知育企業が挑む“考える楽しさ”の極致―空間を“繰り返す”2DパズルACT『CYCLIA JOURNEY』で一画面に秘められた幾何学的な美しさに触れた【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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知育企業が挑む“考える楽しさ”の極致―空間を“繰り返す”2DパズルACT『CYCLIA JOURNEY』で一画面に秘められた幾何学的な美しさに触れた【プレイレポ】

知育アプリなどを手掛けるWonderfy初となるオリジナルゲーム。

連載・特集 プレイレポート
知育企業が挑む“考える楽しさ”の極致―空間を“繰り返す”2DパズルACT『CYCLIA JOURNEY』で一画面に秘められた幾何学的な美しさに触れた【プレイレポ】
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Wonderfy Inc.は、2025年11月13日に2Dパズルアクション『CYCLIA JOURNEY(サイクリアジャーニー)』をSteamにてリリースします。本稿では、そんな本作の概要とプレイレポートをお届けします。

◆そもそもWonderfy Inc.って?

前述のように本作を手掛けているのはWonderfy Inc.。実は、普段からゲーム開発を主な事業としている企業……というわけではありません。

ホームページを覗いてみると「子どもから“知的なわくわく”を引き出す」会社との記述が。知育アプリ「Think!Think!」の開発や問題集や知育書籍の制作など、教育コンテンツを中心に手掛けているようです。

とはいえ、ゲーム関連の事業は本作が初めてというわけではありません。2025年7月に突如、発表・配信されたひらめきゲーム『ポケモンフレンズ』では、開発の一部および問題提供を担当したという実績を持ちます。


そんなWonderfy Inc.が“大人も夢中になって考えることを楽しめるゲーム”を目指して開発した、初のオリジナルタイトルが本稿でご紹介する『CYCLIA JOURNEY』です。

◆一画面を“繰り返す”一風変わったパズルアクション

本作は、2Dパズルアクションの中でもかなりシンプルな作りとなっています。操作は、左右の移動とジャンプ、そしてインタラクトのみです。

各ステージは1画面に収められており、鍵を拾ってから出口に触れるとクリア。ルールも単純明快です。

しかし、この画像を見てもらえれば分かるように、そのままでは鍵のある場所にたどり着くことができません。そこで重要になるのが、本作の肝である空間を“繰り返す”能力です。

ステージ内に配置された光の玉に触れることで空間の繰り返しが可能に。どの方向に繰り返すのかを自由に選択できます。

同じ一画面が何度も繰り返されています。
段差をつけて繰り返すことも可能。

繰り返された空間内には当然、操作キャラも配置されており、全員が全く同じように動きます。そのため、真横に空間を繰り返した状態で右の画面端へ進むと、左側から操作キャラが画面内に入ってくるというわけです。

これを駆使すると、越えられない壁を右に歩き続けて反対側から回り込むというアプローチが可能に。無事に鍵を手に入れることができました。

今度は上下かつ少しずらした状態で繰り返してみましょう。すると画面が階段状に繰り返されることになります。

このように配置すると、画面の上下がつながる仕組みになり、飛び降りると上から再出現するような挙動になります。高い位置にあって届かない鍵にも手が届くというわけです。

◆チャプターが進むと繰り返しのルールが変わる

ここまで見てきたのは全てチャプター1のステージでした。別のチャプターに進むと、なんと繰り返しのルール自体が変化するのです。

例えば、「繰り返しのたびに空間の大きさが変化する」というルールの下でプレイするチャプターがあります。このチャプターでは真横に繰り返すだけで、このようなことが起こります。

操作キャラも拡大・縮小されるので、別の画面の操作キャラを連れてくるとこのような現象も起こります。

このチャプターでは、大きな状態でないと届かない場所に鍵があったり、逆に小さな状態でしか通れない通路があったりと、空間の繰り返しに加えて“大きさ”の概念も駆使する必要があり、印象的でした。

さらに「繰り返しのたびに空間が90度回転した状態になる」というチャプターも。別の画面から連れてきた操作キャラにとっては地面の向き(重力のかかる向き)が変わるということになり、どの面が下向きになるとクリアにつながるのか、という点も考慮する必要があります。

難解なルールながら、その空間には幾何学的な美しさがあり、クリアしたときには形容しがたい達成感を味わうことができました。

なお、それぞれのチャプターにおいて最初の10ステージをクリアすることで、追加の10ステージと次のチャプターが開放されます。最初の10ステージはそれぞれのルールの特性を学べる易しめの内容でしたが、追加ステージはじっくりと楽しめる手応えのある内容でした。


よく観察すると、繰り返しのときに繋げるべき場所の幅が同じ大きさになるよう設計されていたりと、ステージ設計上にさりげないヒントが散りばめられており、気持ちよく取り組むことができました。

また、10ステージクリア後に開放される追加ステージは前述の通り非常に手強いものに。二次元空間を把握する能力が強く求められますが、一画面パズルという特性上、試行錯誤でどうにかなる範疇に収まっているのがちょうどいいバランスだと感じました。

パズルに自信のあるプレイヤーは、頭の中で全ての動きをシミュレートしてから挑戦してみるのも良いでしょう。逆に答えがなかなか思い浮かばなくても、いろいろと試しているうちに「こっち向きに繰り返すとうまくいきそうだな」と気付きを得ることができるはずです。

空間の繰り返しという視覚的な面白さとパズルとしての絶妙な難易度を兼ね備えた、完成度の高い作品でした。

『CYCLIA JOURNEY』は、PC(Steam)およびニンテンドースイッチ向けに本日2025年11月13日より配信中。価格は920円(税込)です。


ライター:kamenoko,編集:TAKAJO

編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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