本稿はゲーム内容に関する記述を含んでいます。
閲覧の際にはご注意ください。

2025年9月25日に発売されたシリーズ最新作『SILENT HILL f』。初週の出荷本数がリメイク版『SILETN HILL 2』のペースを上回る最速100万本を突破したり、登場キャラクター「狐面の男」がSNSで話題になるなど、今最も注目すべき作品です。
『SILENT HILL f』は、従来のアメリカの田舎町を舞台とした作品群から大きく舵を切り、日本を舞台に選んだ点で大きな話題を集めました。ゲーム内に登場する主な舞台のひとつ、架空の「戎ヶ丘町(えびすがおかちょう)」のモデルとして明示されているのが、岐阜県下呂市金山町に実在する「筋骨エリア」と呼ばれる路地空間です。
そんな『SILENT HILL f』をさらに深堀りするため、筆者が実際に岐阜県下呂市金山町を訪れ、一泊二日の取材を敢行し、数々の“聖地スポット”を巡礼。本稿では、金山町の魅力を前編・後編に分けたっぷりとお届けいたします!
ということで、前編では「筋骨路地」を中心に、最適プレイスポットや古民家宿泊などをご紹介してきました。そして後編となる二日目はさらに探索範囲を広げ、金山町が誇る古代の神秘的パワースポット「金山巨石群」、悲劇の“黄金姫伝説”が残る荘厳な「鶏鳴滝」、ゲーム内の鳥居やお稲荷様がそっくり鎮座する「菅生稲荷神社」など、「歴史と伝承」にまつわるスポットを巡礼!金山町の伝説とミステリーに迫ります。
ちなみに、1日目をサクっと振り返る動画を作ったので、ぜひご覧ください!
◆「筋骨」の次は「パワースポット」!金山町の“歴史と伝承”の謎に迫る

『SILENT HILL f』の魅力は、60年代の日本を舞台にしていることや、ゲーム内において象徴的な「彼岸花」が示すように、幻想的で美麗な数々のロケーションとは対照的に、バケモノで溢れたグロテスクな風景の、“美しいがゆえにおぞましい”強烈なビジュアルが多くのファンを惹きつけた大きな要因だと思います。
しかしそれだけでなく、舞台となる「戎ヶ丘町」での稲荷信仰や蔓延する奇病、至るところで見つかる狐の祠や像、記された奇妙な言い伝え、そして「狐の嫁入り」を基に、主人公雛子の揺れ動く“選択”を見事に描いており、その謎めいた秀逸なストーリーや世界設定なども注目を集めました。
ところで、金山町は江戸時代から宿場町として栄えた長い歴史があります。…ということは、本作のインスピレーション源となったこの金山町にも、『SILENT HILL f』みたいな何かしらのミステリーな伝承や伝説があるはず!そう推理した(こじつけた)筆者でしたが…はたして。


古民宿「恩家」で一日目の疲れをしっかりと癒やし、二日目の朝を迎えました。時刻は午前8時30分、恩家特製の美味しい朝食をいただいて取材のエネルギーを充填します。白米と味噌汁、お新香、そしてジューシーなウインナーにフワッフワのだし巻き卵が絶品で最高でした。
取材時間にも限りがあるため、名残惜しくも9時半頃に恩家をチェックアウト。さっそく金山町のミステリーを深堀りしたいところですが、まずどこへ向かえばいいやら見当がつかず。とりあえず、アテもなく町をブラつくことにします。

しばらくしてハッと思い出したのが、初日の「筋骨めぐり」ツアーでガイドの岡戸さんが教えてくれた「金山巨石群」というパワースポット。縄文時代の史跡「岩屋岩蔭遺跡」内にある古代の遺構で、その神秘的な姿が特徴的なため映画の舞台地にも選ばれています。
また、巨石は太陽の運行と深く関わっており、夏至や冬至などの特定の日に、石の隙間から差し込む光によって正確な暦を測る「カレンダー機能」を有していたのではないかという伝承があります。

しかしながら、巨大な石を誰がどうやって運搬し組み立てたのか…世界中に存在する巨石文明同様に、真相はいまだ謎に包まれている模様。これは金山町のミステリー探訪にピッタリの話じゃなかろうか!

