのは、San Diego Studioが募集している「シニア・グラフィックスPCプログラマー」の求人です。
求人情報によると、この役職は「AAA級PCタイトルのビジュアルと技術的な品質を向上させる」ことを目的としており、PCに特化したリアルタイム・グラフィックスシステムの開発と最適化が主な業務内容とされています。

特筆すべきは、職務内容に「NVIDIA DLSS, AMD FSR, レイトレーシング」といった、最新のPCグラフィックス技術を統合・活用することが明記されている点。このことから、プロジェクトがハイエンドなビジュアル表現を目指していることがうかがえます。
◆『MLB The Show』とは異なる新規IPか

San Diego Studioは、これまでPlayStation Studiosの中でも『MLB The Show』シリーズを専門に開発してきたことで知られています。同シリーズは、近年ではXboxやニンテンドースイッチにも展開し、マルチプラットフォーム化も進められています。
今回の求人が、『MLB The Show』シリーズの本格的なPC版開発に向けたものなのか、あるいは全く新しいPC向け新規タイトルの開発を示唆しているのか、現時点では断定できません。しかし、求人内容には「PCに特化した開発」や「品質の向上」といった言葉が並んでおり、PCプラットフォームへの注力がうかがえます。
長年の開発で培った同スタジオが次にどのような世界を見せてくれるのか、今後の動向に注目が集まります。










