深夜ラジオテーマのADV『シンヤノイズクラブ』は“脅迫事件”が待ち受けつつも…リスナーのネタ投稿に思わず笑ってしまう!【東京ゲームダンジョン10】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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深夜ラジオテーマのADV『シンヤノイズクラブ』は“脅迫事件”が待ち受けつつも…リスナーのネタ投稿に思わず笑ってしまう!【東京ゲームダンジョン10】

シナリオの地力を感じさせられる一作でした。

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深夜ラジオテーマのADV『シンヤノイズクラブ』は“脅迫事件”が待ち受けつつも…リスナーのネタ投稿に思わず笑ってしまう!【東京ゲームダンジョン10】
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突然ですが、深夜ラジオには独特のノスタルジーと神秘性が存在しています。お便りの投稿者はどんな人間か、ラジオDJはどんな表情をしているのか……声のみの世界で発信者と受け手が、緩く疑似的に双方向で繋がる世界です。

「東京ゲームダンジョン10」に出展されていた『シンヤノイズクラブ』は、そんなラジオの世界で繰り広げられる物語を体感するADV。謎の脅迫者の要求を満たすために、一晩だけのラジオDJとなり番組を運営していきます。本稿ではレポと同時に開発者「仕様です。」氏へのインタビューをお届けしていきます。

◆シナリオの地力を感じられる“引き込まれる世界観”

『シンヤノイズクラブ』は、突発的なアクシデントによって一時的にラジオを預かることになった局員(主人公)が謎の事件に巻き込まれていく、ミステリーADV。謎の存在から脅迫を受けて、その人物から支持される“トレンド入りしろ”などの課題をこなしつつ、一晩の深夜ラジオを切り盛りしていきます。

今回のデモ版で味わえたのは、その前段となる“主人公がラジオ局員(AD)になる前、大学時代に行っていたラジオDJ時代”のミニストーリーです。ここではまだ事件は起こっておらず、のんびりとリスナーの投稿を読み上げていくことになります。ADVの導入部分ではありますが、非常に読み応えのあるシナリオで驚かされます。今回体験できたのは『シンヤノイズクラブ』の世界観をほんの少し掴める程度だったのですが、それでもグッと作中世界に引き込んでくれました。

たとえばリスナーから寄せられるお便りでは「就職活動に大事な三つの注意点」などが説かれるわけですが、かならずボケが入ります。真面目な話かと思わせておいて急展開するネタ寄りのお便り……これが読み手を惹きつけます。「なんでこんなに上手い言い回しが出来るのでしょうか?」と思わず「仕様です。」さんに聞いてしまったほどでした。

そして右上に表示されている“それを一緒に聞いている他のリスナーの反応”も秀逸です。ここでツッコミが流れてくるので、ゲーム内リスナーの声に共感でき、奇妙な一体感を感じられるのです。ADVを読み進める没入感が、コメントを観るときに俯瞰的な感覚となっています。これが独特の雰囲気を形成するのに一役買っているのかもしれません。

そして作品の雰囲気も魅力的です。出展ブースには、ウラベ・ロシナンテさんが描いたキービジュアルが飾られていますが、こと世界観に関して言うならこのイラストにグッと来た方がそのままハマる率が高そうです。少なくとも筆者はそのひとりでした。

『シンヤノイズクラブ』の本筋では、ラジオDJとして脅迫者の要望に答えながら「トレンド入りするためにはどういった手段を使うべきか」などと悩んでいくことになるようです。聞いた話では、“他のラジオが盛り上がったためトレンド入りが難しくなる”などの展開も待っている様子。

シナリオ面ではADVとしての地力のようなものを味わえ、さらにはこの先に待ち受けるであろうミステリー部分にも期待が高まる『シンヤノイズクラブ』。完成が楽しみです。続いては開発者の「仕様です。」氏へのインタビューをお届けしていきます。

◆ほぼ一人で手掛けている『シンヤノイズクラブ』。予定されているシステムについても聞いた。

――まずはあらためて、『シンヤノイズクラブ』のご紹介をお願いします。

仕様です。:『シンヤノイズクラブ』は基本的にはADVゲームで、簡単な操作でゲームを進めていくことになります。ただ、今回のデモには入っていなかったのですが、本編ではもうちょっとインタラクション的に工夫する要素を入れたいと思ってます。

ストーリーでは、謎の脅迫者からの「一晩でこの番組をトレンド1位にしろ」などの要求をこなしていくことが目的となります。とはいっても主人公のラジオはマイナー番組で、そう簡単にはクリアできない目標です。そこでSNSのトレンド1位を目指すために「(ストーリー冒頭で)逃げたあいつを連れ戻せれば盛り上がる!」など、散りばめられたヒントから何すればよいのかを推理していく内容となります。

――制作体制について教えてください。

仕様です。:全部私ひとりで制作しています。音楽に関しては、僕ともう1人でバンドをやっていますので、そちらで作った曲をそのまま使っています。イラストはウラベ・ロシナンテさんに描いてもらって、それ以外は、完全に1人で作ってます。

――影響を受けた作品はありますか?

仕様です。:ゲームに限らずで言うと演劇「ラヂオの時間」などのテンポよい会話劇を参考にしています。

――ゲームには「台本」というシステムもあるようですが、ここについて教えてください。

仕様です。:台本には最初どんな予定で放送が決まってるかが記入してあります。だけど物語はどんどんアドリブで展開されていくのですね。当初の予定からどのぐらい逸脱したかっていうのが、赤ペンみたいな感じで記入されていく。今まで自分がどういう判断を行ってきたのかがわかるシステムになっています。

――今回は、ありがとうございました!


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ライター:高村 響,編集:みお

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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