巨石群へ行く前にやって来たのは、こちらの「タグチミート」さん。岐阜県の特産品であるブランド牛「飛騨牛」や国産牛を買うならココ!素敵なご家族が経営されている地元に欠かせない精肉店です。

時間がある内にお土産を購入しようと思い立ち寄ったのですが、遠方からのためさすがに肉類を買うのは難しいよなぁ…と思案していると、親切な女将さんが「今が旬なんですよ」と“天然鮎の一夜干し”をススメてくれたので購入することに!新鮮な鮎がめっちゃ美味そう…これなら一日くらいなら腐らないし、金山町は鮎漁が盛んなのでお土産として最適ですね。
女将さんと取材の話を含め雑談していたところ、「このあたりなら“横谷峡の四ツ滝”の伝説とか、中津原にある神社の言い伝えとかが面白いですよ」と有力な情報を教えていただきました。ムムッこれは非常に興味深い。ネットで軽く調べてみると、金山町には巨石群をはじめさまざまな伝承が各地にあるようです。

よし、これはもう行くしかねえ!ワクワクするようなミステリーを求め、さっそく車を走らせることに…!
◆ゲームの世界がここに?!神秘的な巨石群、荘厳な滝、稲荷神社など大自然を巡るミステリー大冒険!
※二日目のダイジェスト動画も作ったので、ぜひご覧ください!
★金山巨石群

まず訪れたのは、「岩屋岩陰遺跡(いわやいわかげいせき)」にある金山巨石群です。金山町からは、県道86号線を北上して車で約20分の場所になります。県指定の史跡のため周辺はしっかりと整備されており、遺跡前には駐車場があるのでアクセスしやすいです。

繰り返しになりますが、この金山巨石群は「岩屋岩蔭遺跡巨石群」「線刻石のある巨石群」「東の山巨石群」の3つの巨石群の総称で、遥か5000年前の縄文時代に造られたと言われる屈指の観光スポットです。本来ならすべて見て回りたかったのですが…時間的に断念しました。


遺跡内には、巨石がいたるところに屹立しています。こうして実際に目の当たりにするとその存在感に圧倒されますね…!

見た目のインパクトも凄いですが、先述したように巨石群は、石の隙間から差し込む太陽の光を観測することで、太陽の通り道(太陽軌跡)を把握し、一年の日数や季節の変わり目などを知るための「カレンダー」機能を持つ、“古代の天文台”として使われていた可能性があるとのこと。
日本で考古天文学的調査が行われた最初の遺跡でもあり、その調査によってイギリスのストーンヘンジ同様、「太陽暦」のように設計されていたのではないか、という事実が明らかになっています。さらに発掘調査によれば、当地には縄文時代早期から江戸時代の遺物が出土しており、これは山深い場所にある岩屋遺跡に古代から人が住んでいたことを示唆しているようです。

取材中はあいにくの雨模様だったのですが、もし快晴であれば時間帯によって石のすき間から神秘的なスポット光を観察できます。この神秘体験も「筋骨めぐり」と同じくツアーガイドが行われているので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

また、遺跡内には「妙見神社(岩屋神社)」という神社が鎮座しています。その荘厳かつ神秘的な佇まいは本当に圧巻です。
そして長い参道を登っていくと鳥居があり、その先に巨石が見えます……!!


この本殿は昭和47年の岩屋ダム建設に伴い、下流にある祖師野八幡宮に合祀され、いわゆる飛地境内となっているとのこと。
なぜここに祀られているかというと、当地に伝わる「狒々(ヒヒ)退治伝説」と関係があります。ざっくり説明すると、鎌倉時代に源義朝の長男・善平(悪源太善平)という男がおり、村を脅かしていた怪物を名刀「藤捲の太刀」で退治しました。しかし、山の方へ逃げた怪物を追ってたどり着いた場所が、この岩屋岩蔭遺跡だったらしく、追い詰めて討ち取った怪物の正体はなんと数百年を経た真白い狒々(巨大な猿の妖怪)だったのです。
そして村には平穏がおとずれ、善平は狒々退治の太刀を神宝として祖師野八幡宮に納め、代わりに岩屋遺跡のほうは神社を祀った…という伝説です。


伝説やロケーションそのものは『SILENT HILL f』に直接登場することはありませんが、参道脇にあった「境内社(本社より小規模な神社)」や祀られている巨石など、ゲーム内にはこれらを彷彿とさせるオブジェクトが多数存在しています。
やはり、ここもゲームのインスピレーション元になっているのでしょうか。まさに金山町の歴史と伝承を実感できる、神秘とロマンの詰まった聖地スポットでした。
スポット名:金山巨石群(岩屋岩陰遺跡)
所在地:岐阜県下呂市金山町岩瀬高平
駐車場/トイレ:近辺にどちらも有り
最寄バス:乙原(おっぱら)または 八坂(はっさか)/岩屋ダム方面は「乙原」が終点
問い合わせ:金山町観光協会 TEL.080-3637-2201 FAX.0576-32-3543
★子守金神社

さて、次に訪れたのは珍しい風習のある「子守金神社(こもりこんじんじゃ)」です。金山町中心部からは車で約15分くらいの北西エリアにあります。
子守金神社は金山町の指定有形民俗財で、古くから三宝大荒神が祀られ「子守の神」として信仰されてきました。言い伝えによると、その荒神に祈れば重い病にかかった子供を回復してくれるご利益があるとのことで、とりわけ咳に関した病気や百日咳などから回復した折は参拝し、“鶏の焼き物”を奉納するという慣わしがあります。


目的の神社は集落から奥まった場所にあるようなので、山道を登っていきます。


深緑の植物が鬱蒼と茂る道を滑らないよう慎重に登っていきますが、体感的に結構距離があったように思います。雨が降っているのも相まって、少し霧がかった周辺環境はまさに『SILENT HILL f』のような雰囲気で最高…!あいにくのお天気も悪いことばかりじゃないですね。

あまりの壮観な景色に感動したので、途中で記念写真を一枚パチリ。見返したら、怪しすぎるオッサンが山道に立ってる絵でした…我ながらすげぇ気味悪い。
そして10分ほど先へ進んで行くと……

子守金神社の本殿……!
木々に囲まれた空間にひっそりと佇む姿は、本当に神秘的です。その神聖さに思わずたじろいでしまいます。

最後の石段を登っていき、ようやく本殿前に到着。

本殿内には、回復祈願の「鶏の焼き物」がズラリと奉納されています。大きくてリアルなものから、デフォルメされた可愛らしいものまで、その風景は圧巻で信仰心の深さを物語っています。

ここも直接ゲームに登場することはありませんが、『SILENT HILL f』における戎ヶ丘町の「稲荷信仰」と、子守金神社を訪れこのように願掛けしていく人々の信仰心は、やはり根底で繋がっているのではないかと、しみじみと思いました。

そしてお賽銭を納めこちらにお邪魔した謝意をしっかりと伝え、神社を後にしたのでした。
スポット名:子守金神社
所在地:岐阜県下呂市金山町諏訪
最寄バス停 :飛騨金山温泉 (バス停から西の山手に入る)
注意事項:山ヒルが出るので肌の露出を避けること
★下原八幡神社(両面宿儺伝説)

さて三箇所目にやって来たのは、特殊な位置に鳥居が鎮座する「下原八幡神社(しもはらはちまんじんじゃ)」です。
この神社は、仁徳天皇の時代(およそ1600年前)に創建されたといい、御祭神は応神天皇です。伝承によると、日本書紀に登場する「一つの胴体に二つの顔と四本の腕・足を持つ異形の怪物」いわゆる“両面宿儺(りょうめんすくな)”に関する伝説があります。両面宿儺自体は、大ヒット漫画「呪術廻戦」で一躍メジャーになりましたよね。

その両面宿儺は、飛騨国に住む「武勇に優れた英雄的人物」とも謂われており、大和朝廷に背いたせいで武振熊命(たけふるくまのみこと)に討伐された、と記されています。このように、異形のバケモノとしても、武勇に優れ地元の民に崇拝された指導者としても二つの側面を持っているのです。
『SILENT HILL f』では、雛子の揺れ動くアイデンティティと心の葛藤を描き出していますが、さまざまな場面で「美しさ」と「醜さ」のどちらかの選択を迫られるのは、二つの顔を持つ両面宿儺伝説とも通じるものがあると感じました。


また凄いのは、境内を横切っている線路。2つの鳥居を挟むように「八幡踏切」が存在しており、その光景はかなり特殊です。時間帯によっては、ここをJR高山本線の車輌が駆け抜けようで、めちゃくちゃ迫力満点とのこと。残念ながらそれは見れませんでしたが、非常に印象的なロケーションでした。


スポット名:下原八幡神社
所在地:岐阜県下呂市金山町中津原字佃
駐車場:有り トイレ:無し
最寄バス停:1.マツオカ前 (スーパーマツオカから北へ約1.3km、徒歩約20分/下原トンネルを潜らず、右手、下原小学校方面へ-飛騨川・中橋を渡り左折)2.JR飛騨金山駅から北へ約1.6km、線路添いを 徒歩25分
★菅生稲荷神社

続いてやって来たのは、「菅生稲荷神社(すごういなりじんじゃ)」。こちらは金山町ではなく、岐阜県と富山県を結ぶ国道41号線を1時間半ほど北上したところの飛騨市古川にあります。

ちなみに道路の反対側には、茅葺き屋根と昭和レトロな雰囲気が良さげな「旧ドライブイン数河(すごう)」があるのですが、残念ながら2019年に閉鎖されています。

入り口の大鳥居の両脇には、耳と尻尾がフサフサなお稲荷様が鎮座していました。それにしてもこのお稲荷様、デカい。ご尊顔もまゆ毛がキリッとした立派な顔立ちです。
なだらかな山道を抜けていくと、階段が見えてくるのですが、ここからがこの神社のスゴイところ。

なんと、拝殿までの階段にはいくつもの鳥居が建てられていて、その姿はまるでゲーム内の世界のよう。おそらく、直接のモデルは伏見稲荷大社の「千本鳥居」をモチーフにしているかと思いますが、菅生稲荷神社の重なり合った鳥居も圧巻です…!!


階段を登った先には、小さな拝殿が鎮座していました。入り口と違って、こちらの狐は全体的にスリムかつ眼光が鋭くてクールな印象。比較してみると、ゲーム世界の「社殿」に登場する狐像にソックリ!
この菅生稲荷神社をモデルにしているわけではないと思いますが、やはり『SILENT HILL f』という作品と、神社というスポットは切っても切り離せない密接な関係なんだな~と改めて感じたのでした。
スポット名:菅生稲荷神社
所在地:岐阜県飛騨市古川町数河
駐車場:有り
アクセス:旧ドライブイン数河の道向い
★横谷峡 四つの滝(黄金姫伝説)

さあ最後に訪れたのは、荘厳な景色が広がる「横谷峡 四つの滝(よこたにきょう よつのたき)」。この横谷渓谷は、馬瀬川の支流である白山町(白山神社)の横谷川入り口から約1kmのところに位置し、まず一つ目の「白滝(落差17m)」があり、さらに50m のぼると「二見滝(落差13m)」、300m先に「紅葉滝(落差9m)」、そして最奥には「鶏鳴滝(落差33m)」を有する、金山町屈指のパワースポットです。

また四つ目の「鶏鳴滝(けいめいだき)」には、秘宝とされる鶏を探しにこの滝へたどり着いた「黄金姫伝説」という伝説があります。2006年にはその黄金姫を偲ぶ「黄金姫街道」が新設され、紅葉滝まで川沿いを歩くウォーキングコースとなっています。
簡単にこの黄金姫伝説をご紹介します。遠い昔、京の都から落ち延びてきた美しい姫が、恋人を追ってこの地を彷徨い、病に倒れてしまいます。姫は「この美しい滝の守り主である黄金の鶏に会いたい」と願いました。姫の死後、滝つぼの上に大きな観音様が現れ、その姿は黄金の鶏の輝きに包まれていたとされています。村人たちは姫を哀れみ、亡くなった場所近くの小高い丘に葬り、「ひめづか」と名付けたと伝えられています。


周辺はウォーキングコースにもなっているため整備されているとはいえ、綺麗な小川や苔のむした階段など、手つかずの大自然に圧倒されます。何より空気が清浄で素晴らしい。

そして遊歩道をしばらく歩いていくと――

一筋の落水が美しく映える、「白滝」が姿をあらわしました。
落差は17メートルとあまり高くないにも関わらず、滝壺にしたたる水しぶきや流れ落ちる様子は、まさに神秘そのもの。その流麗な景色に心を奪われたのでした…。


不思議だったのは、滝の左側の空間にあった「謎のお供え物」。苔だらけの階段脇に、変わったカタチの岩が突き出しており、その岩陰にとても小さな「リンゴ」などの果物と、今にも消えそうな「ロウソク」が数本供えてあったのです。
「何か」を祀るかのように置いてありましたが、誰がどんな目的でそうしたかまったくの謎。ネットで調べてみても、手がかりは掴めませんでした…。知っている方がいたらぜひ教えて下さい。

本来なら「鶏鳴滝」まで足を運びたかったんですが、あまり時間がないため断念。後ろ髪を引かれる思いで白滝を去りました。
しかしこうして実際に聖地スポットを巡ってみると、普段の生活では摂取できない、その場所にしかないパワーをもらえる気がしますね。慣れない取材旅行でしたが非常に有意義なひとときを過ごせたと思います。
スポット名:横谷峡 四つの滝
所在地:岐阜県下呂市金山町白山町
駐車場:有り
トイレ:有り(ひとつめの白滝の手前にあります)※但し冬期は閉鎖しています
最寄バス停:滝口(横谷峡 四つの滝入口)
注意事項:周辺は夏~秋にかけて蛭(ヒル)が発生するので肌の露出は極力避けること
◆焼豚マシマシ絶品ラーメンや愛され大衆食堂など、岐阜グルメを堪能!

取材する傍ら、筆者はさまざまな飲食店に立ち寄り「岐阜グルメ」を堪能しました。岐阜県といえば、ブランド牛の「飛騨牛」や地元の鶏肉を使った肉料理、長良川の鮎料理、そして朴葉味噌や五平餅といったソウルフードなどなど、金山町のみならず県全体に美味しいモノがあふれる「グルメ」な地域です。
ということで、最後はとくに印象深かった「岐阜メシ」をご紹介いたします!
★丹波産の黒豆大福が自慢!「餅倖 もちこう」

まず筆者が1日目に立ち寄った店が、こちらの老舗和菓子屋「餅倖(もちこう)」さんです。看板商品である「黒豆大福」は、丹波産黒豆がごろごろと入った柔らかな餅に、つぶあんがぎっしり詰まった自慢の一品。甘さ控えめな豆の食感と、餅の柔らかさのバランスが絶妙!お土産にしようと思ってましたが、ついつい何個も食べてしまうオイシさでした。

他にも、かしわ餅や栗きんとんなど伝統的な和菓子も販売しており、どれもめちゃくちゃ美味そう…!添加物を一切使わず、職人さんが毎日手作りしているとのこと。
「筋骨めぐり」ツアーでも本店に立ち寄ることもあり、とくに「黒豆大福」は早々に売切終了となることもあるのだとか。確実に手に入れたい場合は予約するのが良いみたいですね。
店名:「餅倖」
所在地:岐阜県下呂市金山町金山1935
営業時間:09:00~17:00(売切次第終了)
定休日:火曜日
最寄駅:JR高山本線 飛騨金山駅から徒歩10分
お問い合わせ:0576-32-2228 *お電話の際はかけ間違えのないように
★たっぷりチャーシューがウマすぎる!「焼豚ラーメン 三條」

さて次にやって来たのは、岐阜県羽島郡笠松町にある「焼豚ラーメン 三條」さん。焼豚ラーメン三條は、羽島郡の本店を中心に複数店舗(葛飾店・各務原店など)を展開している人気ラーメン店です。
店舗ごとに限定メニューや雰囲気の違いがあり、地域に根差した営業スタイルが高く評価されています。また、女性スタッフの接客や温かい雰囲気も評判で、特にモデルばりの美人店員「竹内綾音」さんがラーメンを作る姿は、TikTokなどのSNSで話題となっています。残念ながら筆者はタイミングが合わず、拝見できませんでしたが…。

気になるメニューはこの通り。「焼豚ラーメン」は、創業以来継ぎ足している濃厚なタレで仕込んだ上質なチャーシューと、醤油ベースのスープが特徴的な看板メニューです。ほかにも、「半チャン(半チャーハン)」や「ベト皿(ベトコンラーメンの具材を皿に盛ったもの)」、「どて煮」などサイドメニューも充実しています。
筆者が頼んだのは、もちろん「焼豚ラーメン」。ちょうどお腹ペコペコだったので大盛りにしました。待つこと5分、やってきたのは…

見よ、このどんぶりを覆い尽くす大量のチャーシューを!
「す、スゲェ…!!」思わず声が漏れ出るほど。なんだか器が黄金に光ってる気がするぜ…!まあ気のせいだけど。
麺がまるで見えない圧倒的ボリュームにビビります。さあ肝心のお味のほうは…?もちろんメッチャクチャウマい!スープはさっぱりとした醤油味ですがしっかりとコクがあり、麺は通常の中華麺でもっちりとしてコシがある感じ。
そして、チャーシューは香ばしくトロトロとした食感で、やはり非常に美味しい。単体でも絶品ですが、麺と絡ませると旨味が倍増しますね。惜しむらくは、「にんにく」をトッピングしたかった…まあそれは次の機会ということで。
とにかく、本当にオススメの激ウマラーメンでした。岐阜県に訪れた際には、ぜひとも味わっていただきたいと思います。
店名:「焼豚ラーメン 三条本店」
所在地:岐阜県羽島郡笠松町北及658 メゾンG5 1F
営業時間:月曜日~日曜日 11:00~23:00
最寄駅:名鉄笠松駅から3.5Km
駐車場:有り 20台
お問い合わせ:058-372-6971*お電話の際はかけ間違えのないように
公式アカウント:X→https://twitter.com/sanjyoyakibuta インスタ→https://www.instagram.com/yakibuta_sanjyo
★あの“孤独のグルメ”に登場!地元に愛される「大安食堂」

最後に向かったのは、岐阜県下呂市にある大衆食堂「大安食堂」さん。テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメseason10 6話」に登場したことでも注目された、地元の方々に愛されているアットホームな食堂です。
確かに、筆者は昼のピーク時をとっくに過ぎた午後2時半頃に訪れましたが、当然のように行列が出来ていて、その人気っぷりを目の当たりにしました。また、家族連れから一人客まで、老若男女がひっきりなしに「大安食堂」へやってくる様子は、まさに昔ながらの地域に根差した欠かせない場所であることが伺えました。

さて、大安食堂の名物メニューといえば、一口大にカットした鶏肉や豚バラ肉を、キャベツなどの野菜と一緒に特製の味噌ダレで絡めた鉄板焼き「けいちゃん」「とんちゃん」が特に有名です。それらは、大安食堂初代女将「大坪安美」さんが独自に開発したものだとか。
ほかにも、上等なラム肉を使用した「マトン焼き」、牛肉と玉ねぎを炒めた「牛ちゃん焼き」、さらにカレーライスやうどん、納豆定食などメニューが豊富なところも魅力的です。また、定食のご飯がおかわり自由なことも嬉しい限り。
今回筆者が頼んだのは……

「とんちゃん定食」に「うどん」をトッピングした大人気の定番メニュー!シンプルな見た目ですが、これがもうとんでもなく美味しい。独特の風味がある味噌ダレがたっぷりかかったうどんと、柔らかくてジューシーな豚肉が舌の中で絡み、キャベツと玉ねぎの甘みが溶け合っていて最高&最高。特にご飯との相性は抜群です……!
周りをチラっと見てみると、お客さんの多くがこの定食×うどんトッピングで鉄板焼を楽しんでおり、人気メニューなのが分かります。もちろん、お味噌汁やタクアンなどのお添え物も大衆食堂ならではの素朴な味で美味しく、一気に食べ終わったのでした…ご馳走様。
店名:「大安食堂」
所在地:〒509-2518 岐阜県下呂市萩原町上呂876
営業時間:9:00 ~ 21:30 (ラストオーダー21:00)
定休日:第1、第3水曜日
最寄駅:上呂駅
駐車場:有り 大型車10台、普通車15台
お問い合わせ:0576-54-1456 *お電話の際はかけ間違えのないように
公式HP:http://daianshokudou.com


こうして、長いようで短かった一泊二日の岐阜旅行も終わりを迎えました。行きと同様、帰りも激しく雨が降り続けていましたが、無事取材を完了できた充足感と旅の余韻に浸りながら帰路に着いたのでした…。
さてさて、前後編に分けてお送りした『SILENT HILL f』聖地巡礼企画いかがだったでしょうか?!個人的に初めての取材旅行だったのもあって、機材が故障したり、アポ取りだったり…良いことばかりでなく、さまざまなトラブルに見舞われ己の未熟さが露呈した旅でもありました。やはり事前にしっかり計画することが大切ですね。
とはいえ、旅行中は終始楽しい時間を過ごせたし、何より『SILENT HILL f』という作品と、岐阜県金山町の素晴らしさを深く知ることが出来て非常に良い経験となりました。そして最後までお付き合いくださった読者の皆様、本当にありがとうございました!!前回の記事でも、あたたかいコメントを頂いてとても励みになりました。ぜひ本記事でも感想いただけると嬉しいです。「こんなことをやって欲しい」とか「あの作品の聖地に行って欲しい」みたいな要望もお待ちしております!

















